山中博被告の行方は解る?

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このblogの「山中博氏は逮捕されるの?」や「BAYSIDE English Cebu乗っ取り事件の現状報告」といった過去記事にアクセスが続いています。フィリピンから逃亡脱出した山中博被告、松井元輝被告、土原弘人被告の行方を捜している方がおられるのでしょうね。

とはいえ私も何も知らないし、ネットを検索して得られる以上の情報は持っていません。そもそも私は山中被告と松井被告には会ったことがありません。土原被告とはBAYSIDE English Cebu滞在中に少しだけ事務的な話をしたことがあるけど大した印象もないので、もしどこかですれ違っても気づかないでしょう。

ついでに言うと私は事件の被害者である佐々木綾子さんともわずかな面識しかありません。佐々木さんが彼女のblogで書いていることにしても彼女の主観が多くて別の側面もあるとは思うけど、それでも学校の運営権や資産が彼らの手に渡ってしまったのは事実のはず。だったら明らかな犯罪です。まさかお子さんもいる彼女が彼らにそれらをプレゼントしたとは考えにくいので。山中博被告側にも言い分があるかもしれないけど「家の鍵が空いてたら盗んでもいい」なんてことはないのだし。脅迫にしても録音を取られているし、ちょっと言い逃れは無理でしょう。

よって私は部外者ながら、物事が正される方向で解決されて欲しいと思うのですよね。誰かが誰かに騙されたなんて話がまかり通るのは嫌だから。

ただし、現実問題、意図的に姿をくらました人を探すのは困難かも。先日、テレビで家賃をさんざん滞納して失踪した人を探す企画が放映されていました。元警察の人物が捜査に当たり、「当人がかつて温泉旅館に勤めていたから今も出身地の同業他社で働いている公算が高い」との推測から居場所を突き止めたけど、逆にいえば人探しはそれだけのスキルを要する難題なのでしょう。

もし自身が探偵だったとしても、彼らが過去の生活圏や交友関係から距離をとっていたなら、どうやって探したものかちょっと見当がつきません。彼らは既婚者でしたっけ?だったら奥さんの方から当たってみるかなぁ。

ましてや彼らは被告といってもフィリピンでの話。当然、日本の警察の指名手配一覧には載っていないので、日本でも告訴されるか、あるいは自ら何かをしでかして身元を照会されるようなことがない限り、一国民として普通に暮らせていかれるのではなかろうか。

フィリピン留学ラジオのサイトのスクリーンショット
フィリピン留学ラジオのサイトから

なお、先日フィリピン留学ラジオのサイト内でこの事件のことが時系列を追ってまとめられた記事が出たので紹介しておきます。

セブ島のベイサイドの刑事裁判まとめ!
佐々木綾子氏が山中博氏を告訴!学校乗っ取り事件!?

 

Cebwayが営業停止

せっかく馴染みになった九段下の英会話スクールCebway English(セブウェイイングリッシュ)が間も無く営業を停止します。開業は2017年6月だから2年弱でその短い幕を閉じるわけだ。私もボランティアでWebサイトやPCの面倒をみていたので非常に残念です。

Cebwayのマスコット『セブブ』 Cebwayのマスコット『セブブ』

営業を続けられなくなった主な理由はフィリピンから新しい先生を呼べないこと。初期メンバーが相次いで帰国し、代替の先生を招聘しようにもビザの取得が遅れに遅れたり、せっかくビザが取れても空港で出国を邪魔されたりで。

そもそもフィリピン政府がどうかしているのですよね。現状フィリピンから人材を呼び寄せようとした場合、「正社員の身分+月給22万円+社会保障+住居を約束するべし」なんて条件を付けているのだそうな。しかも同国の人材派遣会社を通すことを義務付けていて、毎回リベート的な金銭の支払いも要求されるそうで。すっかり利権化しているのでしょう。もちろん国際線の航空券も受け入れ側の会社持ちだし。

つまり、日本語もできず、日本人よりも勤勉ではなく、日本社会の不文律も通じない新参者に、日本人の大学新卒と同じかそれ以上の待遇を求めているわけです。「フィリピン人は安いお金では出さない」などと言って。

