受動喫煙との戦い

5月24日、受動喫煙防止対策の自民党案を塩崎厚労相が拒否したとのこと。先日は厚労省側が歩み寄ったと伝えられていたのに。これで法案の今国会成立は困難な情勢だそうな。でも妥当な判断です。通常なら骨抜き法案でもやらないよりはマシだけど、ちょうど東京都議会選挙が控えてるので。

都議会では自民(JTからの献金がいっていないのかも)を含む各党とも受動喫煙の防止条例制定に前向きだし、小池都知事は厚労省案に準じた条例を想定しているようだから、ここで妥協を重ねて法案を通す必要もなかろうと。都民ファーストの会と公明党が大きな議席を得て、都で厳しい条例が通ってしまえば自民党案が陳腐化するので有利に仕切り直せるわけだから。

禁煙マーク

ということで、今回は受動喫煙防止に対してありがちな屁理屈への反論をまとめてみました。愛煙家の方々でも良識を持ち合わせていれば、肩身が狭いと嘆くことはあってもこんなこと言わないものだけど、残念ながらそういうまともな人ばかりではなくて。

喫煙と肺がんの因果関係は証明されていない

証明されていないから危険が存在しないことにはなりません。

また、たばこ=肺がんというイメージが強いけど、心臓や血管への負担が大きいのは紛れもない事実。当然、何らかの疾病を招きやすくなります。

喫煙率は下がっているのに肺がんによる死亡者は増えている

単に高齢化が進んでいるからです。歳を取れば何らかの病気を発症しやすくなります。そして肺がんは喫煙者だけがかかる病気ではありません。

それに喫煙経験がないのに肺がんになった人は受動喫煙による発症かもしれないわけです。

また、禁煙に踏み切った人が肺がんになれば、喫煙率低下と肺がんの両方にカウントされます。

よって喫煙率と肺がんの死亡率を関連付けて語ることがナンセンスです。

全面禁煙だと小規模な飲食店がやっていかれなくなる

むしろ逆。全面禁煙にしなければ喫煙室を設置できる大型店が有利になるのだから。

喫煙可否を表示義務化すれば店ごとの判断でいいのでは?

私も以前はそう考えていました。中には付き合いで断れない人もいるだろうけど、吸わない各人が喫煙可能店を利用しなければいいのだから、表示が義務付けられるだけでも着実な前進です。とはいえ、それで手打ちにできるタイミングはとっくに過ぎてしまいました。

「小さなバーやスナックなどを除いて禁煙」という厚労省案は自民党の抵抗により今国会での成立は難しそうですが、頃合いよく小池東京都知事が「厚労省案並み+こどもの受動喫煙防止」を掲げて参戦。こちらは都議選の結果次第ではあっさり通ります。

そして約8割の非喫煙者側にしてみれば、「店ごとの判断」よりも「原則禁煙」になった方が利用しやすい店が増えるのだから、もはや譲る必要がありません。そのためいつもは屁たれの塩崎厚労相も珍しく頑張っています。なにしろ勝ち戦。都条例が通ってしまえば次第に他の道府県にも波及するので、国政でも都条例よりはるかに劣る法案を通すわけにもいかなくなりましょう。

よって喫煙者の方々は、恨むならJTを恨んでください。そもそも「喫煙可能店の明示」は法律や条例がなくとも飲食店業界が自主都的に実施できたことです。とはいえ多くの飲食店経営者はその辺を曖昧にして営業したいだろうから、JTが要請、説得するべきでした。五輪招致が決まった時点で「飲食店禁煙」の機運が高まるのは目に見えていたのだから。でも、そうやって喫煙者と非喫煙者の棲み分けを進めておかなかったものだから、いきなり喫煙可能店を失うに至ったわけです。

まあ、JTにとっては誤算だったのでしょう。五輪招致を決めた猪瀬前々知事はヘビースモーカーだし、枡添前知事も喫煙者で自民党べったりだから、「自民党たばこ議連に献金してさえいれば都合の悪いことにはならんはず」と高をくくっていたら、禁煙思考かつ好戦的な小池百合子都知事(昔はヘビースモーカーだったとも聞くけど)が誕生し、運悪く都議選のタイミングとも重なって、何も手出しできないまま事が進められてしまうという。

喫煙者の権利も尊重しろ

「喫煙する権利」はあっても「他者を巻き込む権利」はありません。誰も「喫煙するな」とは言っていないわけです。

利害が相反する場合、弱い立場、害を受ける側を尊重するのは当然です。

禁煙ファッショだ

「禁煙ファッショ」なんて日本には存在していません。単に迷惑行為への規制強化が望まれているだけです。もちろん迷惑行為の定義や範囲は時とともに変化します。よって受動喫煙の防止は「ゴミ屋敷を野放しにしない」と同じような話にずぎません。昔は許されていたことでも時が経つにつれ規制されるのは社会の常です。それを、見境のない一部の中毒者が「ファッショ」というネガティブな響きの言葉を持ち出して、さも人権侵害のように見せかけようとしているという。

