SoftBankが禁煙に

SoftBankが従業員に対する就業時間中の禁煙を発表しました。来月から段階的に実施されるそうです。まあ必然ですよね。デメリットは多々あっても喫煙が企業にもたらすメリットって皆無だから。

禁煙マーク

ガストやジョナサンなどを運営するすかいらーくホールディングスも店舗を全面的に禁煙化するそうです。もはや喫煙率18%未満。だったら吸わない層を重点的に狙った方がビジネス的に得策だから。

ただし物議を醸しそうなので、この流れに対する典型的な異論・反論への模範解答を書いておきます。

喫煙者差別だ

企業は望む人材を得る権利があります。よって禁煙化は差別ではなくSoftBankなりの適材の登用手段。彼らは喫煙壁のない人材の方が好ましいと合理的な判断を下しただけです。

世の中の企業はSoftBankやすかいらーくホールディングスだけではないので、嫌なら他社に転職するなり、入社希望を出しましょう。

吸わない人も菓子を食べたり、コーヒーブレイクするじゃないか

だったら「席でたばこを食え」、あるいは「たばこをお湯で溶いて飲め」ってところですね。持ち手部分もあってちょうどかき混ぜやすい形状をしているし。

喫煙休憩の問題は定期的に長らく離席すること。その間、客からの電話に出なかったり、話したい議題があっても戻ってくるのを待つことになり、業務に支障が出るから。

それはトイレが長い人にも当てはまるけど生理現象だし、たいていは毎時間でもありません。また、喫煙者もトイレには行くし、中毒による禁断症状の中和とは事情が違います。

しかも近年、喫煙室を設けず屋外の非常階段の踊り場などを喫煙所に見なしている企業も多いかと。よって盗聴器を仕掛けるのも容易。場合によっては企業秘密や個人情報が漏洩しやすくもなるわけです。

加えて喫煙エリアの清掃の費用も生じます。それは誰も喫煙しなければ生じない企業側の負担です。

飲食店は分煙で十分

東京都は来年4月から従業員のいる飲食店を禁煙と決めました。これに対して「禁煙の可否が店頭に掲示されていれば十分なはず」と言う向きもあります。でもそれは的外れ。そういうことじゃないのですよね。

確かに「喫煙可能店」と必ず掲示させ「非喫煙者の雇用不可」と「未成年の利用不可」も義務付ければ飲食店内の受動喫煙は防げます。にも関わらず条例がそうならなかったのは「狙いが違うから」に他なりません。あの条例の真の目的は、はっきり言ってしまえば「喫煙率の抑制」です。

いまだに街で歩きタバコ、あるいは所定の場所以外で喫煙しているクズが少なからずいます。たばこを持った右手をドアの外に出したクズドライバーなども。でもそういう輩を取り締まるのは不可能。よって喫煙しづらい環境を作づくりで卒煙を促し、喫煙率を下げてゲリラ的な受動喫煙の機会を減らすという都の意思表示です。

中には「人気のないところで吸う分には構わないはず」なんて勝手な振る舞いをするクズもいるけど、たばこの臭い有害物質は紫煙が消えた後も風下に流れたり中空に留まります。よって所定の場所以外で吸えば圧力としては跳ね返るわけです。自業自得ですね。

まあ、歩きタバコを厭わないクズ喫煙者のせいで、時と場所をわきまえた良識的な喫煙者が巻き添えを食う構図ですね。そんなクズがいなければ「飲食店は分煙でよし」となっていたかもしれないのだから。

喫煙率は下がっているのに肺がんになる人が増えている

肺がんになる人が増えているのは単に高齢化が進んでいるからで、喫煙が肺がんやその他の健康被害とは無関係というパラドックスの証拠にはなりません。

そもそも元喫煙者が肺がんになれば、喫煙率低下と肺がんの両方にカウントされるわけです。

喫煙は権利

その通り。ただし他者を巻き込む権利はありません。そして権利には責任が伴います。喫煙は他者を巻き込まない限りにおいてご自由にどうぞ。

たばこを規制するなら酒も

意味不明。飲酒運転を始め、酒にも問題点はあるけど、そのルールは別途決められるべきものだから。

ターミナル3の喫煙所

スカルノハッタ空港の第3ターミナルは新しく、大きいだけあって綺麗で、整然としています。

スカルノハッタ国際空港

そして何がいいって、喫煙場所が決められていること。昔の日本がそうだったように、インドネシアでは空港でも屋外となるとそこら中で喫煙しているけど、このターミナルでは喫煙場所の限定が徹底されているようです。国際水準準拠ですね。

