NA-NEX5 housing for Sony NEX-5

昨日、NauticamのサイトにようやくαNEX-5用ハウジングNA-NEX5 housing for Sony NEX-5の写真がUPされました。 NA-NEX5 housing for Sony NEX-5 これまでのグレーのCAD画像とは違って、お馴染みのNauticam BLACKの筐体は見栄えがしますね。

NA-NEX5 housing with handle左の写真はオプションのグリップと光ファイバ接続アダプタを装着したところ。この写真だと光ファイバ接続アダプタはアクセサリシューに取り付ける感じでしょうか。確認できるカットがないのですが、その上部もシュー機構になっているのかな。じゃないと外付けのビデオライトをレンズと同じ方向に向けるために大仰なアーム展開が必要になるので。

また、意外というか意表を突かれたのは、Nikonos 35mmレンズと15mmレンズの装着写真があったこと。Nauticam製のコンバータを介してNEX-5用の標準レンズの代わりに装着するのでしょうか。それにしても今どきNikonos対応とは渋いなぁ。あ、今年の2月、パラオスポートで10年ぶりぐらいにNikonosを使っている人にお目にかかりました…。

NA-NEX5 housing with Nikonos Lens
Nikonos 35mmレンズ(左)とNikonos 15mmレンズ(右)

サイトにはNEX-5で撮った写真サンプルも掲載されています。使用レンズはNikonos 15mmまたはSony E18-55mmキットレンズ。あいにくNEXシリーズ特有のグリグリダイヤルで背景をぼかした写真が少なく、別段魅かれるショットはなかったのですが、私がよく撮る被写体と似通っているので、おそらくセブの海で撮ったのではないかと思います。Nauticam社がある香港からセブはキャセイパシフィックでひとっ飛びですし。

Sea&Sea FE 12mmレンズ
Sea&Sea FE 12mmレンズ

おう、こちらにも写真があります。これほどの浅瀬を泳ぐマンタの絵は初めて見ました。これまたSea&Sea FE 12mmレンズ装着ですか…。

低解像度の画像を見ての私の素人見解ですが、写真の出来栄えはCyber-shot HX5Vと大差ない感じじゃないかと。

それでもこのハウジングが先週の内に発売されていれば勢いで買っていたかも知れませんが、これらの写真を見せられては、その熱も冷めようというものです。NikonosやらSea&Seaやらの、もはや入手が不可能に近い骨董品的なレンズを使って撮った写真を見せられても…。ひょっとしてNEX-5用ハウジングの発売が延び延びになっているのは、現状2種類しかないNEX専用レンズだけでは期待したような絵が撮れなかったからじゃないかと勘ぐってしまいます。今のところオプションの67mmレンズアダプタへの言及もありませんし。それに、ひとたびα55を触ってしまうとNEX-5はコンデジに毛が生えた程度の代物に思えてしまいます。「一眼入門機」と「小型軽量一眼もどき」では雲泥の差がある感じです。

でもこれでNEX-5はパスすべきという意思が固まりました。Nauticamも11月17日からのDEMAショーに出店するので、その時にでもα55向けハウジングのプロトタイプが見られることを期待します。プロユース指向のNauticamはCanon EOS60DやNikon D7000あたりを優先させるかも知れませんが、そこはほら、オーソドックスな一眼タイプのハウジングにはノウハウの蓄積があるのだから、ちゃちゃっと作ってしまって…。

α55

昨日、発売されたばかりのSONY α55を触ってきました。これ、ヤバいです。

α55

近くに置いてあったCanon EOS Kiss X4と握り比べても一回り小振りなサイズ。そして、何がいいってオートフォーカスのスピードが速いのなんの。Cyber-shot HX5Vのフォーカスが「キュッキュッ」という感じだとしたら、EOS Kiss X4は「キュッ」。そしてα55は「パッ」。コンデジのフォーカス合わせでは往々にして距離感を探るようなもたつきが見られますが、α55だとシャッターボタンに触れた瞬間に画面がカッチリ固まります。これならうっかり半押しせずに押し込んでも、それなりの絵が写せそう。ああ、ぜひとも水中で使ってみたい…。

プロや気合いの入ったマニアからすればいろいろと注文もあるのかもしれませんが、私のようにずっとコンパクトデジカメを使ってきた者にとってはレンズやら画質やらに強いこだわりもないため、この基本性能だけでも十分すぎる感じです。

