シニアダイバー向けの発明

一昨日、仲間のシニアダイバーが南伊豆で撮ってきたダンゴウオの写真を見せてもらいました。彼はまだダイビングのキャリアも浅いので写真のクオリティ的にはまだまだですが、経験を積んでもらえば写真の腕前はきっと上達します。

それよりも厳しいのが眼力(めぢから)の方。ガイドにダンゴウオを指し示してもらっても、いざカメラを向けたら見失うとのこと。しかも老眼で液晶モニタも見えづらいようです。

肉眼で見えてても液晶画面で探せないのならば慣れてもらうしかありませんが、どうもミリ単位の被写体は肉眼でも視認できないそうです。で、ガイドが指し示すあたりを漠然と写真に収めたのだと。こいういのは何とかしてあげたいものです。

差し当たり液晶画面に関してはこちらの製品が使えますね。 [rakuten]scubadiving:10008435[/rakuten]

覗き窓が大きく、液晶画面を拡大表示してくれるので、老眼が進んでいても自身が近づいたり遠ざかったりするとちょうど見やすい距離が見つかります。

そしてもう一点の被写体を見失う件に関しても、ちょっと知恵を授けてあげることができました。

「100均で虫眼鏡を買ってきてレンズをくり貫き、ガイドに持たせとくといいですよ」

と。おなかの吸盤状のヒレでその場に定着する習性のダンゴウオは何かの人工物が近づいてもあんまり逃げません。そしてガイドにはダンゴウオを見つけたらすっぽり囲んでくれるようお願いしておけばOK。で、虫眼鏡のわっかごと写真に収めると。自転車で言えば補助輪付きみたいな手法かもしれませんが、それでも乗れないよりは格段の進歩です。撮り方次第では虫眼鏡はトリミングで排除できます。

虫眼鏡はレンズ付きのままでも良いのですが、撮影補助用ならレンズは抜いておいた方が良いですね。 これが指示棒だと指してもらっても方向を追って自分でも探さなければならないし、グルッと範囲を示してもらってもカメラを構えたらまた場所が解らなくなりますしね。

虫眼鏡ではなく、こんなのでも良いかな。要はガイドが摘んだままダンゴウオを遠巻きに囲んで、目が良くない人でも撮影範囲が解れば良いわけだから。

iPhone バンパー
やはり100円。しかもこれならレンズを抜く必要もありません

うん、シニアだけでなくビギナーにも有効な策です。これ流行るかな。パラオのカレントフックみたいに。

フィッシュアイズームって選択肢もいいね

3月のダイビング(4月もかも…)の計画が流れたので少し財布に余裕が出てきました。もっともレギュセットのオーバーホールがまだだし(きっと今回はン万円コースだ)、なけなしのお金なんだから後々の海代に取っておけばいいのだけど、しばらく倹約してたので何か買いたいという思いが…。

そこで欲しいものの一つがフィッシュアイ系の交換レンズ。自身の好みで海を選べるときはいいのですが、誰かと連れ立って行くときは終日完全マクロ指向ダイブとはいかないことも。昨年マブールに行ったときは予想外にシパダンばっかりだったし、今時分セブ島南端のリロアンなんかに行くとオスロブの餌付けジンベエを見に連れて行かれたりするわけです。

ワイド系のダイビング用にもう一本レンズを持って行くならフィッシュアイが良かろうと。陸では定番の標準ズームは水中では無用の長物ですしね。

フィッシュアイレンズは広範囲を撮れる反面、寄りが足らないと寂しい絵になりがちですが、一方でマクロレンズ以上に被写体に寄れたりもします。対象がそこそこ大きければワイドマクロも楽しいですよね。昨年12月に撮りに行ったピグミーシーホースが8匹ついたあのシーファンをフィッシュアイで撮ったらかなり面白そうだ。

で、これまでは漠然とSigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMがいいかと思っていたものの、他にもTokina AT-X 107 DX Fisheyeという選択肢があることを知りました。10mm-17mmのズーム機能がついたフィッシュアイレンズです。

レンズ前2.5cmまで寄れるのでドームポート越しに使う水中ではとことん被写体に近寄ってもOK。マイクロレンズの時からは一転してワーキングディスタンスやピント合わを気にする必要もありません。

それからリゾートの海ではついついやってみたくなる下半分だけ水中の写真も撮れますね。もちろん動画撮影もありです。105mmマイクロレンズだと手ブレが増幅されるのでさすがに撮る気になれなかったけど。

