リゾートホテル評(タンブリビーチクラブ・イーストウイング編)

タンブリビーチクラブ・イーストウイング

今回利用したホテルはタンブリビーチクラブ イーストウイング。女性の連れもいたのでマリバゴ ブルーウォーターあたりにしたかったのですが、あいにく空きがなくて。

で、それなら料金お安めでと決めたタンブリイーストの評価ですが、これが何とも微妙…。

全体の雰囲気は悪くないです。レストランも及第点と言えます。ビュッフェ形式の朝食(350ペソ)もまあまあ。でも、今まで泊まったホテルの中では断トツに虫(?)が多かった…。私はさほど刺されやすい方ではないのですが、部屋に入るなり短パンから露出していた足のいたる所がかゆくなりました。

また、部屋(303号室)には、ミニバーもセキュリティボックスもありません。シャワーもしばらく待たないとお湯が出ません。まあ、そのあたりは構わないのですがね。ひょっとしたらもっと高い部屋があって、そちらは設備も充実しているのかもしれませんが、安めのツアーで割り当てられる部屋は、こんな感じですね。

でも、6月に使ったコスタベリャとくらべると、かなり落ちます。昨年使ったセブパシフィックリゾートよりもランクは下ですね。ツアーだとさほど価格の差もありませんし、もう進んで利用することはないと思います。向かいの海ではちょいちょい潜りますけどね。

人生初バタバタ

今回の旅で初めてバタバタに乗りました。バタバタというのは原付きバイク(自転車版もあるよ)に小部屋状のサイドカーを着けた簡易的な常客運搬種段です(下写真)。たぶん気の抜けたようなエンジン音から命名されたのだと思います。

バタバタ

成田からの直行便で行くとセブ空港への到着は夜なので夕食はいつもホテルのレストランで済ませるのですが、今回は直行便が取れなかったため往復ともマニラ経由。このパターンだと夕日が沈む前にホテルに到着します。ならばと外のレストランに繰り出すことに。フィリピン人のツアーガイドにニューハーフのディナーショーなども勧められ連れの女性陣も乗り気だったのですが、残念ながら予約が取れず。そこでホテルからそう遠くないマリバゴグリルというフィリピン料理のレストランに食べに行くことにしました。

ただし、マクタン島のアップタウンはおよそ日本人観光者が歩けるようなところではありません。どんな病原体を持っているかも解らない野犬とかもいそうですし。そこでホテルのスタッフに行き方を尋ねるとバタバタを1台呼んでくれました。サイドカーの小部屋は80cm×80cm×80cm程度の極狭空間に対して我々は4人。ドライバーのおじさんの指示に従い、まずは女性二人が小部屋奥のシートに着席。次にその向かいで膝を突き合わせるように私、そしてもう一人は原付きバイクの後ろという布陣を組んで出発。小柄なフィリピンドライバーを含めた5人の合計は300kgを超えるので、走るのが遅いのなんの。でもまあ良い経験をしました。

ちなみに料金は往復で200ペソ(約400円)。現地在住の日本人に聞くとずいぶん吹っ掛けられた額だとのことですが、まあ旅行者の我々には気になりません。帰りも時間を決めて迎えに来てくれましたしね。

フィリピン航空の機内食

9/22~25の日程でいつものフィリピン、マクタン島に潜りに行ってきました。

今回、ツアーの予約が遅かったため直行便が取れず往復マニラ経由。それにしても毎回笑ってしまうのがフィリピン航空の機内食。

フィリピン航空の機内食

見ての通り、ライス&パン&パスタの炭水化物セット。しかも日本からの便ではパスタが蕎麦だったり素麺だったり。そして人形焼やもみじまんじゅうが付いてきます。

ちなみに日本への便では、パスタはサラダ風のものに、お菓子はドライマンゴーに変わります。また、マニラ→成田便にはデザートが一品追加されますね。

ウベアイス

それでも私の評価ではフィリピン航空の機内食はデルタ航空(成田-サイパン間のエコノミークラス)のものよりもずっと上出来です。

コンセント変換の落とし穴

9/23日からのセブ行きに先立ち、連れの女性からドライヤーを持っていきたいと相談されました。なにしろマクタン島の安リゾートホテルにはドライヤーはおろか歯ブラシすら設置されていないところも多いのですよね。まあ、そこはフィリピンスタイルと割り切ることにしましょう。

