奄美のダイビングショップは無事だそうな

記録的な集中豪雨に見舞われた奄美大島。交通や通信が寸断された龍郷町は私も2回だけ行って馴染みがある場所。ちょっと気になっていたのですが、とりあえず前回利用したショップは無事だったようです。

奄美のビーチ
ダイビングショップ兼レストラン兼宿泊施設からの眺望

私の奄美大島の印象は、水温が高い(クリスマスでも24℃あった)のと、ビーチがひたすら浅く、小物が多い豊かな海という感じ。マクタンの海にも似たところがありますね。前回の4年前は私はまだ漠然と写真を撮っていた頃なので他人に見せられたものではないのですが、今あの海に行けば、そこそこのショットが何枚かは撮れそうです。

まだ島自体が復旧作業に取り掛かったばかりでしょうから、もう少し経って落ち着いた頃に、また行ってみるのも良いと思いました。

そうそう、かの地の近辺にはお店が少ないので、旅の途中で酒と食料は買い込んで乗り込むのが良いかも知れません。

チップの習慣もいいもんだ

日本に生まれ育った私にはチップの習慣がまったくもって身についていません。

聞いたところでは、どうやらチップとは我々が思いがちな臨時収入ではなく、あくまでも労働対価、見込み収入の一部なのだそうで。なるほど、何かをやってチップが得られないと、その短いタームは最低賃金労働っぽくなってしまうのかもしれません。

で、セブ島が属するフィリピンもアメリカによる占領を経た国なのでチップの習慣があります。とは言え日本人旅行者の私はついつい忘れがちなのですが、今回の旅では気をつけるようにしました。日本人はケチなのではなく単に習慣がないことはフィリピン人も承知しているはずですが、上手い具合に渡してあげられれば、旅慣れた人の印象を持ってもらえるかもしれません。

てなわけで、朝ダイビングに出かける際に枕の下に20ペソ札を忍ばせます。次の日も同様に20ペソを。

20ペソ札

さて、その日の夕方、ダイビングを終えて部屋に戻るとまだベッドメイキングの最中でした。ずいぶん悠長な仕事のペースてすが、そこはほらコンチキリゾートだから。

でも、私が部屋に入るなり、ベッドを仕込んでいたまだ10代半ばと思われるとても可愛い女の子が満面の笑顔で「アリガトー」と。初対面の第一声が「コンニチワ」でも「Welcome」でもなく謝意だったのは連日のチップのおかげかなと。

三泊計60ペソ(約120円)がどれほどの価値なのか解りかねるのですが(鶏の丸焼きが露店で一羽75~100ペソで売ってますね)、現地の人にはそれなりに使い出もあるのでしょう。

で、あんな子のくったくのない素敵な笑顔が見られるなら(普通のホテルでは、夕方にベッドメイキングの光景に出くわすことはなさそうだけど…)、あらかじめお札を崩し、少額のお札を切らさず、かつ置き忘れないようにするのは、意味があることなのだなと思った次第です。

リゾートホテル評(アネモネリゾート・ファンルーム編)

コンチキリゾートの質素さで思い出しました。3月にマクタンに行ったときに泊まったのがアネモネリゾートのファンルーム。なにしろ物色したツアーの中で一番安かったもので。

アネモネリゾートの建物

チェックインはノートに名前を書くだけ。フロントもちょいちょい無人になりますが、それでもコンチキほど無防備ではなかったかな。

ファンルームというからさぞ楽しげなのかと思いきや、扇風機のお部屋でファンルームとのこと。なるほどクーラーではなく扇風機が鎮座していました。

内装と扇風機

床はタイル敷き。ベッドは広いテーブルに薄いウレタンとテーブルクロスを被せただけのような感じ。

水周りもちろんテレビも冷蔵庫もセキュリティボックスもバスタブもお湯シャワーもありません。洗面所にあるのは石鹸のみ。便座もなしです(陶器の便器とフタだけの構造)。

ま、バックパッカー向けという触れ込み(ものは言いようだなぁ)で質素なのは事前に案内を読んで解ってましたし、ツアー代金をほんの数千円上乗せすればまともな部屋にアップグレードできるのも知っていたのですが、話のネタとして面白かろうと。ちなみに1泊16ドルの部屋だそうです。

便座のないトイレは最初はちょっと躊躇しますが、セブではダイビングボートのトイレもそうだっりするので、まあいいでしょう。

ぬるい水シャワーも熱帯気候の地では気持ちがいいものです。3月はまだ涼しいのでクーラーがなくても過ごせました。でも、夏場にあの部屋はきついかな。

いや、でもアネモネリゾート・ファンルームといいコンチキリゾート・スタンダードルームといい、贅沢な日本人の要求水準に達していない感じの部屋を、しれっとツアーのラインナップに並べてしまうてるみくらぶの度胸には感心してしまいます。