もちろん外国人だからと劣悪な条件で働かせるのは論外だけど、あまりに高望みしすぎ。「お前ら自国民の平均所得、1人当たりのGDPがいくらか考えてみろ」とも言いたくなります。

そんな状況なので当然フィリピンから正規に人材を得ようという日本企業はごく僅か。なんと愚かな。フィリピン政府は日本側の足元を見ているつもりでも、実際には外貨を思いっきり稼ぎ損なっているのに気づかないという。条件を緩和すれば今まで以上に日本におけるフィリピン人の雇用が進み出稼ぎで国が潤うのに。

そう、仮に新たに1万人が月収15万円で働けば少なくとも毎月5億円ぐらいは本国に仕送りされ、貯金しないあの国ではほとんどが消費に回るので経済が潤うのにそれはせず、高コストを覚悟でフィリピン人を招こうという希少な上客から1回数十万円程度をたかろうとしているわけです。国の繁栄よりも政府高官(おそらく)の懐が優先されているという浅ましさ…。

だいたい近年これほどフィリピンへの英語留学が流行っているのに、Cebway以外でフィリピンからESL(English as a Second Language)教師を呼び寄せた英会話スクールの話を聞かないのは、そういうことなのでしょう。本職ではないにしろワーキングホリデーで来日している米国、英国、豪州、カナダあたりからのネイティブスピーカーを雇った方が安上がりなのだから、どこもフィリピンには目を向けませんよね。

また、営業停止で配下のフィリピン人講師が近々失業するため受け入れてくれないかとCebwayのオーナーが大手英会スクール各社に問い合わせたところ、どこからも良い返事が得られなかったそうです。なんでもフィリピン人を雇うとフィリピン政府が後出しで条件を変えてきたりして面倒事が多いとのことで。その彼の英語教師としての素養は本職なのでワーホリの欧米人よりもはるかに高いというのに、フィリピンというお国柄で忌避されてしまうのが現実のようです。

それでいて本年度から見切り発車で始まった特定技能労働者制度にて日本側が5年で35万人の外国人労働者の受け入れ意向と聞いて、フィリピン政府は10万人の送り出しを見込んでいると公言してしまうのだから呆れてしまいます。身の程もわきまえずに皮算用も甚だしい。

ドゥテルテ政権になってフィリピンは変わりつつあるような話を聞くものの、フィリピン政府が考え方を変えなければ同国は貧しいままでしょうね。毎年7%の経済成長率といっても元が低いわけで、ホスピタリティ豊かな人材を含めて自国資源を有効活用する知恵がないのだから。実にもったいない話です。

打開案

例えば日本では来年度から小学校3年生以上で英語(外国語)教育が行われるのに、英語を話せる小学校教師は数%しかいないそうです。本当に皆に英語教育が必要かは怪しいけど、指針に沿って全国約2万校、400万人弱の生徒達にまともな英語の授業を実施するには大量の英語教師がいるわけです。ならば地理的にもフィリピンからESL教師を数千、数万人規模で迎え入れるのが最も合理的なのだけど、他ならぬフィリピン政府がそれを拒んでいるという。

まあ、日本にしてみれば強気な交渉の余地がある状況とも言えるので、満足に機能しそうにない特定技能労働者制度とは別枠で、こんな感じで二国間協定の合意を求めればいいと思います。

  • ESL学校で3年以上の実務経験がある人に限り英語教師限定の労働ビザを交付
  • 妊娠中の女性は適用外
  • 受け入れの条件は日本側に決定権がある ← 最重要
  • 人選はフィリピン国内数カ所に日本が設立した雇用機関にて行う(フィリピン側には信用調査で手数料が支払われるように取り計らう)
  • 勤務状況や能力に問題がなければビザ更新可
  • 5年以上問題がなければ家族の呼び寄せ可
  • ただし家族が問題を起こしたら本人のビザも剥奪し本国送還

