iPhone 5のバッテリー交換を断られた話

iphone-5s-hero-l-201311私のiPhone 5は1年ぐらい前から不意に電源が落ちるようになりました。多いときは1日に数回も。どうやらバッテリーがへたってくると起こる現象のようです。そのため目覚まし用途には怖くて使えません。

本当は保証期間内に修理・交換してもらうべきだったのですが、何となく時期を逸してしまい、思い立ったときには手遅れでした。

このままiPhone 6が発売される秋まで騙し騙し使い続けることも考えたけど、この際、バッテリーを交換することに。せっかくだから加入中のSoftBankの「あんしん保証パック」の権利を行使しようと思って。なんでも通常7,500円のバッテリー交換費用が85%還元になるそうで、自己負担が1,200円ぐらいなら今からでも払ってもよかろうと。

そこでAppleの正規サービスプロバイダであるクイックガレージ池袋店に持って行き、先方のMacBook Airと接続してiPhone 5の状態を診断してもらったところ「バッテリーの問題ではない」という結果。フル充電後の「経過時間」と「使用時間」の値が等しく、それは本来あり得ないのだとか。そんな時間表示を気にしたことはなかったけど、確かにそうですね。

よってバッテリーの不全で電力供給が途切れて電源が切れているのではなく、システム内のエラーが発生して強制シャットダウンが起こっているっぽいとのこと。経過時間表示がおかしいのもシステムエラーの影響の一端か。そういや問題の現象が出ていたときは、いきなり画面が真っ暗になるのではなく、しばらく表示が固まってから再起動していたものなぁ。

結局、クイックガレージの担当の店員さんがiPhone 5を初期化(自分でできる通常の方法よりも強力らしい。MacのPRAMクリアみたいな感じかな?)してくれ、「2〜3日このまま使ってみて」と言い渡されて帰ってきました。

その後、店員さんの言いつけを守ってMacのiTunesからの復旧をしないまま3日ほど経過をみたところ、不意の再起動は起きなくなりましたね。目覚ましのアラームが三日とも機能しました。「経過時間」と「使用時間」も違っています。あの強力なリセットがシステムの不具合もリセットしてくれたのでしょうか。

さて、約束の3日が経ったので、iTunesのバックアップから復旧させてみました。そうしないとLINEやメッセージの履歴が引き継がれないので。店員さんに「ひょっとしたらシステムの不具合まで復旧してしまう可能性も」と言われてたけど確かにそうでしたね。「経過時間」と「使用時間」は見事に一致します。後で調べたら、どうやら「バッテリードレーン」という現象らしく、これが出るとバッテリーの消費を加速する場合もあるそうな。

でも今のところ再起動はなくなったし、とりわけバッテリーの減りが早いとも感じないので、時間表示は気持ち悪いけど、ひとまず解決。

何だ、0円で解決するならもっと早くやるんだった。というか補償期間内に対処しておけば、あれこれ考えることもなかったのだけど。

まあ、不意にiPhoneが再起動する問題はAppleStoreなり正規代理店なりに持って行けばあっさり直るかもって話で。

旅の小ネタ

私の特技(?)は南国の旅先で現地人に同化すること。薄曇りの日が3日もあれば現地在住の日本人並の黒さになれるので。

過去には、例えばパラオで日本人観光客に「日本語通じるんですか!?」と驚かれたり、グアムでは空港職員に「おまえはここのローカルだろう?」と言われたり。

ミクロネシア方面だけではなく、フィリピンでも現地の人に「あんた本当に日本人?」的に訊ねられることもしばしば。

そういや沖縄に行っても「ウチナンチュみたい」と言われます。見るからに南方系なんでしょうね。大昔、北回りで大陸から渡来した弥生人ではなく、もっと昔に東南アジアから海流に乗って日本に辿り着いた縄文人の血が濃いのかも。

そんなわけで、先日のインドネシアでも帰りのガルーダ・インドネシア航空の国内線で、機内食を選ばせてもらう際にCAさんに一言も理解できない言葉で話しかけられました。インドネシア語だったのでしょう。困った私が「Please once again. 」的なことを言うと「Oh.」と驚かれたものの、その後は英語で言い直してくれました。まあ「ビーフ or チキン?、お飲みものは?」ぐらいのことだけど。