9/23からのセブ行きに合わせてαNEX-5を買う気満々だったのですが、どうやらNauticamのハウジングが間に合わなそうなので見送るかも知れません。それに同じαでもαNEX-5は一眼レフよりもCyber-shotに近いカメラのような気がします。重量こそ倍ほども違いますが、HX5Vと併用するのであればαNEX-5よりもα55の方が面白い組み合わせなのは間違いないでしょう。

ならば対応ハウジングの発売待ち。これまで一眼タイプのカメラ市場ではとにかく二社が強かったので、αシリーズの水中ハウジングはオーダーメイド以外で聞いたことがないのですが、今ならきっと出ますよね。

最近の流れからしてSeatool社は真っ先に対応することでしょう。INONは最近Panasonic機に注力しているので出すことはないかな。Sea&SeaやZillionもCanon&Nicon路線を続けるのではないかと。そこで新進気鋭のACUAPAZZAやNauticamが乗り出してくれれば嬉しいです。どちらも仕事が遅いのが気掛かりですが…。

八景島シーパラダイスでカメラ練習

知り合いの女子大生(海洋哺乳類の獣医志望)が体験実習に臨むということで、お義理の挨拶がてらカメラ練習を兼ねて八景島シーパラダイスに行ってきました。

水槽のボロカサゴ

で、改めて実感したのは水族館はたいして水中写真の練習にはならないということ。例えば海では考えられないほど近くに寄れるガーデンイールなんぞを撮ろうと思っても、アクリル水槽の反射やら不自然なライティングが邪魔をしてくれます。フラッシュも原則禁止ですし、何と言うか海の中とは条件が違いすぎて、HX5Vの設定をどういじってもいかにも「水族館の水槽の写真」にしかなりません。まあ、わかってはいたのですが。

ならば、練習の場は海の動物ショー。動きがある被写体を狙う場合の練習ですね。シーパラダイスのステージ用プールは4Fにあるため水深が浅いのか、イルカのジャンプも低いので初心者向けかも知れません。

とは言え今年の春モデルのCyber-shot HX5Vでもやっぱりシャッターが切れるまでに微妙な間があるので、イルカがボールをはたく瞬間を撮りたいときなどは少し早めにシャッターボタンを押す必要があります(あ、連射機能を試してみれば良かった。水中ではまともに使えませんが…)。クマノミなど落ち着かない魚を撮る時に必要なテクニックでしょうか。まあ、まずまずです。

イルカジャンプ

また、イルカショーは動画撮影の練習にもうってつけですね。液晶画面を睨みながらジャンプするイルカを画面の中心に収めようとするなら、泳ぎからコースやジャンプ地点を予想して、その頂点が上に見切れない程度のズーム倍率と画角で待ちかまえることになります。こちらも、まずまずといった感じに撮れたかと(上のムービー)。

ああ、ぜひとも海中か海上でカメラを持っているときに遊び好きのイルカに遇ってみたいものです。

大瀬崎&宇佐美バスツアー

先週末、mic21の大瀬崎&宇佐美バスツアー(一泊二日3ビーチダイブで29,800円)に参加してきました。

先に感想を言うと「楽しかったけど面白くはなかった」かな。仲間に恵まれて、土曜の夜の宴会や帰りのバスの中も笑いっぱなしだったのですが、なにぶん肝心の海の方が…。

21日の朝7時、30人弱を乗せたバスで新宿を出発、大瀬崎の到着が12:30。長旅でしたが朝が早かったので良い睡眠時間になりました。

昼食後、湾内で一本目の潜水。天候はいつもの通り快晴。ただし残念なことに透視度は3~5mぐらい。豊かな海もこうなってはお手上げです。視界不良のまま、とりわけ感激するような収穫はなし。

そして夕食後は同じく湾内でオプションのナイトダイブに挑むも透視度は改善しておらず。近辺を散策してはチームの居場所を確認し、写真を撮っては確認してを繰り返すのですが、なにしろ視界不良下のナイトダイブ。いつしかチームを見間違え…。後発エントリだったチームのライトの明かりを横目に、ついつい一人水中に長居してしまいました。まあ、勝手知ったる湾内。流れはないので上がってしまえばどうにでもなったのですが、本来のチームからはぐれたという意識がなかったもので…。後から考えるとちょっとおっかない話です。

