ピグミーシーホース(ブラック)

レンベで見たピグミーシーホースの三色目はこちら。

ピグミーシーホース

Hipocanpos Pontohi(ヒッポカムポス・ポントヒ)。体色はこの通りとは限らず、腹が白で背中がオレンジのバージョンもいるようです。この個体は肉眼では黒に見えました。

ちなみに「ピグミーシーホース」とは、小さいタツノオトシゴ類の総称なので何種類もいます。一昨日や昨日紹介した全身にひなあられをまとったような(ヒッポカムポス・バージバンチ、もしくはヒッポカムポス・バルギバンティ)の他にもHippocampus denise(ヒッポカムポス・デニス)などがいます。

ピグミーシーホース
大きさは指示棒と比較するとこの通り
ピグミーシーホース
移動中の後ろ姿。尻尾はタコの足みたい


追記: その後、調べたらこの魚はHipocanpos Pontohi(ヒッポカムポス・ポントヒ)ではなくHipocanpos Severn’s(ヒッポカムポス・セバーンズ)のようです。ポントヒは形は同じだけど体色が白いのだそうな。

ピグミーシーホース(イエロー)

昨日と同じ種類(Hippocampus bargibanti)の黄色バージョンです。 三月のサウスレイテでも撮ったし、

横向きの撮影は得意になりました。

ピグミーシーホース
横向きならそれなりに撮れるようになりました。なにしろ奥行きが短いから

でも正面顔はまだ苦手です。十分に寄らないと大きく写らないけど、かといって寄りすぎれば後ピンになって顔がぼけちゃうし。

ピグミーシーホース
これは良い方だけど…
ピグミーシーホース
こちらは顔がぼけちゃいました

ピグミーシーホース(ピンク)

レンベでは三色のピグミーシーホースを見せてもらってので、見慣れている順に紹介していきます。

まずはお馴染みのピンク。私は2体しか確認しなかったけど、一枚のシーファンに3体がついていたそうな。

ピグミーシーホース
トリミングなしの写真。 私のカメラでは横向きのピグミーならばこのサイズに写せることが解りました。 ならば次回はカメラを縦置きにして、画面いっぱいに撮ってみたいです

水深18mぐらいにいたので、少人数体勢で行かれれば、気が済むまで撮っていられますね。

ピグミーシーホース
D7K_9953 同じくトリミングなしの写真。正面顔を狙ったものの、肝心の顔がぼけて失敗。 105mm microレンズで寄ると、どうしてもぼけやすくなります

なお、このときは1ボート3チーム体制だったので、あまり占有できませんでした。

ヘアリーシュリンプ

フィコカリス・シムランス。和名はまだありません。レンベのガイドたちは「ヘアリーシュリンプ」と呼んでいました。要するに「モジャモジャのエビ」です。

へアリーシュリンプ(フィコカリス・シムランス)

先月のマクタンでも撮ったけど、2回目で目が慣れた今回の方が映りがいいかな。

ちなみにこのエビの体長は5mmぐらい。写真はやや向こう向きなのが残念だけど、ファインダー越しだと向きはあまり解らないんだよな。でも肉眼だともっと解らないし…。

ウミアザミ…??

3月のサウスレイテでは、ガイドにとあるウミウシをリクエストしました。そうしてこの写真が撮られたリトルレンベというポイントで探したのですが、見つけられず…。

でも、本家のレンベでは、ガイドがこちらを見つけてきてくれました。今回はリクエストしていないのに実にあっさりと。体長は4cmほど。

ウミアザミそっくりのウミウシ(Rudman's phyllodesmium)
ウミアザミそっくりのウミウシ(Rudman’s phyllodesmium) この通り、ウミアザミそっくりの姿をしています。 実際、一緒に潜った連れはウミウシだと解らなかったそうな

ただし、よく見るとリトルレンベの写真とはあちこちが違いますね。どちらもウミアザミそっくりだけど、レンベのこちらは花びら状のふさふさが閉じたままで開きそうにありません。触角の形も、あちらは木の根っこ風だけど、こちらはミノウミウシ系特有の突起状。あちらは胴長だけど、こちらは半球状でした。よってウミウシ内での分類は別の系統ですね。

まあでも「ウミアザミそっくりのウミウシ」だから今回はこれで十分満足です。

ちなみにこのウミウシはたぶん日本の海にはいなくて、和名もありません。勝手に名付けるならこんな感じかな。

  • ウミアザミウミウシ
  • ウミアザミモドキウミウシ
  • ウミアザミミノウミウシ