ガルーダ・インドネシア航空の機内食
15時台の3時間かそこらの国内線でも機内食が出ます。 ちゃんとAsliサンバルも付いてます
ガルーダ・インドネシア航空の機内食
その後もあんパンが出ました

そしてさらにジャカルタから乗った羽田行きのANA便では、日本人のCAさんから、何も訊かれずおもむろに税関への申告書類などを二枚渡されました。そう、外国人向けの英語バージョンです。一週間ちょっといたので、すっかりインドネシア人っぽくなっていたのかも。

そんな私ですが、マクタン島の田舎町を一人で歩いているときには、やっぱり「マッサージ、マッサージ」と言って近づいて来る人がいます。そんなときの私はたいてい着古したTシャツ・短パンにサンダル履きという貧相な姿ですが、それでも現地の人にしてみれば日本人観光客に見えるのでしょうね。もう少しくたびれた服装にすれば、わずらわされることもなくなるかな。

「スマ放題」に騙された

「スマ放題」にはごまかされんの続きです。

スマ放題

先日、SoftBankが新サービス「スマ放題」の一環で「データ定額パック2(2GBまで3,500円)」を発表し、てっきりライトユーザーなら現状5,200円/月のデータ通信料を3,500円に抑えられるのかと思っていたら、どうも違うみたい。「データ定額パック2」に申し込むには「通話し放題!(月2,700円)」への契約も必要とのこと。

つまり「スマ放題」はライトユーザーへの配慮や台頭しつつある低価格SIMサービスを意識したサービスなどではなく、「日ごろの通話が多いユーザに通話定額を提供しつつ、データ通信量は選べるようにする」ってことのようです。

要はdocomoの丸パクリなわけですが、無料通話アプリや楽天でんわなんかに需要を取られるくらいなら、無制限通話の定額制を入れて使い続けてもらうって作戦でしょうか。

ならば、普段ほとんど通話をしない人が「スマ放題」に切り替えようものなら、データ通信量の制限がかかる上に月々の利用料はもっと高額になってしまいますね。

結局のところ、客単価の高止まりは維持しますって話なのか。レストランに例えるなら、どのメニューを選んでも普通の人では食べきれないほどの大盛りの料理が出てきて、小食の人からも高い代金を受け取るようなやり方を続けるようです。そりゃ儲かるだろうな。客の利用状況に見合わない料金を徴収できるのだから。

これでますますSoftBankからの転出の決意が強くなりました。SIMロックフリー版にすれば、分量的にもお値段的にもちょうどいい定食が食べられますからね。

SoftBankとは、あと4ヶ月限りの付き合いになるかな。

マルクダイバーズのごはん

アンボンで利用したダイビングサービスはマルクダイバーズ。宿泊施設とレストランが一体となったリゾートです。

食べられないものが少ない私が言っても参考にならないかもしれないけど、食事は総じて美味しかったですよ。基本は洋風のものとインドネシア料理の組み合わせです。

朝食は利用客が多いときはブッフェ形式。少ないときは前夜にメニューから選んだものを出してくれます。選択肢はナシゴレンやミーゴレン、お粥、フレンチトースト、ポーチドエッグなど。加えてトーストやフルーツ、シリアルなどの定番の品は自由に取ってこられるし、別途、卵も焼いてくれます。黄身が半熟のフライドエッグをミーゴレンやらに乗せると旨いですよね。

ミーゴレン
ミーゴレン
ナシゴレン
ナシゴレン

お昼と夜は、前菜・メイン・デザートのコースです。スープはどれも美味しかったなぁ。

そして素晴らしいのが手製のサンバルが素晴らしく美味なこと。サンバルはインドネシアの甘辛いチリソース。市販のボトルはオレンジ色のソースのみですが、マルクダイバーズのそれはガーリックなどの刻んだ薬味が入っていて、食べるラー油っぽい感じです。これを料理にかけると、いっそう美味しくなります。

ランチプレートとサンバルソース
ランチの一例。左の小皿がサンバル

人によっては辛いかもしれないけど、激辛党の私にとっては甘味の強いチリソース。そんなわけで私がサンバルを毎食時に必ず頼んでたら、当然のように料理と一緒に出してもらえるようになりました。

