スタートレック・イントゥーダークネス

今月はダイビングにいかれなさそうなので、新作映画が僅かな楽しみの一つです。

ちなみに他には飲み会の予定が一件と、こちらのイベントを心待ちにしているぐらいで。残念なことに私には激辛党の友人知人がいないのですよね…。


スタートレック・イントゥーダークネスを観てきました。

スタートレック・イントゥーダークネスのバナー

感想の一つ目は「脚本、上手く作ってあるなぁ」です。なにしろメインクルー全員に見せ場があります。

カーク&スポックが終始活躍するのはもちろん、ドクター”ボーンズ”マッコイは要所で重要な役割を果たすし、ウフーラも異種族言語という他者にはできない役割を買って出ます。

スコッティも機関室に入り浸り&船のお留守番ではない任務を与えられ、チェコフは彼の代役を勤めました。スールーもキャプテンシートに座り、肝っ玉の座ったところを見せてくれます。

で、この先はネタバレなので気になる人は読まないでください。

二つ目の感想は「トレッキー感激!」かな。昔のテレビ放送と映画シリーズと見ていた人にとっては、かつて観たエピソードで見覚えのあるシーンがあれこれ出てきます。
まずは今回の敵、ジョン・ハリソン。宇宙艦隊の反逆者ですが、艦隊に恨みを持つ素性、超人的な頭脳と身体能力、そして行動力は「もしかして?」と思わせてくれます。そうそして中盤で明かされた正体と彼の名前には「やっぱりそうだったんだ!」と。カーン、優生人類ですね。遺伝子操作によって生み出され、その傑出した能力からスタートレックの正史では1992年に優勢戦争を巻き起こし、いったんは地球の多くを支配したことになっています。

他にも医療質での動物実験体としてトリブルが。トリブルは妊娠した状態で生まれてくる繁殖力旺盛なモコモコの小動物。テレビシリーズではクリンゴン絡みのエピソードで登場したやつですが、今回も。

そう、本作にはファン待望のクリンゴン人が登場します。ただし全員が頭をすっぽり覆うヘルメットを着用(ヘルメットの額にはクリンゴン人特有の模様あり)。これはテレビリーズのスタートレック・エンタープライズで、クリンゴン人がとあるウイルスに罹患したことを連想させます。優勢人類のDNA絡みのウイルスのせいで、この時代のクリンゴン人の多くが地球人と同じ外見に変異しているはずなので。

ただ一人ヘルメットを脱いだクリンゴン人リーダーの頭部のデザインは、見慣れたそれではなかったけど、これがクリンゴン人の新デザインなのか、ウイルスの影響(地球人風にはならなかったが、完全なクリンゴンの姿を留めていない)なのかは不明です。多分、後者かな。クリンゴンのコスプレがしづらくなると本国のトレッキー達が落胆するだろうし。

クリンゴン人が使うバトラフ(両手持ちの三日月型の剣)も本作ではより刺々しい形状になっていました。クリンゴン船として有名なバードオブプレイは、ウイングの羽ばたき構造があるようですね。このあたりも観ていてニヤリとしてしまいます。

レナード・ニモイ扮する別の時間軸のスポックが本作にも登場しますが、これはカメオ。若いスポックがカーンの倒し方を尋ねてたけど、だからってどうって事でもなかったような。結局、殴り倒したわけだし。

そして何よりも、カークが絶体絶命のエンタープライズ号の動力を復旧させるシーン。あれって映画シーズ第2作へのオマージュそのもの。スポックと役割が反対だけど。

つまるところ新しいスタートレックの映画第二作目は、旧シリーズの第二作目のストーリーをベースにしつつ、新作として完成させたわけか。キャロル・マーカス博士も出てきたし。

さて、第三作目の公開は2015年の予定。本作では最大の理解者だったパイク提督をテロで失い、奔放な自信家だったカークは変わったように見えました。よって次回作では少々落ち着いた雰囲気の、ちょうどテレビシリーズの頃みたいなカーク船長が見られるのではないかと。

DVDレコーダーが壊れたが…

wordpress-logo私は気に入ったテレビ番組をMacに保存しています。ジャンル的には海洋生物関係のドキュメンタリーが多いです。最近ではNHKのダイオウイカの番組がコレクションに加わりました。

保存方法は、J:COMのHDDレコーダーの再生を東芝のRD-E305K(HDD搭載DVDレコーダー)のHDDに録画し、DVD-RWにダビングしてMacでリッピングするというもの。まどろっこしいけど過去の経緯でそうなっています。

でも最近RD-E305Kが不調をきたしDVDを認識できなくなりました。DVD-RWが1回しか使えなくなり、DVD-Rもダメ、終いには再生用タイトルすら認識しないというありさま。買って3年経っているので、そういう不調が出てもおかしくはないのですが、素直に修理していいものか。

というのもこのRD-E305K、ユーザーインターフェスの設計がお粗末すぎるのですよね。

例えば、番組表から選んで録画予約した際、そのチャンネルが未契約だったとしても警告はありません。そんでもって時刻が来ると「この番組は録画できません」だと。ならばと予約を取り消そうにもそれもできません。

他にもメニューから設定をリセットする項目を選ぶとHDDまで初期化してくれたり、「このDVDは認識できません」が表示されたからとDVDを取り出してもメッセージが消えなかったり。

また、DVD-RWを挿入して「かんたんダビング」を選ぶと「初期化してください」と言ってくるので初期化して再度試すと、ダビングの冒頭で初期化を始めます。だったらやらすなよ。この手の予想だにしない操作方法や、何かにつけ二度手間、三度手間を強いる設計が随所に見られます。およそ取説を読まないと、ちょっとした操作すら把握できないUI設計です。

