マリンダイビングフェア 2011

マリンダイビングフェアに行ってきました。今年は震災を受けて7月に延期されたため出展者は限定的。梅雨明けは予想外だったにしても、夏の週末ではダイビングショップは参加できませんよね。

さて、まずはSea & Sea。SOLAシリーズのLight & Motion製LEDライト『SOLA VIDEO 4000』の試作機が展示されていました。

SOLA VIDEO 4000

パネルの紹介文は以下の通り。

  • 最大4000ルーメン(7段階)。
  • 照射時間は60分から240分。
  • ボールマウント付き。SABなどのアームに取り付けての使用が可能です。
SOLA VIDEO 4000の上面と背面
上面と背面

操作方法はSOLAと同様。レバーを前方にスライドさせる度に光量が1段階ずつ上がり、後方だと下がります。OFFにしたいときは後方に長押し。ちなみに飛行機マークのスイッチは圧を逃がす機構だそうです。 SEA&SEA SOLA-VIDEO 1200

さて、気になっていた点を質問。「SOLAシリーズは飛行機に乗せられるのか?」です。対するSea & Seaの答えは「我々のスタッフは何度も試しているが、まだ持ち込みを止められたことはない」。でも「結局は空港の係員次第」とも。メーカーとしてはそうとしか答えられないでしょうから、それ以上追求するようなことはしませんでした。まあ、そういうことなんでしょうね。「経験則上は大丈夫そうだけど…」と。

ちなみに上述のSOLA VIDEO 4000に関しては、「飛行機への持ち込みがダメになる可能性もある」とのこと。

次にfisheye。私が見たかったCanon EOS Kiss X5用のハウジングが展示されていました。

Nauticam EOS Kiss X5用ハウジング(前面)
Nauticam EOS Kiss X5用ハウジング(前面)
Nauticam EOS Kiss X5用ハウジング(背面)
Nauticam EOS Kiss X5用ハウジング(背面)

 差し当たり私が持っているD7000用から機構的に進歩している点はないようです。 なお、fisheyeにはD7000用ハウジングのユーザとして以下のリクエストをしておきました。

  • ピッタリサイズのキャリングバッグを用意して欲しい

最後に番外編、Coral Pure

Corak Pureのバナー

最近では日本でも家庭にウォーターサーバーを取り付けることが一般化しました。私も一頃愛用していたのですが、水のボトルを注文して受け取るのが手間で利用を止めた経験があります。

でも、このCoral Pureは水道水を注いで浄水するタイプ。水を買ってセットする必要がありません。レンタル費2,980円/月。ただし、当然ながら水道代と電気代は別ですが、コストの損得を検討してみるのもいいかなと思った逸品でした。

あのライトを買ってしまったらしい…

私のダイビング仲間の一人が最近SEA&SEA SOLA VIDEO 1200(Light & Motion製)を購入してしまったらしいです。買う前に訊いてくれれば理由を教えて止めさせたのに。

SEA&SEA SOLA-VIDEO 1200

このライト、充電池内蔵で取り出せないため飛行機に乗せられないのですよね。国内線、国際線ともに機内預けも機内持ち込みも不可。X線検査官が見逃してくれれば良いのですが、帰国便の搭乗時に発見されて没収された日には…。

他にも例えば沖縄に機材を送る際にスーツケースにこれが入っていたら、最悪の場合スーツケースごと船便扱いにされてダイビング当日までに機材一式が届かないなんてことも。衣類も同梱していたら旅先でずっと着替え無し。離島だと買おうにも買えませんし。

SEA&SEAのサイトを見るとこんな記述があります。

2. 現在、Light&Mothion社のウェブサイトにて、SOLAライトの製品安全データシート(セーフティデータシート:PSDS)をダウンロードし、印刷することが可能となっています。本製品を携行して航空機をご利用の際などにご活用ください。

ああ、そうですか。でもこうも続きます。

※この書類は航空機内へのSOLAライトの持込みを100%保証するものではありません。

果たしてこんな紙切れで危険物該当品の持ち込みが免除されるものか。あてにはならないですよね。簡単に偽造できそうですし。

同様の仕組みのダークバスターLE-12ならライトヘッドを外しておけばOKだそうですが、SOLAはそれができません。ダークバスターも外国の空港係員に「ライトヘッドは外してある」と説明して納得させるのは面倒だけど…。

