若き日輪の伊達者

先日、リロアンでのダイビング二日目はスミロン島での3ダイブ。まれに沖に大物も出るらしいのですが、基本的にはハナダイやらスズメダイ系の小さな魚が充実したポイントのようです。

ガードハウスというポイントで潜った時は、エントリ後はしばらくドロップオフに沿って進みました。

途中、ガイドが他のゲストにパープルビューティなどを紹介している間、それらに無関心な私はたいてい窪みの砂地を探してニチリンダテハゼを撮ってたりします。

そうして見つけた中の1体がこちら。若魚です。

ニチリンダテハゼの若魚
蛍光ペンを引いたような縞がまだ太く、背びれも未成熟で斑点が少ないです

ちなみに成魚だとこんな感じ。

ニチリンダテハゼの成魚
体幹も背びれも立派な成魚

なお、スミロンのニチリンダテハゼはリロアンの個体よりも警戒心が強いですね。たくさん見つけたものの、ことごとく巣穴に引っ込ませてしまいました。

ハゼ特集

先日の沖縄で撮ったハゼの写真です。他にもオドリハゼやオニハゼなど何種類か見かけたのですが、メモリカードのエラーにしてやられて…。

ヤシャハゼ
ヤシャハゼ
ヤノダテハゼ
ヤノダテハゼ
ヒメダテハゼ
ヒメダテハゼ
ヒメダテハゼ2
ヒメダテハゼ
ハタタテハゼ
ハタタテハゼ

さて、Nikon D7000を購入してから1年ちょっとが経ちました。今のところD7000のいただけない点は、二枚挿しているSDカードの片方がいかれたら以後は撮影ができなくなることぐらい。それを除けば良いカメラだと思っています(なぜかアマゾンのアフィリエイトに出てきませんが…)。

[rakuten]mitenekakakubamboo:10003386[/rakuten]

でも、それ以上にNikon AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8 Gというレンズが素晴らしいですね。この組み合わせのカメラセットを買って少し練習したら、きっと私のレベルの写真なら撮れるようになりますよ。

SONYのNEXが高水準の水中ビデオカメラに!

私はこれまでミラーレスカメラはあまり評価していませんでした。というのも、どうにも水中撮影向きの交換レンズが少ないので。 実際、マクロ系はいまだに淋しいものです。Panasonic & Olympus用に45mmとSONY用に30mmがあるだけ。

オドリハゼとテッポウエビ
オドリハゼとテッポウエビ いつぞやのオドリハゼ。 警戒心が強い個体が多いので、こういうのは30mmマクロレンズでは厳しいかな…。 撮れてもちっぽけにしか映らないはずだし

願わくば、もっと望遠なマクロレンズも発売してほしいところです。

その一方でワイドにも強いわけではないものの、Panasonicから発売されているLUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5 H-F008はスペック的には良い感じではないかと。

さて、前置きが長くなりましたが、先日韓国のSamyangがSONY NEX向けの交換レンズを発表しました。

Samyangのフィッシュアイレンズ

詳細や発売日はまだ不明ですが、8mmフィッシュアイでf2.8と先のLUMIX用よりも明るいため、なかなか使いでがありそううな気がします。

なにしろ35mm判に換算すればLUMIX用が16mmなのに対し、APS-Cのこちらは12mm。マイクロフォーサーズより大きなセンサーに、より広範囲を写し込めます。単純に考えれば、こちらの方がダイナミックな絵が撮れそうです。

また、被写界深度が極めて深いフィッシュアイレンズではそもそもピント合わせがいりませんし、マクロレンズ以上に被写体に寄ることもできます。まあそれは頑張って寄らなければ淋しい絵になりがちなことの裏返しですが…。

もちろん構図やライティングにはセンスが要るものの、プロ級のクオリティを求めるのでなければあれこれ考えず単純に撮るだけでOK。というわけで、私ならこのレンズを水中でのフルHDビデオ撮影に使いたいところです。できれば明るめのビデオライトを1〜2灯接続して。

ビデオ用ならカメラ本体はファインダーを持ったNEX-7でなく安価なNEX-5Nで良いでしょう。対応する水中ハウジングも既に販売されています。

夏のダイビングはリロアン

仲間の女性ダイバーの「絶対リゾートに!」というリクエストを受けて立てたマレーシアのカパライリゾートに行く計画はマレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便が無くなったことで消滅。せめて成田⇔コタキナバル便が復活してくれないことには。

代わりに選んだのはリロアン。セブ島の南端ですね。全室水上コテージのカパライほどの極上リゾート感はないにしても、ダイビングの方は充実しています。ハウスリーフはマクロの生物がわんさか。他方、アポやバリカサグなどワイド系の名サイトにも遠征可能。餌付けジンベエで一躍有名になったオスロブにもボートで20分の距離です。もっともジンベエが夏まで居着いているかは解りませんが。

リロアンで見られるマクロ生物はマクタンの海と大差ないとも聞きますが、全体的な顔ぶれが同じでも場所が違えばレギュラーが違ってくるものです。楽しみだ。

さて、先日金額が確定し、ツアー代金は4泊5日9ダイブ&食事付きで約12万円とのこと。まあその時期にしてはリーズナブルかな。遠征するときは別途費用がかかりますが、私は皆を遠征に送り出して近海でロングタイムのマクロ三昧といこうかと。多分その頃までにフィッシュアイレンズのセットは買えていないと思うし、105mmマイクロレンズでももっと修業しないと。

メタリックシュリンプゴビー
メタリックシュリンプゴビー。こんなのをたくさん撮ってくるつもりです

マクロダイブの必要条件

パラオスポートからニュードロップオフにオドリハゼが復活したという知らせが届きました。撮りに行きたいなぁ。

オドリハゼとテッポウエビ
セブのオドリハゼ

また、別の筋からはブルーコーナーのマクロ穴ではヘルフリッチが安定的に見られているという話も。私はあそこでヘルフリッチを見たことがないのですよね。チーム編成や潮の流れの都合で行かれなかったり、行っても見えるところにはいなかったりで。あのマクロ穴はけっこう深いとこにあるし…。

でもなぁ、ブルーコーナーにしろニュードロップにしろワイド系で知られたダイビングサイト。繁忙期にはチームも大人数で組むことになりがちです。そうするとハゼ類はじっくり撮れない可能性が高いですよね。なにせハゼ撮りの常套手段はにじり寄り。ちびちび距離を詰めて行かないとすぐに引っ込んでしまいます。ただでさえオドリハゼもヘルフリッチも神経質な方だし。

やっぱマクロ目的だと1チーム4以下じゃないと。だとすれば乾季のパラオでは難しいかな。パラオにもマクロ生物はわんさかいるんですがね…。