Dr. FISH

我々ダイバー一行はたいがいの海水魚は見慣れているのでマニラでも水族館の展示水槽には「ああそうだね…」ってなもんです。アクリル越しではろくに写真にも撮れないし。

よって一番気に入ったのがドクターフィッシュのコーナー。

ドクターフィッシュの水槽
金魚すくいの生け簀のような足湯のような

日本でもいろんなところで体験できるようだけど、ここのドクターフィッシュは一匹一匹がでかいです。中には体長が10cm以上ある個体も。

なお、2個の水槽にはそれぞれ違う種類の魚が入っていました。どちらも角質をこそげとるようについばんでくるのだけど、魚が肌に触れた時の感触が違います。よく見ると柄や形も違うので、ドクターフィッシュにもいろいろ種類がいるのでしょう。

Dr. Fish
こちらの水槽の魚は人の足に垂直になってガツガツくる感じ、口が頭の前にあるのかな
Dr. Fish
こちらの水槽のは足に腹ばいになって角質を食べる感じ。口が頭の下向きに付いているのでしょう

結局、マニラ水族館のどの展示よりも長い時間をここで費やしました。

ついでに言うと、いっしょに居合わせたインド系のお客さんには、我々以上にドクターフィッシュが集結していたような。彼らの皮膚の方が魚の好みなのかも。

マニラ水族館

いよいよゴールデンウィーク突入ですね。水族館なんかも混むんだろうな。でも水中写真の練習なら水族館は不向きです。ダイビング中とは光の具合がまったく違うので。練習目的なら動物園とか植物園とかで純粋に写真の腕を磨く方が上達の早道です。

先月のサウスレイテからの帰り、マニラでのトランジットが7時間ほどあったのでマニラ水族館に行きました。正確には「Manila Ocean Park」だから伊豆海洋公園ならぬ「マニラ海洋公園」か。マニラ空港から北に車で15分ほど移動したところにあります。

マニラオーシャンパークへの道順
画面下の紫色がマニラ空港です

事前にアジア最大級と聞いていた通り、確かに敷地は広いですね。でも、水族館というよりショッピングモールの中に水族館的な要素が組み込まれている感じでした。

マニラ水族館のエントランス
エントランスホール。 ちょっと水族館には見えませんよね

例えばコースの最初の水槽コーナーに行くためには、売店(軽食やおもちゃなど)の前を通らなければなりません。

売店の並び
通路の横には売店がずらりと並んでます。 この写真の左にはウェンディーズの小さなお店も入っていました。 今では再上陸して東京にも3店舗あるから、それほど珍しくもなくなったけど

その後も次の展示に進もうとすると、通路の脇に体感型のゲーセンのコーナーがあったり、シートが乗物風になっている3Dシアターがあったり。さらには雰囲気のいいゴージャスなレストランの厨房(通路から見えるようになっている)の前を必ず通るようになっていて。なるほど、家族連れやカップルの来場者が何かと足を止めて買い物するように作ってあるのでしょう。

展示物はさすがにフィリピンだけあってトロピカルな魚類が抱負です。ニシキテグリなんかも近くのアニラオかどっかで簡単に捕ってこれるのでしょうから。ヒカリキンメの水槽もあったけど、暗室状になっていて夜の蛍風にしか見えませんね。

カエルアンコウ
この色と柄のカエルアンコウ、私はまだ海で見たことがありません。 Wikipediaにイラストが掲載されているタイプですね

もちろん大きな水槽もたくさんあり巨大なハタやノコギリエイなんかも飼育されていましたが、まあ見慣れた日本のオーソドックスな水族館と大差ありません。

他にもアマゾンの魚(ピラルクー、アリゲーターガー、ナマズ類、ピラニアなど)や鯉(有料で餌付けができる)も展示されていました。

淡水エイ
淡水エイの水槽の傍らには常勤の監視員がいました。不用意に手を出して刺されたら死にますからね…

フィリピンってことで世界最大級のイリエワニがいるかと思ったけど、いませんでしたね。残念。

でもまあマニラ水族館、盛りだくさんなので、あんまり期待を高く持たずに行けばけっこう楽しめると思いますよ。

国外逃亡

花粉がうっとうしいので今日から外国に逃げます。逃亡先はフィリピン、それもサウスレイテの南端のソゴッドベイ。宿泊兼ダイビングサービスはすばらしく田舎の村にあります。

