愛国心旺盛なハゼ

ニチリンダテハゼ。フィリピンの海ではさほど珍しいくはないものの実に絵になる被写体です。蛍光マーカーで線を引いたみたいで…。

ニチリンダテハゼ

この個体は入り口の幅が私の肩幅ほどしかない洞窟状の砂地にいたので、自分はすっぽり挟まりながら撮影。背びれを立てて口を開けた瞬間を撮ってみました。

タイトルは背びれの日輪を日の丸の旗および日章旗になぞらえたわけですが、この子は言うなればフィリピン人なんですよね…。

金属質なハゼ

写真はメタリックシュリンプゴビー。

メタリックシュリンプゴビー

カメラを構えてけっこう粘ったものの、背びれをこれ以上は立ててくれませんでした。

「メタリックなシュリンプゴビー(エビと共生するハゼ)」なのか、それとも「メタリックなシュリンプと共生しているゴビー」なのかは知りません。きっと前者ですね。金属質のエビがいるんならぜひ見てみたいものですが。

レアなハゼ

先日のセブ・マクタンの収穫はまだまだあります。

レイドシュリンプゴビー

「レイドシュリンプゴビー」という名前のレアなハゼです。私はまだ2回しか見た事がありません。体長は40mmぐらいだったかと。

個体を認識したら例によって遠巻きに頭の方に回り込み、その後はほふく前進でじわじわとにじり寄って撮影。ハゼ撮りの基本ですね。私もこの技は得意なのですが、加減が解らずついつい寄りすぎてしまいます。どうも今回も微妙に近寄り過ぎたようで、この他のショットはいまいちくっきりしない写真になっていました。

また遇うことがあれば、次は図鑑写真風に真横から撮ろうかな。全身を写してみたいんで。

アプローチショット

座間味を振り返って。 二日目の砂地ではヤシャハゼを撮ってみました。今のカメラに持ち替えてからは初めてかな。 まずは遠めで一枚押さえます。

ヤシャハゼ(遠め)

それから徐々に距離を詰めつつ、その都度撮影。ま、最後こんな感じ。

ヤシャハゼ(近め)

特に工夫のない絵ですが、細部まで写っているので良しとしましょう。連れがおらず、その場にずっといられるときなら時間をかけて正面を狙いにいくのですが。それとエビとのツーショットを。 同じくチンアナゴにもにじり寄って撮ってみました。

チンアナゴ(遠め)
手前の子にピントが合っていないのはご愛嬌
チンアナゴ(中距離)
中距離で撮影。たっぷり砂から身を出しているところ。立てた背びれも確認できますね
チンアナゴ(近め)
近距離で撮影。引っ込みつつもまだ二つ目の斑紋が見えています

ここの連中は総じてレンズ前50cmぐらいまでなら砂に潜りませんでした。 欲を言うとカメラを縦長方向に傾けて画面いっぱいに撮りたいのですが、そうするとほふく前進がうまくできないのですよね。やっぱトリミングで我慢するか…。