Tokina AT-X 107 DX Fisheyeに対応のドームポートとエクステンションリング、ギアの組み合わせが98,750円。新宿西口のアンサーで現金で買えばきっと1割引いてくれるので消費税込みで約93,400円。これにレンズ代を入れると15万円コース。トータル的にはSigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMと同じぐらい。

ならば明るい単焦点を取るかズームを取るか。やっぱりここは画角を変えられるTokinaのフィッシュアイズームですかね。南の島の風景を撮る際などは17mmの画角が重宝しそうなので。

まあ、他の出費が割り込んできたら買えないかも知れないけど。そんなレンズのセットを買ったら、きっと大光量のビデオライトも欲しくなるし…。

ブリッと便利なマヨケース

昼食に寄ったお店のマヨネーズ容器に感心してしまいました。昔からあったのか比較的最近の発明品なのかは知りませんが、これって優れものですね。

便利なマヨネーズの容器

見た目は何のへんてつもない円筒状の容器ですが、持ち上げて胴体の脇を押さえれば底からマヨネーズが捻り出される仕組みです。使った後もそのまま立てるだけでOK。それでいて続きが垂れることもありません。 底面を見るとこんな感じ。

マヨネーズ容器の底面
マヨネーズ容器の底面 金魚の糞があんなに長いのは肛門括約筋がないからですが、 この容器には切れ味すっきりな人工肛門みたいな仕組みが付いていました

近年、ハインツのケチャップなんかも逆さに立てる仕様になっていて、残量が少なくても直ぐにケチャップが出てきますが、フタを開け閉めする手間がない分こちらの方が優れています。

ああ、よろけた拍子にうっかり押さえたりすると不意にブリっと漏らしちゃったりはするか…。

あと、マヨネーズほど粘性が高くないものにも使えるかどうかは解りません。

ちなみにお店は「情熱のすためし どんどん」。「伝説のすた丼」ではない方です。

レギュレーターのオーバーホールを拒否されてしまった

次の海までに日があるのでレギュレータをオーバーホールに出そうと思い立ちました。

馴染みのショップにセットを持ち込んでオーバーホールを依頼したところ、イントラのスタッフが一目見るなり「これ、出さん方がいいです」と。いや「本当に出しますか?」だったかな。

まあ確かに私のレギュセットは今年の夏で丸20年を迎える代物。前回のオーバーホールからも100本以上潜ってるし、消耗品のホース類の他にもあちこち部品が交換さてしまうのは必至。そのイントラの見立てではオーバーホール代が4〜5万円は下らないだろうと。さすがに今回ばかりは新しい機材を買わせたい営業トークとも思えません。

私のレギュレータとファーストステージ
私のレギュレータとファーストステージ 私の”20年モノ”のレギュレータとファーストステージ
私のAIR2
同じく”20年モノ”のAIR2

ひとまず見積もりが欲しいところですが、そのためには機材をバラす必要があるので基本工賃が発生してしまいます。その上でオーバーホールをやめれば丸損です。

それにオーバーホールに出しても老朽機材が新品同様になるわけではないので、やはり買い替えた方がいいのでしょう。約20年間使えたので御役御免、引退させてあげましょうかね。

ならば次のレギュセットは何にしよう。20年前は「マレス以外だと深場ではエアーがマックシェイクみたい」と言われていたものですが、おそらく他メーカーもとっくに改良して問題ないレベルに達しているはず。ひょっとしたら劇的に吸いやすくなるかも。まあ、ゆっくり考えることにします。

iPhoneに最適な外付けバッテリー

PC onlineにiPhoneに最適な外付けバッテリーを探せ!(前編)という記事が載りました。

私の願望は「WiMAXルータがポータブルバッテリを兼ねる」です。オプションの大容量バッテリーを積んだWiMAXルータを充電しておくと、いざというときにスマホ用外付けバッテリーとしても機能するような。そのためならルーターが100~200g重くなっても構いません。

私は日ごろWiMAX端末を持ち歩いています。圏内ではiPad2 WiFiモデルでもネットに接続でき、成田空港へのリムジンバス内でずっと繋がるのもあり難いところです。

でも、毎日充電して持ち出すデバイスは3個が限度。iPhone、iPad、WiMAXでお終い。この上たまにしか活躍しないであろう外付けバッテリーを買っても、きっと充電し忘れたり持ち出し忘れたりしそうです。そんなときに限ってそれが必要になるのですよね。

というわけで、どこのメーカーでも良いので、WiMAX端末にUSBポート付きの大型バッテリー搭載可能モデルを発売してくれないかな。