エイ
寝ぼけるエイ
タコ
眠そうなタコ
コブシガニ
このとおり平謝りするしかないなぁ… (はぐれた後のロスタイム中に見つけたコブシガニ) 関係者の皆さん、お騒がせしました

その後は宿の山さくら(新規オープンとなったmic21大瀬崎店の活動拠点だそうです)のテラスにて大宴会。micの関東各店だけでなく名古屋や関西からも合流があってかなりの大所帯。見ず知らず、初めて会った名前も知らない人たちと飲むのも楽しいものです。数十人(その内、しっかり飲む人は限られていましたが…)で備え付けのビアサーバの樽をいくつも飲み干し、私が持参した瑞泉も空け、同じく私の大好物「テングのビーフジャーキー(デスソース味)」に悶絶してもらい…。結局お開きは3時過ぎ。いやあ楽しい一時でした。

翌日、9時に大瀬崎を出発し、伊豆半島を横断して10:30頃宇佐美に到着。先ずはビーチのゴミ拾いに勤しみ、大崎で2ビーチダイブ。このポイントは初めてでした。エントリ場所は大小の丸石が敷き詰められた岩場なのですが、高目の波が打ち寄せるところでカメラセットを片手にフィンを履くのは難しいものです。うっかり片方のフィンを落としてしまったときは身動きが取れず「ここで死ぬんじゃないか?」と思ったくらい…。少なからずダイビングをやっきていながらガイドにフィンを履かせてもらうという情けないありさま。

で、やはり透視度も3~7mくらい、案の定狙いだったネコザメも見当たらず。いたのはいつでも見かける魚ばかり。2本目はカメラを持たずに入ったぐらいです。

そして昼食はお馴染のサヤン(マリンスポーツオフィスと併設)のインドネシア料理ではなく民宿にて。エスニック食好きの私としてはちょっと残念。

17時、バスが宇佐美を出発。18時半、熱海で電車帰りの人を下ろし、ビールと摘みを買い込んで東京へ。わいわいやりながら21時過ぎに新宿に到着。予想より早く帰ってこられました。

で、総括するなら「足つきでリーズナブルな価格は良し。ツアーの内容もまずまず。ただし、いかにも夏の伊豆の海では不運」といったところでしょうか。10月ぐらいに開催してくれれば、もっと楽しめるかもしれません。

HX5Vで気になる点

これまでベタ褒めっぽいHX5Vですが不満な点もあります。

▼サイズ

もう少し大振りの方が私の好みなので。まあサイズ自体は慣れるとして、ストラップ用のループを本体の両側に付けて欲しかったと思います。あるいは首掛けストラップ用の専用ボディケースを用意してくれるとか。ストラップを首にかけて腕を突っ張ると割と長い時間の動画撮影も楽なので。HD動画が売りのHX5Vですが、あの小さな筐体に大仰な三脚というのもアンバランスでしょう。

▼バッテリ

HX5Vに同梱されているのはNP-BG1なのですが、SONYのホームページを見ると「生産完了」とあります。新品のカメラに生産完了品を添付するのはいかがなものかと。何だか在庫一掃の旧製品を掴まされたような気分です。上位互換のNP-FG1は直販で6千円弱。高い…。これ5個でカメラ本体が買えてしまいます。

結局、互換製品を買うことにしました。互換製品はNP-FG1同様、バッテリ残量の時間表示に対応しているためNP-BG1よりも便利ですし。

HX5V、結構バカ売れしてるはずですが、NP-BG1の在庫は大丈夫なんですかね。秋にはNP-FG1を同梱したHX6Vかなにか出るとか?

▼画像消去の手順

撮影直後にゴミ箱ボタンを押したら「この画像を消去しますか?」を表示するようにして欲しいと思います。そうして画像を消したら自動的に撮影モードに戻るような。PowerShot G9がそうなっていてとても便利だったので。

私の場合、写真を撮った瞬間にボツだと確信できる場合が多々あります。今日、SDカードが大容量化したので放っておいても構わないのですが、後になると残しておく意図があったのかどうかを思い出せなかったりしますので、ボツ写真は即座に消したいところです。

▼色

最初はゴールドモデルにしようと思ったのですが、実物を見て思い直しブラックを買いました。何というか、もっと金運を呼び込みそうな感じのイエローゴールド(↓こんな感じ)を期待していたので。

HX5V(ゴールドモデルの想像図)

ちなみに新製品DSC-TX9のゴールドモデルは写真を見る限り良い感じの色合いのようです。