さて、フィリピンはコンセントの形状こそ日本と同じですが電圧は240V。パソコンの電源やデジカメの充電器は総じて対応しているものの、日本のドライヤーなんぞを使った日には燃えてしまいます。で、変圧器の出番となるわけです。私は前にオーストラリアに行くときに買ったものを持っていたので、こちらを貸すことにしました。

変圧器

ただし、その変圧器の差し込みプラグは2本の円柱状の棒が出ているタイプ。欧州でよく使われている形状ですね。そのため変換プラグも必要となるのですが、ここに意外な盲点があったりします。

世界中の差し込み口に対応した万能型の変換プラグには、日本と同じ形の差し込みプラグを有していないものも少なくないようなので。そのため見慣れない形に変換することしかできず、北米やフィリピンなど日本と同じコンセント形状の国で使おうとした場合には愕然とすることになります。もちろん変圧器を介さない使用は無理。ちなみにパラオは110Vと電圧が近いため短時間なら日本の製品が使えるとも聞きますが、パラオのホテルにはたいていドライヤーはついているのですよね。

コンセント変換器で、私がオーストラリア行きのときに買った変換器もその手のマルチタイプ(オーストラリアのコンセントはハの字型なのでそれで良かった)でしたので、今回はその点を考慮して新しいものを調達することにしました。

選んだのはこちら。各種のプラグを日・米・比の並行二枚刃(Aタイプ)に戻すことも可能で、おまけにUSB端子も備えています。

もっとも、最初から日本と同じ形状の差し込みプラグを持った変圧器を買っておけば、変換プラグで苦労することもないのですがね。

水中でのCyber-shot HX5Vの使用感

本来ならデジカメを新調したら慣熟訓練をすべきところを、先のマクタンの時はついつい無精して、ろくに取説も読まずにぶっつけ本番。そのため海にエントリーし、まずはと「おまかせ撮影モード」で撮ろうとして初めてストロボ強制発光の設定がないことに気付きました。なるほど、ストロボを焚くかどうかもおまかせってことなのでしょう。

ならばとモードを「Pオート」に切り替えて撮影開始。こちらなら強制発光の有無やISO感度、露出補正、ホワイトバランスなどを設定できます。設定は電源OFF後も引き継がれるので一度決めてしまえば以後は楽です。適当に設定したら上手くいった感があったので、結局マニュアルモードなどは試さずじまいでした。後で振り返ってみると露出は-2.0ではなく、もう少し開放しといても良かったようにも思いますが。

で、HX5Vを実際に水中で使用した感想は「なかなか良さそうだ」です。最新の設計と高感度Exmoreセンサーのなせる技なのか、スキルは向上していないのにカッチリとした絵が撮れる割合が増えて歩留まりが上がった気がします。 そして感激なのは何といってもマクロへの切り替えが要らないこと。それまで使っていたPowerShot G9では、いちいち通常モードとマクロモードを切り替えてやる必要があったのですが、HX5Vでは近い被写体に寄るだけで自動的にマクロモードに切り替わります。まあ、最近のデジカメでは当たり前の仕様ですね。そもそもマクロモードに切り替えるかどうかは純粋にカメラの都合だったわけで、ようやく本来のあるべき姿になったんだなという思いです。3年以上前のデジカメを使っている人は、そろそろ買い替えてみるのもいいのではないでしょうか。

次なるメリットは、ISO感度のダイヤルが無いこと。PowerShot G9では何かの拍子にダイヤルが回ってしまい感度が目一杯上がってザラッとした画質の写真が撮れてしまうことが何度かありました(下の写真)。

クマドリカエルアンコウ(黄色)
せっかくのFrogfishがISO1600では…

自身の不注意と言ってしまえばそうなのですが、コンデジはコンデジ。わざわざ一眼レフっぽい設定機構を設けることが本当に良いのかは疑問です。HX5Vのように、フラッグシップ機でありながらもほぼフルオートで撮ることが前提の潔い仕様の方が私は好きです。もっとも、HX5VのPオートでもISO感度が固定されるわけではないようなのですが。