現地にもフィリピン杉(?)かなんかがあって花粉は飛んでるかもかもしれないけど、日本の地方都市と比べても開発の進展具合が圧倒的に少ないので、アレルギーの過剰反応なんてものもなく、きっと楽に過ごせるはずです。

ソゴッドベイダイビングリゾート
ダイビングリゾートの建物。近くにはヤシの木ぐらいしかありません

本当は2月の後半から1ヶ月ぐらい休職してフィリピンか沖縄あたりに隠りたいのですが、そうもいかず。

休職ではなく在宅勤務なら交渉の余地はあるけど、南国リゾートに滞在すると、仕事なんか手に付きっこないものな…。

ということで、今日からしばらくは毎日更新の体裁をとった予約投稿が続きます。帰国後は写真紹介のオンパレードかな。

英語留学ならセブがお勧め

ダイビング仲間の一人がフィジーに英語留学に行っています。

フィジーといえば私が長年憧れている食材「バロロ」が獲れる国。バロロは珊瑚の産卵のように、一年の特定の時期(確か10月末前後)にだけ海底からわき出てくる珍味。島の漁師総出でボートを出し、シラスウナギのようなそれを大騒ぎしながら捕獲してその場で食べるのだとか。

日本人としては、白米のご飯を持参して獲れ獲れのバロロを乗っけて醤油をかけて食べるると絶品だそうな。自然相手なので短期の滞在だと難しそうだけど、いつか食ってみたいものです。


さて、フィジーへの語学留学ですが、私はあんまり良い評判を聞きません。何でもホームステイの場合、ホストファミリーによって生活環境に当たり外れが大きいのだそうな。当たればいいものの、当たらなければ一ヶ月かそこらでギブアップして帰国なんてケースが多々あるのだと。

例えばインド系フィジー人の家にホームステイすると、昼間に長々とティータイムを取る習慣があるため夕食が22時~になるそうです。たとえ順応できても太りそう…。

他にも出される食事が連日お芋さんだけ(現地だとタロ芋かな。味ないよね)ってことすらあるそうで。どうやら語学学校から謝金が出るため貧しい家庭ほど留学生を受け入れたがるという事情がそうさせているようです。フィジー自体はのんびりとした良い国らしいのですがね。

セブで語学留学という具合でフィージーからは散々な思いで帰ってくる人が少なくないと聞くので、私が代わりの留学先としてお勧めするのがセブ。近年、画面越しに会話するバーチャル英会話レッスンの接続先はたいていフィリピンだとも聞きますし。

セブの英会話学校、安いところでは学費・合宿費(相部屋だけど)込みで一ヶ月$1,000なんてところもあるそうです。まあ、相場は12〜17万円ってとこらしいですね。ホームステイにこだわらなければそういう短期留学もいいのではないかと。セブなら日本から近く、望めば都会的な生活もできますしね。

ああ、私もそうしたいものです。もう少し英会話能力を鍛えておけば世界中のどこに潜りに行っても不自由が減るので。

他にも、将来仕事をリタイヤした後、少ない蓄えで暮らすために物価が安い途上国に移住、適応するってのも有効です。今どきWebでもって日本の事情もほぼリアルタイムに把握できるし。

まあ、そうじゃなくとも春の花粉症がなく、夏は東京より涼しく、冬も冷え込まないフィリピンに住むってのは魅力的なので、来年の花粉症シーズンに短期留学を考えてみようかな。ほんでもって週末ごとに潜りに行くと。

Advilは強力

昨日の夕方から咽が痛くて、案の定今朝は38℃の発熱。平熱が35.5℃ぐらいの私には限界に近い高温です。ただし、普段まったく病気をしない私は薬の類いを常備していません。

でも今の私には先月ドゥマゲッティの救急病院で貰ったAdvilの試供品があります。

advil

痛み止めの薬らしいのですが、縫合手術の直後から普通に飲み食いできたので使う必要がなかったやつです。一応、薬剤師の友達に訊ねたら割と安易に飲んでも大丈夫とのことだったので、ちょうどいいから飲んでみました。

すると効果てきめん。数分後には唾を飲むのも辛かった咽の痛みがかなり和らぎ、熱も36.3℃まで下降。

ただし、その後の3時間は眠いのなんの。今日の午前中は仕事がちっとも捗りませんでした。Advilってそんな感じの薬なのですね。