メドゥーサ

サウスレイテでよく見かけるウミウシの一つかセンジュミノウミウシ。

センジュミノウミウシ

この写真にタイトルを付けるなら『メドゥーサ』もしくは『もやし』かな。

アオボシミドリガイ

谷津の海のアオボシミドリガイ。15mmぐらいありました。

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なんだか怪獣みたいです。まあ、ウミウシ全般がそうだけど。

ちょっと角度を変えると、背中の皮膚の合わせ目の間から何やら赤いパーツが覗いていますね。何かの感覚器でしょうかね。

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サラサウミウシではなくなったのか…

新しいウミウシ図鑑を買いました。中野理枝さんの『ベータ版日本のウミウシ』です。ダウンロード販売で3,150円。

ベータ版日本のウミウシの表紙

購入すると約61MBの低解像度版と700MBを超える高解像度版の両方がダウンロード可能になります。

PDFなのでiPadなどに入れてどこにでも持ち出し可能。文字検索もできるし、今どきの図鑑はこうでなくちゃ。

書籍としてはデザインやレイアウトには凝らず、シンプルな組版で質実重視の必要十分な作り。紙の図鑑のように1ページにたくさんの情報を詰め込まないため写真が大きく、拡大表示もできて、とても見やすいです。

また、すでに全1,123ページという力作ですが、ベータブックスという手法を採用していて、向こう3年間で10回程度の更新を予定しているとのこと。これも紙の本にはない利点ですね。中には写真入手待ちや掲載許可待ちの項目もあるので、次第に充実していくはずです。

ただし、難点もあってPDFの閲覧時にパスワードを訊かれます。この煩わしさは何とかして欲しいですね。

そして注目なのはこの図鑑が最新の分類に基づいていること。例えばかつてサラサウミウシと呼ばれていたこちらのウミウシ。

チリメンウミウシ

最近ではチリメンウミウシという別の種類になったとのこと。このように、かつて覚えた知識が古くなっている可能性があります。よって現役のガイドさんなんかは必読の一冊ですね。

同じく中野理枝さんの『本州のウミウシ』には定番感があるものの、これはもうところどころ内容が古くなったようです。

ハルゲルダバタンガス

セブの海で頻繁に見つかるウミウシの一つがハルゲルダバタンガス。

ハルゲルダ・バタンガス

ハルゲルダ・バタンガス

今までの経験だと、ミゾレウミウシとこの種が頻繁に見かけるトップ2かな。

私が知る限り和名はまだありません。「バタンガス」はフィリピンの州の名前なので、フィリピン特有かとりわけフィリピンに多い種なのだと思います。

月刊ダイバーに載った写真

発売中の月刊ダイバー2月号に私が撮った写真が掲載されています。 付録のカレンダーに載っているのがこちら。

リビングストンリュウグウウミウシの顔
リビングストンリュウグウウミウシ(ウミウシ部門)

 

オランウータンクラブの顔
オランウータンクラブ(顔部門)

 

トゲツノメエビの雄
トゲツノメエビ(エビ・カニ部門)

毎年恒例のみんカレ(みんなで作るカレンダー)、てっきり採用されるのは一人1枚だと思ってたから、何枚か出しといて載らなかったものをマリンダイビングフェアの地球の海フォトコンに応募しようと考えていたけど、これらの写真は出せなくなっちゃいました。

ま、他にも候補はあるからいいか。毎年3、4回セブに通って修業したおかげで、見栄えのする写真がたくさん撮れるようになったし。

それからダイバー本紙にもこちらの写真が載ってます。1色刷りでオマケ程度だけど。

コガラシエビ
コガラシエビ(読者紹介ページ)