つまり本職の英語教師であれば日本の労働ビザが取得しやすく、真っ当に働く限り本国の時よりも何倍も稼ぎ続けられ、わざわざ失踪したりして劣悪な条件の低賃金労働に身を落とすこともないだろうと。公的な学校で働く英語教師なら職務内容が明確だし、かつ各地の教育委員会や個々の小学校に紐付けできるので待遇や所在管理も容易です。英語ができるフィリピン人は特定技能労働者制度による外国人受け入れのテストケースにもなり得ます。呼び寄せられた家族は日本語ができないうちは単純労働に従事してもらえるだろうし。

そう、フィリピン政府側が現実を見据えて方針を変えるだけで、日本は大勢の本職のESL教師を得られ、フィリピンは彼ら彼女らの仕送りで国が潤うというWin-Winの関係が築けるはずなのですよね。

花粉症を避けてフィリピン語学留学?

スギ花粉症を持った人にとって2月、3月は憂鬱な時期。逃れるためには沖縄以南に行く必要があります。九州なんかに帰省しようものなら大陸からの黄砂とのダブルパンチを食らいかねません。

もちろん沖縄でもいいのだけど海水温はまだ冷たいし、滞在して何をするわけでもなければ、その時期を有効活用すべくフィリピンあたりの英会話学校にでも行こうかと思う人も多いかと。私も4年前にはそうしたし。あの頃はParadise Gobies Diversがまだあって休日ごとにダイビングに行けて楽しかったのですよね。

Paradise Gobies Diversのロゴ

でも英語留学ってやつを一回経験してみて思うことは「あれってどうだかなぁ」だったりします。留学といいつつも、つまるところ教育ビジネスではなく観光業の一形態で、いわば「英語授業体験合宿」だから。

例えば近頃はホテル内の学校も多くなったけど、それってホテルのオーナーが客室の空きを埋めるために名ばかりの学校を開いているだけのところも多いと聞きます。

何しろレジャー観光なら客の多くは3泊4日で週末前後に集中するけど、英語留学だと一週間〜数ヶ月の滞在も見込めるし、シーズンやお天気も無関係。そりゃ魅力的でしょう。

そんな感じなので先生の顔触れにしろカリキュラム面にしろお座なりで、勉強の場としてはからっきしのところも多いのだと。もちろん全部が全部そうじゃないだろうけど。

とはいえ未熟な先生でも話し相手にはなるので、英会話の訓練としてはありでしょう。聞けばフィリピンでは幼稚園の頃から英語の教育を受けるそうだし、英語圏向けコールセンターがたくさんあるわけだから、個々人の英語の素地はお墨付きです。

ただし、初歩的な英語力は身につけてから行かないと、先生との意思疎通はできず、英語の決まりを英語で教わってもチンプンカンプンで、「外国で英語漬けになればそこそこ話せるようになるはず」といった当てが外れて目ぼしい成果もなく帰国することになります。実際のところフィリピン留学に行った人の大半はそうじゃなかろうか。

よって、フィリピン人講師相手に英語力の向上を目指すなら自宅でレアジョブやらネイティブキャンプみたいなオンラインサービスにどっぷり浸かった方がよほど安上がりですよね。

まあ、日本(沖縄を除く)にいれば、花粉に悩まされるのだけど、花粉が多く舞う日中に出歩かなければ症状は軽いわけだし。

山中博氏は逮捕されるの?

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まにら新聞の1月3日付け記事で英会話学校の女性経営者に対する脅迫などの罪で起訴された山中博被告ら3人に逮捕状と報じられました。私は会員ではないので全文を読めないのだけど、フィリピン国内における逮捕状ってことですかね?

