ターミナル3の換金所

スカルノハッタ国際空港ターミナル3の換金所をざっとチェックしてみました。BNIという銀行がが1.3ぐらいで一番レート良かったかな。1,000円が130,000ルピアになるわけですね。

BNI(バンク・ネガラ・インドネシア)

BNIの場所は、イミグレを抜けて荷物を受け取る部屋を出たら右に少し進んだところにあります。

これがターミナル2(主に国内線)の換金所ともなると1.2や1.15に下がるようです。まあ、短期の旅行者にとってレートの良し悪しは大して気にはならないけど。ダイビングリゾート泊だと、どうせ使い果たせっこないし、そもそも130,000ルピアと115,000ルピアの差はせいぜい120円ぐらいだから。いや、120円も現地で使えばそれなりの額か。

ダイバーズ保険はやっぱり役に立たん

先日、マクタン島にて紛失したダイコンをダイバーズ保険では補償してもらえませんでした

ダイバーズ保険のバナー
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ならばそれは諦めるとして、私には他にも補償をお願いしたい水中機器があります。SONY Cybershot HX5Vというコンパクトデジカメです。先日からズームレンズが引っ込まず、撮影態勢に入れなくなったもので。

HX5Vは4年前の製品とは言えフルHD動画が撮れる高性能なコンデジ。そして私は対応の水中ハウジングも持っています。よってカメラが直れば日常用&サブ水中カメラとしてまだまだ使えます。

SONYのWebサイトによると、補償期間終了後にレンズが引っ込まなくなったときの修理費は一律15,000円とのこと。よってこの修理費の一部を補償してもらえるとありがたいと思ったのですが、ダイバーズ保険の会社に問い合わせたところ

急激姓な原因がなければお支払いできる可能性は低いです。

との回答。何だよその拒否理由は。急激性な原因ってよく解らんし、この会社のことだから、どんな申請でもきっと何かしら理由をつけて補償を渋るんじゃないかと思えてきます。おそらくこの保険は、先方が例示している条件にピッタリ合致する場合ぐらいしか補償されないのでしょう。

ダイバーズ保険、ストロボ製品などを買うと案内が付属するし、国内では最も有名な保険だろうけど、実際には頼りにならないのだから、もうこれ以上契約を更新せず、他の保険を探して乗り換えた方が懸命な気がします。

ダイバーのための素敵な保険

先日のマリンダイビングフェアでこちらの情報を見つけました。ダイバーのための保険です。

DiveAssureのバナー
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DiveAssureのサイトにアクセスしたところ米国の保険会社のようですね。

同社が扱うダイビング旅行保険は「ダイビングと旅行の両方を補償」とうたっている通り補償内容は実に多岐に渡っています。目新しいところでいくと、こんなのもあります。

  • ダイビング機材レンタル費用($100/日)
  • キャンセル
    • 天候不良(90%補償)
    • 正式機関の証明する暴風/低気圧(補償)
    • ストライキによる旅行サービスの中止(補償)
  • ダイビング不可能日
    • 医学的にダイブ不可能($100/日)
    • 天候による喪失日数($150/日)
  • 航空機の出発/乗り継ぎの失敗($1,000)

もちろん「ダイビング機器の紛失」も含まれるし、他にもたくさんの補償項目があります。本当にダイバーの立場に立って設計されていますね。

日本のダイバーの間で最も知られているダイバーズ保険は補償項目が少ない上、どうやらいざ申請しようとすると厳しい条件を付けて受け付けないきらいがあるようなので、こちらを検討してみるのも良いかもしれません。

ちなみに保険金は以下。

  • 1週間:$99
  • 2週間:$109.8
  • 3週間:$151.8
  • 1ヶ月:$205.8
  • 1年間:$249

1年間3万円は安くはないけど、充実した補償内容からすると年に2回以上海外に潜りに行く人にとってはリーズナブルと言えるでしょう。そう、条件としては海外ダイビングのみが対象となるようです。

ダイバーズ保険は役に立たず

7年間あまり使ったダイコン(MARES NEMO SPORT)をマクタン島で紛失しました。一眼カメラのランヤードに巻いていたものの、その日の1ダイブ目の前、ダイビングショップからボートに乗り移る際にスタッフが運んでくれている途中で落下したようです。気付いて道中を探したものの見つからず。

帰国後、私が加入している保険を取り扱っている遠井保険事務所に連絡すると携行品の紛失に関しては「なくした瞬間を見た場合に限る」という条項があるらしいです。ならば盗難の場合でもそうなのかな。盗まれた瞬間を見てたなら保証してくれると。