リゾートホテル評(コンチキリゾート・スタンダードルーム編)

私はマクタン島では毎回泊まるホテルを変えているのですが、今回はレアなコンチキリゾートを選びました。なにしろレギュレータ回収の旅です。そして行きつけのダイビングショップはコンチキリゾートのエリア内に併設されていて、歩いて30秒の距離。もう何を忘れてもOK。すぐに取りに行かれます。

でもホテルとしてのコンチキリゾートにはカルチャーショックを受けますね。まず到着日の19時ごろにチェックインしようとしたらフロントが無人状態。こちらのホテルが初めてだったツアーガイドがおろおろしているところ、ダイビングショップの女性スタッフが来てフロントスタッフを呼んできてくれました。

次にお部屋。スタンダードルームは平屋作りでちょっとリゾートホテルらしからぬ建物の一室。

コンチキリゾート・スタンダードルームの建物

割り当てられた3号室の内装は4m x 3mぐらいの板張りの部屋にダブルベッド(一人利用なので)とエアコン、テーブル、ロッカー、読書灯だけの質素な作り。

内装1 内装2

バスルームにはバスタブがないものの、お湯はしっかり出ます。トイレの排水もしっかりしていたので意外に快適に過ごせる感じです。

水周り

聞いた話だとデラックスルームの方にはテレビや冷蔵庫、バスタブがついているそうですが、旅先でそれらを必要としない私にとってはスタンダードで十分でした。

次に朝食メニュー。離れのこぢんまりしたレストランにて。よく解らないのでメニューの一番上に書かれていた「Continental Breakfast」を頼むと出てきたのがこちら。

朝食1

寂しい…。ビュッフェなら私はこの5倍は食べますので。ま、130ペソ(約260円)だそうですから、ホテルだとこんなもんか。ちなみに黄色い液体はマンゴーシェイクでした。

で、次の日はもっとボリュームのあるものを食べようと思い、頼んだのが「German Breakfast」と「Scrambled eggs & Bacon」。

朝食2

でも切らしてたのでしょうか、目玉焼きの横には期待したソーセージではなくベーコンが盛られていて(右のお皿)、おかげでベーコンばっかりの朝食になってしまいました。いいんですけどね。

そして何とものどかなのがチェックアウトのシステム。帰国前日の夕方、敷地内を歩いているとフロントから「Excuse me Sir」と呼び止められ、「外に飯食いに行くのか?ならば何時に戻ってくる?」という問いかけ。私が怪訝に思っていると、どうやら精算してくれということらしかったので、その場で朝食x2の計400ペソを払いました。

で、翌朝5:00のピックアップ時。またもやフロントは無人状態。なるほど、前夜の内に精算を済ませたので翌日の早朝勤務がなくなったのでしょう。おまけに門のガードマンも不在。さすがのフィリピン人ツアーガイドもこれらには驚いていました。

セブ、マクタン島のリゾートホテルには我々日本人が考える国際水準にあれこれ及ばないところも多いのですが、このコンチキリゾートのユニークさは群を抜いていますね。そのルーズなルールも把握できたので、いつかまた利用しようかな。

リゾートホテル評(タンブリビーチクラブ・イーストウイング編)

タンブリビーチクラブ・イーストウイング

今回利用したホテルはタンブリビーチクラブ イーストウイング。女性の連れもいたのでマリバゴ ブルーウォーターあたりにしたかったのですが、あいにく空きがなくて。

で、それなら料金お安めでと決めたタンブリイーストの評価ですが、これが何とも微妙…。

全体の雰囲気は悪くないです。レストランも及第点と言えます。ビュッフェ形式の朝食(350ペソ)もまあまあ。でも、今まで泊まったホテルの中では断トツに虫(?)が多かった…。私はさほど刺されやすい方ではないのですが、部屋に入るなり短パンから露出していた足のいたる所がかゆくなりました。

また、部屋(303号室)には、ミニバーもセキュリティボックスもありません。シャワーもしばらく待たないとお湯が出ません。まあ、そのあたりは構わないのですがね。ひょっとしたらもっと高い部屋があって、そちらは設備も充実しているのかもしれませんが、安めのツアーで割り当てられる部屋は、こんな感じですね。

でも、6月に使ったコスタベリャとくらべると、かなり落ちます。昨年使ったセブパシフィックリゾートよりもランクは下ですね。ツアーだとさほど価格の差もありませんし、もう進んで利用することはないと思います。向かいの海ではちょいちょい潜りますけどね。