場所は横に長いターミナルビルの両端の外。喫煙所の敷地はちょっと愉快なデザインで、ポケストップにもなっていました。残念ながら写真を撮り損なったけど。次回撮ってこようと思います。

花粉抜き

日本は杉花粉症のシーズンまっただ中。九州の田舎育ちの私も首都圏暮らしが長くなった結果、15年来の花粉症持ちに。症状は年々悪化しています。

てなわけで2月末、自身の花粉症が始まった1週間後というタイミングで旅に出ました。前回はフィリピンだったので今回の行き先はインドネシア。二年半ぶりのアンボンです。ちょうどANAマイレージが35,000を超えたタイミングで特典航空券を予約して。

ANA B787

往路、朝06:45のバスで羽田に向かい、10:30のANA便でジャカルタに。そこからBatik Airでアンボンへ。リゾート到着は06:45頃。片道丸一日の旅でした。

そうして約1週間滞在し、あっという間に帰国の日に。13:00にリゾートを出発、30分後に空港に到着。15:30のガルーダ・インドネシア便でジャカルタに飛んで、22:45のANA便で06:30頃に帰国。30分遅れ(事故渋滞にあったらしい)で到着した新百合ヶ丘行きのバスを使って10:00頃の帰宅となりました。復路は計21時間。まあこれらは個人的なメモです。次回、参考にするための。

で、肝心の花粉症はというと、羽田を離陸後しばらくすると花粉症の症状はまったく出なくなりますね。もちろんインドネシア滞在中も一切。

ただし、帰宅後に用事で昼過ぎに外出したところ、すぐさま花粉症がぶり返しました。しかも日本脱出前よりもひどく、いきなりピークの症状で。目を開けていられず、くしゃみが連発し、透明な鼻水が出て、頭がぼーっとする感じの。結局、帰国後に花粉症を忘れていられたのは5時間だけでした。

さて、私の花粉症は毎年3月20日前後で終わります。約一週間中抜けした分、例年通りに終わるのか、3月いっぱいまで伸びるのかは追って確認が必要だけど、願わくば来年以降は私にとっての花粉症シーズン丸々1ヶ月間を外国で過ごしたいものです。

ちなみにこちらの薬、昨年試したけど、3日しか効きませんでした。まあ個人差があるのだろうけど。

ドナルド・キーンさん死去

ドナルド・キーンさんが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

ドナルド・キーンさん

日本在住歴が長く、日本国籍まで取った彼のエピソードで私が好きなのは「街で見知らぬ日本人の老夫婦から道案内を頼まれた」というもの。彼は日本人以上に日本に精通しているけど顔立ちは西洋人そのものです。その老夫婦がキーンさんのことを知っていたのなら納得だけど、知らなかったなら、話しかける前から「見た目は外国人でも立ち振る舞いからして日本人同然だ」と判断したことになります。

花粉抜きの旅に出ようかな

2月に入ってポカポカ陽気が続いていますね。もちろん朝晩は冷えるけど。まあどうせ寒さもぶり返すし、そのピークを過ぎると毎年私は花粉症を発症して約1ヶ月間悩まされます。できれば南の国に移住なり、この時期だけでもロングステイしたいけど、まだ事情が許しません。

でも数日間脱出して花粉抜きするだけでも楽になるので、その期間中に旅に出るのがよかろうと。幸い私のANAマイレージ残高が35,000を超えたところだし。

狙うのはインドネシア。具体的には行き慣れたレンべかアンボンかな。我ながらレパートリが少ないのが悲しいけど、マクロダイブのみとなると行き先は限られるのですよね。以前、マレーシアのマブール(かつてはマクロの聖地とまで呼ばれた)に行ったら毎回シパダンへのワイドダイブに連れて行かれて往生したし。バラクーダの渦、巨大ウミガメ、バッファローフィッシュの行進なんかは最初こそ楽しいけど、すぐに飽きるから。

ああ、アンボンだとマルクダイバーズが閉店したので他を探すことになるか。

Bargibant's pygmy seahorse
最後にインドネシアに行ったのは2017年秋のレンべでした。

で、どうせならANAマイレージをレンべ最寄りのサム・ラトゥランギ国際空港かアンボンのパティムラ空港までひっくるめた特典航空券にしたいけど、ANAはインドネシアの国内線を飛んでいないので提携のガルーダを使う必要があります。それだと38,000マイルが必要なので今回は使えません。あと2ヶ月するとANAマイレージが+3,000以上溜まるけど、その頃には花粉症シーズンが過ぎちゃっています。ここはANA便でジャカルタまで行き、国内線を使うしかないですね。

幸いANAの東京⇄ジャカルタ便は1日3往復。国内線はたくさん飛んでいます。今からの手配でも大丈夫でしょう。