実は紛失直後に現地からメールで問い合わせた際に以下のような返答があったのでダイビングサービスのオーナーに証明書の作成もお願いしていたのですが、これも無駄になってしまいました。

海という特殊状況のため、詳細のご報告をお願いすると共に、 第三者の方による証明が必要となります。

そうなると遠井保険事務所のダイバーズ保険ってのは微妙です。物品の紛失や盗難はありがちなトラブルだし、常々見張ってもいられないわけです。そして私は何年も1万円超の保険料を払ってきた上での初回適用申請なのに、それが保証されない(第三者の証明があっても!)となると…。

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確かに「紛失」はお題目に書かれていないけど…

いや、これが「破損・水没に限る保険」という名目だったなら話は解ります。そもそも紛失は保証外であると言明してくれていれば。でも紛失も補償対象にしておき、第三者の証明の必要性を示唆しておきながら、いざ申請しようとすると適用条件を厳しくして保険金の支払いを避けるってのは不愉快ですよね。

だいたい紛失の瞬間を目撃した場合なんて、海中でベルトがちぎれて落下した時ぐらいだろうけど、ダイコンの沈下速度はたかがしれているので回収できます。つまり、この保険は「紛失を保証する気はないけど、集客目的のためにさも紛失も補償対象であるかのように見せかけている」ということにほかならないでしょう。

ならば加入者側としても相応の対抗策が必要です。差し当たり今回のように現物が残っていない場合は、たとえそれが嘘でも「ダイビング中に落として海底に沈んでいったのを目撃した」とでも言い張るべきなのでしょうね。この保険会社のことだから、その場合でも「第三者も同じ光景を見ていなきゃダメ」ぐらいのことは言いそうですが…。

ちなみにコナミスポーツに入会すると作らされるJACCSカードには海外旅行の携行品保険が付帯するけど、こちらは補償の対象は盗難・破損の場合って条件で、そもそも紛失は補償対象外とのこと。ぬか喜びさせないだけ良心的です。

ダイビングとお金にまつわるぶっちゃけ話

ocean αのロゴocean+αに『ダイビングとお金にまつわるぶっちゃけ話』という記事が載っています。

冒頭はアンケートの結果。

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なるほど私も29%に入ります。一眼レフの水中カメラセットを買った一昨年だけは100をかなり超えたけど、だいたいは50万円〜ってところです。

結局、行き先はフィリピンが多くなります。より近い沖縄、サイパン、グアム、パラオなどでは満足できないけど、直行便では行かれないマブールやレンベだと時間とお金が余計にかかるので。

このblogを訪れた皆さんが、ついでに広告をクリックして見まくってくれたら、私も「150万円以下」にランクアップして、もっとたくさん新作写真を紹介できるかも知れません。

それにしても結構な出費です。これを10年も積み立てればざっとン百万の貯金ってことにもなります。まあ、それが趣味、道楽というものですが。本来、お金は自身や家族の人生を豊かにするために使うべきものだろうし。

さて、私には20年来のダイビング仲間が一人いて、彼の鉄板トークネタがこれ。

昔、ダイビングの旅先で、仕事を引退して悠々自適のリッチなシニアダイバーに会った際、「いいご身分ですね。羨ましい」と言ったら、「馬鹿なことを言うな。こんなに素晴らしい世界を若いうちから楽しんでいる君らの方がよほど羨ましい」と怒られた。

なるほど。年を重ねると体力も衰え、持病を抱える可能性も上がります。老眼が進めば小さなものは見えづらいでしょう。スキューバダイビングには競争要素もなく老若男女が楽しめるレジャーですが、若い内の方が体力的に自由が利くのは間違いありません。でも、若いときはお金がなく、歳を取ると体力がなくなるわけです。

いや、今の現役世代以下は残念ながら歳を重ねても財力がつくことはなさそう。優秀で職業にも恵まれた一握りの人たちはともかく大多数はそうです。

悲しいことに資産家や高所得ではない多くの人にとっては「安寧な老後のために楽しみも我慢して貯める」と「厳しい老後は覚悟の上で楽しめる内に楽しむ」のどちらか、もしくはその中間でバランスを取るしかないのですよね。

「60、70まで生きたらポックリ逝く」などとうそぶいてみたところで、人ってそうそう簡単に死ねたりはしないわけだから。家族もあるならなおさら選択肢は狭まります。

ま、何かを得るためには何かしらを諦めなくてはならないってのが大方の人の人生なのでしょう。

それに、仮に高所得者になれたとしても、まともに休みが取れない献身的なハードワークの結果なら、やっぱりダイビングなんかに多くの時間を割けないわけだし。