ちなみに「禁煙ファッショ」と対になる言葉は「喫煙カルト」でしょう。禁煙ファッショは存在しないけど、他者を脅かしてでも信仰を貫こうとする様子はカルト宗教そのものです。もちろん自制心のある良識的な喫煙者はこれには当たりません。

副流煙よりも先に車の排ガスを規正しろ

これはもう味噌と糞を混同した言い分。車は有益だけど、たばこは文字通り煙たがられる代物です。車がなくなれば全国民が困るけど、たばこがなくなっても日本人の8割は不自由しません。

仮に排ガスの方が副流煙よりも害が大きかったとしても、それは「強姦よりましだから痴漢は見逃せ」「強姦を撲滅してから痴漢を取り締れ」といっているようなもの。どちらも卑劣な行為なのだから、できる方から対策すべき話です。

酒も規制しろ

嗜好品つながりの貧しい発想でしょうが、酒は副流煙を出さないので「受動飲酒」なんてものは存在しません。

それに飲食店でたばこが吸えなくなっても社会に大きな影響はないけど、酒の提供がなくなれば夜営業の飲食店の多くは成り立たなくなります。

いや、そもそも飲食店で店が提供する飲食物以外を口にするのがタブーであるべきでしょう。店のメニューに載っていて頼むのならともかく、持ち込みのたばこを店内で吸うのが許されることが

まあ、飲み放題を禁止しようという話は漏れてきます。量を求めるような馬鹿な飲み方はするなと。酒の規制はそのあたりが妥当でしょう。

屋内禁煙でいいから諸外国のように屋外喫煙を認めろ

まるで「電車内の痴漢は取り締ってくれていいけど、外ですれ違いざまに触るのは許せ」みたいな言い分です。

まあ、痴漢ほど露骨な犯罪行為ではないので、外国と日本では事情が違うとしか言いようがないですね。日本のルールが嫌なら外国に移住するといいでしょう。

それに、いずれは屋外にも禁煙区域を設ける諸外国もポツポツ出てくるかもしれないし。

屋内はともかく屋外禁煙はおかしい

これはJTを筆頭とする受益者側の戦略ミスの結果です。屋内禁煙に強硬に反対し続けたために、業界団体が存在しない屋外が先に規正され、五輪を控えていよいよ屋内もという流れになったわけです。

もし、飲食店などの屋内禁煙化を受け入れていれば諸外国のように屋外は許容されてたかもしれないのに、そうしなかったのだから自業自得に他なりません。

喫煙者はたっぷり税金を納めている

たばこ関連の医療費総額はたばこの税収よりもはるかに多いと言われています。理屈の上ではたばこの税収を失っても喫煙者がいなくなる方が財政的にプラスです。

ただし、たばこの税収が訳の分からない用途に使われるのは腑に落ちないという思いはもっともなので、たばこの税収を禁煙外来の補助に使うのはありかもしれません。

たばこの税収がJRの負債の返済にも使われているのは理不尽だ

ごもっとも。ただし文句は政府に言ってください。それに受動喫煙防止とは無関係だし。

そんなに問題ならいっそ禁止しろ

できなさそうな極論をふっかけてご破算に持っていこうとする典型的な愚者の言動パターン。もちろん誰からも相手にされません。

また、他者を巻き込まず吸っている良識的な喫煙者の楽しみを奪う話でもあります。

社会の構図は「喫煙者 VS 嫌煙者」ではなく「自己中心的な喫煙者 VS 非喫煙者&良識的な喫煙者」です。

たばこの煙はともかく臭いは分煙規制の対象にするな

受動喫煙による健康被害の元凶は煙とともに排出される化学物質。その証拠に煙が霧散したあとでも刺激臭が中空に漂っていることがあります。目に見える煙がやり玉に挙げられがちですが、臭いこそが規制対象とされるべきものです。つまり、臭いがもれるようでは分煙の意味を成しません。

もし、たばこの火をつける側にかぶせる不燃性のキャップが開発され、煙は出すけど化学物質は吸着して封じ込めるような商品があって、皆が必ず使って吸っていれば、受動喫煙が問題視されることもなかったでしょう。

加熱式ならいいのでは?

確かに、厳正な検査の結果、どれほども有害物質を排出していないと証明された商品に関しては許容されてもいい気がします。でも、その商品と悪質な類似品の見分けはつかないので、やはり包括的に規制せざるをえないですね。

屋外も屋内も禁煙、どこで吸えばいいんだ?