でも、11月15日付の記事では、昨年8月に脅迫などで起訴されていた元東進ハイスクールの講師でマクタン島の英語学校BAYSIDE ENGLISH CEBUのオーナーでもあった山中博被告、その配下の松井元輝被告と土原弘人被告は公判前に国外逃亡したかもと伝えられていたので時既に遅しって気はするけど。

で、他に何か情報はないかとWebを検索してみたら一件だけ見つかりました。

昨年、山中博被告が広島修道大学で講演をしたらしきことが書かれているけど、本当なのかな。日付は確認できないし、既にキャッシュにもアクセスできず真相は解りませんでした。

私の理解では、フィリピンであっても起訴された人は許可なく出国できないはずだから、少なくともまっとうな方法で日本に帰国できたとは考えにくいのだけど。ああ、だからまっとうじゃない方法を使ったのかな。昨年のまにら新聞の記事に「第三者の手引きによって」と書かれていたし。

加えて、今の彼の立場では大学のような公の場での活動は憚られるのではないかと。日本とフィリピンの間に犯罪者引渡条約はないけど、この事件に関してはICPOが動いているとも聞くので。もちろんルパンを追う銭形警部みたいな追跡はないにしても、公の場で名前を出しての活動はリスキーでしょうに。

いや、その時点では逮捕状が出ていなかったから、まだ可能だったとかかな?国際的な絡みもあるし法律のことは私にはよく解らんです。

でも、山中被告らは脅迫だけでなく、10億円を集めた出資金詐欺みたいな容疑もあるとも聞くので、その方面でも何か動きがありそうな気がするけど、どうなのかな。気にはなるけど解らないことだらけなので続報を待ちたいと思います。

そうそう、オーナーらの起訴、蒸発で先行きが懸案されたBAYSIDE ENGLISH CEBU、今の所、普通に運営できているようですね。山中被告が学校経営には熱心じゃなかったことが幸いして、オーナー不在でもやっていかれる体制ができていたのかな。

BAYSIDE English Cebuの過去と未来

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7月13日の夜、私のFacebookウォールに衝撃的な投稿が流れてきました。私も2015年に利用したことがあるフィリピンの英語学校BAYSIDE English Cebuがえらいことになっていて。いや、私が去った後にオーナーが代わるゴタゴタがあったとは聞いていたけど、まさかそんなことになっていようとは。顔なじみの先生たちも引き続き務めているのに…。

BAYSIDE ENGLISH CEBUのバナー

かいつまんでいうと、佐々木綾子さんというシングルマザーが2012年にセブのマクタン島に開校したBAYSIDE English Cebuが、東進ハイスクールの元講師である山中博氏および彼に買収されたであろうBAYSIDEのスタッフ松井元輝氏、土原弘人氏らの違法行為によって騙し取られたというもの。しかも乗っ取りが不完全だとの自覚からか、彼らはその後も佐々木さん親子を執拗に脅迫したようです。当然、そんなことをすれば録音が取られて犯行の証拠になってしまうのだけど。

詳細は下記サイトに書かれています。どうしても感情が先走るためあまり読みやすくはないものの、それがかえってリアリティを醸し出しています。

リベンジ(再起)

「東進ハイスクールの元講師が詐欺や恐喝事件を起こした」ともなればそれなりのニュースバリューがあるので、いずれ文春や新潮などの誌面やテレビのワイドショーを賑わすことになるかもしれません。

そうして様々な困難の末、ようやく裁判が始まったことで事態がオープンとなり、部外者の私も知るところとなりました。ちなみに元職や現職のBAYSIDEの先生達に尋ねてみたけど、彼女らも最近まで全く事情を知らされていなかったようです。

で、早ければ来月にも結審公判が開始するようなことを聞くけど、フィリピンという国で事がそうスムーズに行くかは不明です。果たして日本人の我々が予期するような判決が出るのかも。でも、もし詐欺などで有罪となれば山中氏らは収監されるんでしょうかね、あの有名なセブ刑務所に。ほんでもって広場で揃いのオレンジの囚人服を着て見学者の前で踊ることになるのかな。スリラーとかフォーチューンクッキーとか恋ダンスを。

それと仮に山中氏らに有罪判決が出ても学校のコントロールが無事に佐々木さんの元に戻るかは解りません。そこは裁判の結果次第でしょうか。

ただし、佐々木さんが返り咲くにしても、権利が宙に浮いて第三者が引き継ぐにしても、この先の学校運営はなかなか難しいのではなかろうか。というのも英語の学校を取り巻く状況が大きく変わっていきそうだから。何しろ今では語学学校がセブだけでも70校以上、フィリピン全土では500校以上もあるようだし、早くも飽和状態だろうと。