だいたいボタンが60個以上もあるリモコンやA4判で合計250ページ超の取説(2冊)が付属している点で落第でしょう。内情は知らないけど、私が思うに昔のビデオデッキの頃の開発体制を引きずっているのかなと。まずハードウェアありきで開発して、各機能をリモコンのボタンに割り振りつつソフトウェアを作り、取説で網羅したら完成という。

私は二度と東芝製のAV機器は買わないと決めました。ユーザーインターフェスの設計力がなさそうだぞと。

現象からしておそらく内蔵のDVDドライブを交換すれば直ると思うのですが、自分でやるのは難儀。特にドライブの調達が厄介です。「東芝用」なんてのが売っているわけではないから。

さてどうしたものか。修理代は新機種を買うよりはずっと安上がりだとは思うけど、これ以上この機種にお金を掛けるのは…。

この際、誰かに譲るかネットオークションに出そうかな。地デジを撮って、見たら消す用途になら不自由はないし。修理するならどうぞってことで。

パシフィック・リム

pacificrim

映画『パシフィック・リム』をレイトショーで見てきました。いやぁ、これ最高ですね。

ストーリーは他愛もなくて、怪獣の侵略に巨大ロボットで立ち向かうってだけの話。そう、マジンガーZの世界です。

それは解っているのだけど、見ていてついつい力が入ってしまいます。

これまで、CGによる程々にデカいロボットどうしの戦いはトランスフォーマーシリーズで見てたけど、怪獣対巨大ロボットは初めて。

ほんでもって昔のアニメとか怪獣映画を彷彿させるシーンがたくさんちりばめられているのですよね。というか全編がそうかな。

強いて言うと、一番似ているのはガイキング。新しい方の。怪獣が地球の内部からわき出てくる点、パイロットに先天的な適性が必要な点、そして搭載している兵器の数々が。

そうそう、主人公が操縦するイエーガー(巨大ロボットの総称)のジプシーデンジャーが繰り出すパンチ、テレビCMでは「エルボーロケット!」と叫んでいますが、吹き替え版ではしっかり「ロケットパ〜ンチ!」になっていました。まあ、前腕が飛んでったりはしないのでジェット噴射付きの強烈フックですが…。

でもまあよくこの映画に120億円とかって大金が出たもんだ。チャイナマネーは凄いや。

カーク船長めっけ!

駅の構内などで見かけるでっかい液晶タッチパネル式の自動販売機が、今月から映画『スタートレック・イントゥ・ダークネス』とタイアップしています。画面の片隅で予告編が流れていたり、商品一覧の傍らにメインクルーが登場したり。

スタートレック・イントゥ・ダークネスのキャンペーン
水の側にジェームズ・T・カーク船長。 ウフーラ通信士官を狙ったのにシャッターを切ったらカークに切り替わってました
スタートレック・イントゥ・ダークネスのキャンペーン
自販機の側面にはカークとスポック

私もスタートレックのシリーズが好きです。

その一方でスターウォーズでは寝てしまいます。特にEpisode 1とか2とか。これはもう好みの問題でしょうね。 スタートレックはSFの舞台装置を通じた人間ドラマっぽいけど、スターウォーズはSFそのもの、というか架空の史実のドキュメンタリーっぽいかな。絵面こそ派手だけど、物語が淡々と進んでいく感じです。まあ、ジョージ・ルーカスは俳優への演技指導や演出が一切できない監督として有名だし。

でも何だ、今の20代とか若い世代はスタートレックのことをどれほど知っているのですかね?最近ではあまり再放送もされていないようだし。

そういう人達に向けてかいつまんで言うと、基本的には、地球人が割と友好的な異星人たちと国連みたいな組織「惑星連邦」を組んでいて、その調査・外交・軍事を担う機関である「宇宙艦隊」所属のジェームズ・T・カーク船長は破天荒ながらやることなすことすべてが上手くいく女ったらしの天才的指揮官で、幾度となく宇宙の平和に貢献するというお話です。

本作の敵は宇宙艦隊の反逆者らしいし、やっぱりクリンゴン人はまだ出てこないのかな。テレビシリーズからの正史で行けば、クリンゴン人はウイルスのせいで人間っぽい姿をしている時代だからなぁ…。

哀れなカエルアンコウ

昨日フィリピンから13時過ぎに成田空港に帰国したものの、その足で羽田での飲み会に駆けつけて飲んでたので、写真の編集もまだ手付かず。

成田→羽田のリムジンバスは3,000円。成田→新百合ケ丘と同じ値段です。外国から観光客を大勢呼びたいんなら、これじゃダメだよな。

というわけで今日までは作り置き記事の予約投稿です。

マリンワールド海の中道のカエルアンコウ。

マリンワールド海ノ中道のカエルアンコウ

そして動画はこちら。

奥を泳ぐ魚に向かって必至にエスカを振るものの、まったく見向きもされていません。

実はこの水槽、前後に2個の水槽が置かれていて、手前にカエルアンコウ、奥にその他の魚が入れられています。

そのため、カエルアンコウがどんなんに頑張っても魚が釣れることはありません。アクリル越しのご馳走おあずけ状態です。

エスカを使って魚を釣るカエルアンコウの生態を見せる展示方法ですが、残念ながらこれだとカエルアンコウが水槽の奥にへばりつきで、かつ向こう向きになるのですよね。

ついでにパノラマ大水槽ダイビングの動画も貼っておきます。