自宅で吸ってください。最近はテレワークも流行っていることだし。

もし外出先でも吸いたいなら、喫煙ルーム基金でも作って街中に有料の閉鎖型喫煙ルームを設置、拡充していくといいでしょう。本来ならJTが率先してやればよかったのだけど、自民党への献金による政界工作で乗り切ろうとしたようで。

この禁煙化の流れは非喫煙者の怨念や逆襲の意味合いも強いので、受動喫煙の機会をなくさない限り終わりません。屋内禁煙化が実現すれば、次は屋外の仕切りのない喫煙所に矛先が向くことは容易に想像できます。受益者側が負担して、それらを煙や臭いがもれない閉鎖型に置き変えていかなければ容赦なく撤去されていくでしょう。さながら砂漠のオアシスが一つずつ枯れていくかのように。

受動喫煙対策の行方

5/21(日)放送のサンデージャポンで受動喫煙対策による飲食店禁煙化について、VTRで石破茂元地方創生担当大臣が「みんなやめちゃえというのは、実はそんなに頭のいい人が言うことではありません」と言った場面でスタジオの面々の爆笑とヤジの声が一斉に上がっていました。

サンデージャポンの石破茂議員

字面で見れば特におかしなことは言っていないようにも思えるけど、石破氏がいつものように理路整然した話し口ながら自身のエゴを通そうとする様子がいかにも滑稽で突っ込みどころ満載だったのでしょう。

その受動喫煙対策、直近の報道だと、国政では自民党内で厚労省案に準じた厳しい案を通したい勢力と党国会議員67%で構成されるたばこ議連の間で意見が割れ、厚労省側が渋々譲歩して妥協点を探している状況のようです。

他方で東京都の小池知事はひと月ちょっと先に迫った都議会選で、厚労省案に近い条例案を準備しているとのこと。ならば国会で自民が骨抜き法案を通して「やったこと」にしても、都がより厳しい条例を通せば自民党の面目丸潰れになるわけだ。

もちろん都の条例は都外では無効だし、小池都知事率いる都民ファーストの会が十分な議席を獲れるかも不確定だけど、都政では公明党が自民党と袂を分かっているし、都議会公明党も受動喫煙対策には乗り気とされるので、かなり踏み込んだ対策が実行されることになるでしょう。

そうして五輪開催地の東京都だけでも対策に乗り出せれば、対外的に日本の体面もなんとか保たれるか。

でも、これまで抜本的な対策がなされてこなかったことが問題なのですよね。

マジックハンド

この写真は昨日の私の左拳。漫画みたいにまん丸になってしました。

私の左拳
骨や血管が見えません

痛風になったわけでも何かに刺されたわけでもありません。

ちなみに右はこんな感じ。

私の右拳
骨や血管が見えてます

事の起こりは先週の土曜日。自転車で踏切を渡ろうとした際、向こうから歩いてきたおじいさんを避けてハンドルを切ったらタイヤが線路の溝にはまって投げ出されてしまって。

走馬灯とまではいかなかったけど、地面に落ちる際、「どうしよう。足は間に合わない。しょうがない左手を着くか」と考えるだけの余裕があり、とっさに左の掌から着地。顔面強打を地面すれすれで免れました。

自転車を起こして脇に寄せ、自身の状態を確認。ハンドルを握る左手に鈍い痛みが走ります。そりゃそうです。100kg弱の私の体重をかけて地面に掌底打を繰り出したようなものだから。とはいえ安静にしていれば何ともないので骨折はしていなさそう。丈夫な体に生まれて良かった。

でも、次第に馴染みのある痛みだと気づきました。突き指の時とそっくりです。今回は指ではなく手首だったと。

ならば病院に行くほどではないけど、どう対処して良いかわかりません。ならば代謝を高めるのがよかろうということで、帰宅したら先ず冷却。昔、明太子と一緒にもらって凍らせてあった保冷剤を使って。その後、お風呂で温めます。それの繰り返し。アメフト選手なんかが試合後にやる超回復のメソッドですね。

そんなわけで最初は握りこぶしさえ作れなかったけど、二日経ったらグーができるようになりました。でもまだ重い物は持てません。昨日の夜の時点ではコーヒーカップがせいいっぱい。500gぐらいかな。

今更ながら左手が使えないと不便極まりないですね。指は無事だからキーボードは押せるので仕事には支障が出ないけど、一番困るのがズボンを履くときに腹のボタンをかけるのが難しいこと。

まあ、私は怪我の治りも早い方なので、もう数日の辛抱かな。

受動喫煙防止法はこうしようよ

Nosmoking mark2020年の五輪・パラリンピックに向けて受動喫煙防止法が制定されようとしています。開催地の東京だけでなく全国でってのはいかにも日本的ですね。