いわゆる「フィリピン英語留学」は、つまるところ教育ビジネスではなく観光業の一形態。学校と言いつつもそこには入試も卒論もなければ在籍期間も人によってまちまちで、当然ながらその学校を経験しても就職に有利なんてことはありません。はっきり言ってしまえば「ジンベエザメと泳ぐ」「ビーチで遊ぶ」「マッサージを受ける」などの代わりに「英語の授業」があるツアー合宿なわけです。

よってスパルタ指導を売りにしている一部の学校にはそれが目的の気合いが入った人達が集まるかもしれないけど、その他の「初級者レベル・学び直し」の最大ボリューム層を狙う学校ではどうしても広告宣伝の勝負になりがちです。様々なメディアに広告を出し、留学支援エージェントに紹介してもらったり、旅行会社などとも提携すれば留学生という名の観光客を集められるけど、相応にコストがかかるし集客競争も次第に加熱していくという。

しかも近年ちょっとしたブームになり経験者が増えたことでフィリピン英語留学の限界、成果の出づらさも知られるようになってきました。あちこちのblogやWebサイトで書かれているように、事前に日本でみっちり準備してから臨んだ人なら相応の向上が見込めるものの、「留学」という言葉に帰国子女のイメージを重ねて「異国に身を置けば自身の英語スイッチが入ってそこそこ話せるようになるかも」と期待して行くような人(実際には大半がそうかも)は、どうにも成果がないまま「楽しかった」「英語への抵抗感がちょっと薄れた」「日常的なフレーズを少し覚えた」程度で帰国することになります。そりゃそうですよね。英語の基礎ができていない人が英語のルールを英語で教わってもチンプンカンプンなのは当然だから。使う教科書だって英語だし。そんな状態で何週間、何ヶ月滞在しようともお金と時間の無駄です。

加えて日本人経営の学校ではどうしても日本からの留学生が多くなるけど、それも英語力の向上を大いに妨げます。フィリピン英語留学が持つビジネス構造上のジレンマです。意図的に日本人との接触を避けたとしても食堂やラウンジなどで日本語が聞こえてくれば、せっかく英語モードになりかけていた耳や脳が日本語の世界に引き戻されてしまうという。かといって日本人同士が接触しない環境を作るのは困難だし、「学校内で日本語を話したら退学」なんてルールだと商売にならないでしょう。

そのためこの先は「英語力をある程度まで上げてからじゃないと英語留学は無意味」「日本人の多い学校では英語力はまず伸びない」「他国より安いフィリピン英語留学とてコスパが悪い」なんて認識が広がりかねず、最もボリュームのある層の足が遠のけば集客競争で苦労することになります。実際「フィリピン人を相手に英会話の訓練がしたい」といったニーズなら留学よりも圧倒的にお安いオンライン英会話サービスもあるわけだし。

早い話、フィリピンの語学学校のビジネスも乱立とプチブームの一段落によってそろそろ曲がり角に差し掛かり、淘汰の段階に突入する頃合いではないかと。どこが勝ってどこが負けるかは解らないけど、仮に留学希望者の総数が減らなくてもそれらを学校どうしで平和理に分け合うということにはならず、しっかりした商才、集客能力などの経営手腕がないところが勝ち残るのは厳しいのではなかろうか。

自動車のイラスト
英語留学は自動車学校の合宿にも似ているけど、最終的に運転免許を取らせてくれる自動車学校とは違って、英語留学のゴールは自分次第。地力を付けてから行かないと見返りもありません

まあ、フィリピンの英語学校は私のビジネスではないのでBAYSIDE English Cebuや同業者の先行きがどうなるかはともかく、とりあえず裁判では佐々木さんに有利な判決が出て事態が好転し、彼女ら親子の身の安全も得られることに期待します。