いや、もちろん陸路や船で行かれるところがメインの人なら買っても何ら不都合はないでしょう。小型軽量で大光量、しかも充電プラグを差すだけで充電できるので取り回しはとても楽です。

でも、海外や沖縄などにも持って行きたいならこのライトは選んではダメ。私ならやや大きく200gほど重くもなりますが、FIX LED1500DXを買いますね。

エネループを水中で使ってみた

単4が単3にになる電池アダプター私の水中カメラセットは約7kgの重量があります。そこで少しでも軽くしようと変換アダプタを使って単3電池を単4に置き換えることにしました。数十gでも軽くなれば片手撮りが少々楽になりますので。

先の慶良間ではINON S-2000ストロボx2に8本の単4エネループを入れて使用。エネループの説明書には「水中用機器では使うな」といった注意書きがありますが、一方でINONの方が動作保証をしているので、まあ良かろうと。自己責任ですが。

で、使用感は当然ながら乾電池と一緒ですね。変換アダプタも問題ありません。普通に使えます。

ただし気になるのがスタミナ面。単4(750mAh)の容量は単3(1,900mAh)の4割弱。実際に試してみたところ、200枚目あたりから急に暗い写真が増えました。おそらく200回ほどストロボを焚いたところで電池残量が枯渇しかけ、ストロボのリチャージに時間がかかるようになったのでしょう。ニッケル水素充電池は、残量が寂しくなると急に電圧が下がるそうなので。なるほど単3アルカリ電池のときに3日間9ダイブでも余裕だったのは500回ぐらい発光できる容量があったからですね。

とは言え今回の主題は軽量化なので単3に戻るという選択肢はなし。単4のスタミナでやり繰りするしかありません。

結論。

  • 撮影枚数が100枚を超えた日の夜には充電すべし

撮影条件にも左右されますが基本的にはこのルールでやっていかれると思います。二日以上のダイビング旅行の場合、充電器の携行が必要ですね。単4エネループ4本の充電時間は約3時間半。2セットで7時間。タイミングを逃さないようにしないと。


SANYO NEW eneloop 急速充電器セット(単4形4個セット) N-TGR0104AS


SANYO NEW eneloop 充電式ニッケル水素電池(単4形4個パック) [HR-4UTGA-4BP]


INON(イノン) S-2000 ストロボ

キャノンのドキュメントスキャナの新製品

実は私もドキュメントスキャナを買いたいと思っているものの、良い製品がないのでお預けになっていたのですが、先週キャノンから新しいドキュメントスキャナimageFORMULA DR-C125が登場しました。

キャノンのドキュメントスキャナ

私がドキュメントスキャナで重要視するのは、

  • 給紙スタッカに50枚ぐらい挿せること
  • 複数枚給紙したときやジャムった時の対処が簡単であること
  • 余計なアプリの添付で販売価格が上がってなさそうなこと

公開されているスペック表にはスタッカの給紙能力は書かれていないようなのですが()、どうなのでしょうかね。

ちなみにベストセラー機のScanSnapはスペック的には申し分ないものの、発売されて久しいのとAcrobat同梱(私は持っているので要らない)で割高感がある点がネック。Acrobat別売で少しスペックが上がった新モデルを出してくれると良いのですが。

DR-C125の予想価格は45,000円ぐらいとのこと。ちと高いので、もうしばらく様子見してみましょうかね。


Canon imageFORMULA DR-C125
A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚
重送軽減リタードローラー採用
Uターン排紙省スペース設計モデル

※ と書いてからAmazonの広告(↑)を貼ってみたら30枚と書いてありました。ちょっと物足りないなぁ。

東芝とソニーが事業統合

東芝とソニーが液晶事業を統合して新会社を設立するそうですね。今後この手の話は増えてくるのでしょう。

さて今回の件は有機ELの将来市場を睨んでの動きとのこと。私としては携帯よりもデジカメのモニタとして期待しますね。液晶モニタの表示は晴れの日の明るい水中では見えませんが、有機ELなら大丈夫でしょうから。