もちろんサンバルをかけなければ辛くない料理ばかりなので、マルクダイバーズの食事は平均的な味覚の日本人でも美味しくいただけるでしょう。

酒類はBINTANGビールの大瓶が$6。ちと高いですね。出されたビールはしっかり冷えてるけど、あっという間にぬるくなります。

BINTANGビール
BINGANGビール

他にあったのはワインとスピリッツ類。ジン、ウォッカ、テキーラが1ショットで似たような値段だったかな。残念ながらラムはありませんでした。まあいいや。南の島でラムがあると、ついつい飲み過ぎてしまうから。

ちなみに、おつまみのピーナッツが食べ放題でした。

マルクダイバーズでの食事への不満点を強いて挙げるなら、毎食野菜が少なめなところ。私も以前は好んでは食べなかったけど、今は糖尿病よけってことで、なるべく食事の始めに野菜を食べるようにしています。おかげで今年の健康診断でもまだ数値的には安全圏。尿酸値は高いけど。

よって朝食のブッフェに生野菜のサラダバーなんかがあると尚いいかな。

「スマ放題」にはごまかされん

SoftBankのおとうさんSoftBankが新料金サービス「スマ放題」を発表しました。先手を打ったドコモへの追随ですね。 さしあたり私に関わりがありそうなのは以下の点。

2. データ定額パック

プラン名 国内データ通信量 月額料金
データ定額パック2 2GBまで 3,500円
データ定額パック5 5GBまで 5,000円
データ定額パック10 10GBまで 9,500円
データ定額パック15 15GBまで 12,500円
データ定額パック20 20GBまで 16,000円
データ定額パック30 30GBまで 22,500円
データ定額パック(シンプルスマホ) 200MBまで 2,000円
データ定額パック(3Gケータイ) 使い放題 3,500円

現状のパケット定額料が5,200円なので、月2GBまでのパック2に切り替えれば1,700円オフ。 ならば通話がなかった月の利用料が6,000円以下に納まります。でもMVNOが2,000円(1GB/月)と比べると…。まあ直接の競争を避けたのでしょうが。 それからこちら。

6. 長期継続ボーナス

ソフトバンク携帯電話の契約期間に応じて、毎月の利用料金で貯まる「Tポイント」の付与率がアップするそうな。

  ~2年目 3~10年目 11年目~
請求額1,000円につき 5ポイント(通常) 10ポイント(2倍) 25ポイント(5倍)

私は東京デジタルホン時代からのユーザーだから5倍です。

でもポイント還元なんてたかが知れています。月の利用料が6,000円なら通常30ポイントが150ポイント。要するに150円相当のTポイントです。MVNOのSIMに乗り換えた場合の節約額と比べれば小さく、転出を躊躇わせるほどではありません。

ここで整理してみるとこんな感じ。 iPhoen 6の販売形態が従来通りになると仮定して、SoftBankなら通話を除く月額利用料が6,000円(データ通信2GB)。端末代(16GBモデル)は24回の割賦払いと月々割の相殺で実質0円です。

一方、hi-hoやIIJ みおふぉんなら1GBで2,000円。ただし端末は別途購入する必要があり、仮に72,000円として24で割れば3,000円。足して5,000円。その差は1,000円まで縮まります。MNP転出にともなう費用が発生すること、SoftBank端末どうしの無料通話があることなどを考えれば、十分張り合える水準になったと言えそうです。家族でSoftBankに揃えたファミリーなど、そのまま残った方がメリットのある人もおられるでしょう。

とはいえ、私みたいにキャリアによる2年縛りの制約から逃れたい人を引き止める効果はありませんね。

でも、もしSoftBankのiPhone 6がSIMフリーとして発売されれば、来年夏の更新月までは契約を続けても良いと思わせるものはありました。


追記:

気になってSoftBankに問い合わせたら、現行5,200円のデータ定額を「データ定額パック2」に切り替えることはできないのだそうな。結局のところ「電話し放題に申し込めば、データ通信の料金は選ばせてやる」というサービスのようです。ならば、通話はしないけどデータ通信料金は抑えたいというライトユーザー層にはまったく恩恵はないわけだ。