厚労省の案は飲食店(30平米未満のバーやスナックを除く)を全面禁煙とする厳しいものですが、これに対して自民たばこ議連がより緩い対案を出してきたそうな。伝え聞く限りでは「禁煙・分煙・喫煙可能の表示を義務付ける」という要旨のようです。さすがにもう全面抵抗はできないので、現実的な譲歩案を出してき感じですね。だったら飲むのも悪くないと思います。ただし、以下の要項を盛り込ませたうえで。

  1. 臭いが外に漏れる状態は分煙と認めない
  2. 広告にも表示を義務付ける
  3. 禁煙店の店先を喫煙所にしてはならない
  4. 喫煙可能店は非喫煙者を採用不可

厚労省案に比べれば議連の修正案では大きな妥協に見えるけど、実はそうでもありません。なぜなら、いざこれが実施されると喫煙可能店内の喫煙率が上がるので、嫌煙者はもちろん受動喫煙に割と寛容だった非喫煙者の足も遠のきます。「少々なら我慢できたけど、これはもう勘弁」と。

結果、喫煙客だけでも成り立つ小規模の飲み屋以外はことごとく売り上げを落としたり、バイトの採用もままならず、禁煙化に踏み切る店が続出します。つまり、上記の仕掛けさえ施しておけば、あとは市場原理にゆだねるだけで遠からず厚労省案に近い状態に収斂します。

そればかりか、いきなり原則禁煙とすると路上や飲食店の入り口付近で喫煙する人が増えて嫌な思いをする人やトラブルも増えるけど、喫煙者を喫煙可能店に一手に引き受けてもらえます。「吸いたきゃ吸える店に行け。外では吸うな」と言えるわけです。

ならば落としどころを見いだせず継続審議となるよりも、譲るところは譲ってさっさと施行にこぎつけた方が得策でしょう。

以下、各項目の解説です。

1. 臭いが外に漏れる状態は分煙とは認めない

本当に有害なのは煙ではなく目に見えない化学物質なので煙対策だけでは不十分です。

よって席を分けた程度の「なんちゃって分煙」は「喫煙可能」と見なします。喫煙室があっても扉の開閉や人の出入り時に臭いが漏れるので「喫煙可能」側です。エアカーテンの類も性能次第では同様です。それこそフロアごと分けるぐらいのことをしないと「分煙」とは認められないことにします。

これにより、多くの店は禁煙か喫煙可能に二分されます。

2.広告にも表示を義務付ける

喫煙可能店は店の入り口だけでなく以下のような媒体にも喫煙可能であることの表示を義務付けます。

  • 公式Webサイトの一番上
  • FacebookなどSNSの店舗情報箇所
  • 街の看板
  • 集客用広告物
  • 求人広告

同様に飲食店を紹介するメディアにも表示を義務付けます。

これにより曖昧な状態で店が集客をすることを防止します。例えば、「表示がなかったので禁煙だと思って予約を取ったけど入ってみたら禁煙じゃなかった。でも今さら店を変えられないので…」を期待しての営業は違法とします。

3.禁煙店の店頭を喫煙所にしてはならない

禁煙店が店の入り口付近に灰皿を置くことを禁止します。「店内は禁煙なので、ここで吸ってから入ってください」を許すと、禁煙店に入店する際の受動喫煙を招いてしまうので。

禁煙店にも相応の覚悟と対策を受け入れてもらう必要があります。

4.喫煙可能店は非喫煙者を採用不可

喫煙可能店(分煙を含む)は喫煙しない従業員(臨時のアルバイトも含む)に受動喫煙を強いてはならないこととします。本人の許諾を得ても不可です。それを認めれば当事者間の力関係や就職環境、経済的理由次第では断れず、受動喫煙防止が有名無実化してしまうので。グループ会社の禁煙店で採用してから分煙店に配置転換したり、経理などで雇って店に投入するのも違法とします。

もちろん本人が喫煙者だど偽れば防げないけど、非喫煙者を働かせて後日訴えられたら店側が100%敗訴する状態にしておきます。

祝・御懐妊

TBSラジオ『たまむすび』にて、メインパーソナリティの赤江珠緒さんが妊娠5ヶ月だと発表されました。おめでとうございます。

妊娠五ヶ月の赤江珠緒さん

42歳での初産になるけど、マンモグラフィーのプレスでもノーダメージだった赤江さんなら大丈夫でしょう。初夏、無事に産まれることを陰ながら願っております。

でも、たまむすびを3月いっぱいで降板するのはリスナーとしてはちょっと寂しいですね。この先もたまに電話出演して欲しいところです。

ならば気になるのは後任。でも、番組開始時からのリスナーには「この人しかいない」って人物に心当たりがありますよね。そう、小島慶子さん…ではなく小林悠さん。金曜たまむずびの前パーソナリティの。

聞くところではTBS内でのいざこざで退職を余儀なくされたようですが、ここはフリーランスとして復帰してくれると嬉しいなと。今どこで何をしているのかまったく存じ上げないのだけど、もし可能なら是非そうしていただきたいと思います。