初代iPadにスマートカバーを付けてみたものの…
私は初代iPadのユーザです。iPad 2は気になるものの、のんびり構えています。量販店で予約無しに買えるぐらいになってからでもいいかなと。
ただし、スマートカバー(Smart Cover:通称「お風呂のフタ」)だけは非常に購買意欲をかき立てられます。あのギミックは素晴らしいと。前々からAppleは磁石の使い方が上手いですよね。
そこで以下のビデオを参考にして初代iPadにスマートカバーを付けてみました。
まずはマグネットの入手から。単価70円×4でしたが送料とカード手数料込みだと計1,040円。
次にスマートカバーを購入。革製の赤、(PRODUCT) RED、収益の一部がアフリカでのAIDS対策に役立てられるってやつです。
で、マグネットを両面テープでiPadの側面に貼り、スマートカバーを取り付けてみます。初代iPadとは微妙にサイズや角の丸みが違うものの私は気にしません。
次にスマートカバーを三角柱状にたてんで立て掛けてみます。やや角度がきついものの悪くはないです。
が、数分するとスマートカバーからiPadがずり落ちますね。iPad 2と違って初代は背面に膨らみがあるため自重でもって磁石の吸着が外れてしまうようなのです。
でも、もしこんな部品(↓)があれば初代iPadでもスマートカバーが使えそうな気がします。
このパーツでiPadの側面をフラットにして自重をスタンド状のスマートカバーに均等にあずけられればいいのではないかと。でも、自作して実証するほどの気力はないや…。
というわけでスマートカバーを初代iPadで使う場合、液晶カバーにはなるもののスタンドにはならないというのが私の結論でした。
スマートカバー、iPad 2を買うまでしまっておくことにします。
水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(3)
バッグ、インナーのクッションボックスの次は詰め物。クッションボックスにハウジングを入れただけだと不安定なので。
あれこれ考えた末に選んだのは以下の製品。
発砲ウレタンのスプレーです。約2倍の体積に膨らみながら固まるらしいので、これでピッタリサイズのクッションを作ろうと考えました。
作業に当たってはカバーおよび整形用としてアルミホイル、剥離剤としてシリコンスプレーを用意します。当初はラップを検討したものの、形状を保てないことと破砕があっても見つけづらいことからアルミホイルを採用しました。
作業手順は以下の通りです。
- クッションボックスの内側にアルミホイルで壁を作る
- ハウジングをビニール袋に入れ、それをアルミホイルで隙間なく覆う
- 両方のアルミホイルにシリコンスプレーを吹きつける
- ハウジングをクッションボックスに収納
- クッションボックス内に発砲ウレタンスプレーを充填
- 発砲ウレタンが固まるまで待つ
- ハウジングを取り出す
- カッターで発砲ウレタンの余分な箇所を切り落として整形する
で、実際にやってみたのですが、これが何とも残念な結果に…。
噴出直後の発砲ウレタンの見た目はクリーム状ですが、実際にはかなりどっしりしていてヘラの類いでならすのも厳しいほど鈍重な感じでした。
また、思っていた以上に固く仕上がりますね。指で押したときの弾力性はあるものの、我々がイメージしがちなふかふかのウレタンよりも発泡スチロールの固さに近いです。
そして何よりも厄介なのは、強力な接着性があり想定外の場所に付着しても洗い流せないこと。なにしろ水分に反応して膨らみながら固まる性質なので。アルコールやリモネン(発泡スチロールを溶かすあれ)も無力なようです。これが皮膚なら代謝でもってその内はがれ落ちますが、それ以外の場所だと固まった後に削るしかなく当然ながらキレイに元通りとはなりません。ハウジング本体に付着しようものなら大惨事です。
まあ、そうやってできたのはこのようなカタマリ。
残りのアルミホイルをはがして整形すれば完成なのですが、もうこの時点ですでに期待していたものとはほど遠かったのでボツにすることにしました。
発砲ウレタンスプレーは型取りの目的には適さないようです。もし柔らかめで粘着性がないタイプがあれば、またチャレンジしてみたい気もしますが。