テザリングが当たり前になれば…

au iPhoneではすでにテザリングが可能です。ソフトバンクのiPhoneでも12月15日からできるようになります。iPhoneを持たないdocomoも既にやっていますし、今後は「スマホでテザリングは当たり前」になるのでしょう。

ならば、近い将来起こりそうなのが「モバイルルーター需要の減退」。特にEMOBILEの契約者が減るという。

例えば私はiPad(Wi-Fiモデル)でもネットに繋がるようEMOBILEルーターを携行していますが、出先の軽い用途ならiPhoneのテザリング(7GB/月)でまかなえるでしょうから(ソフトバンクはまだまだ繋がり難いとしても、さほど緊急性を求めていないため)、更新月(7月)が来たらEMOBILEは解約して、代わりに固定回線を自宅に引き直そうと考えています。EMOBILE、1年レンタル契約にしといて良かったです。いや、違約金の額次第ではさっさと解約してもいいか。

差し当たり私の自宅にはJ:COMの下り12Mbpsの光回線が月1,980円で導入可能なので、OSのアップデートや動画の閲覧など重めの通信は自宅で済ませ、外ではメールやニュースサイトの閲覧に留めればネット代を半分にできそうです。これで月々2,000円、年間換算で14,000円を倹約できます。

モバイルルーターのヘビーユーザーはともかく、ライトユーザーの間では、このパターンが増えてくるでしょう。なるほど、イー・モバイルがそそくさとソフトバンクに身売りしたわけです。いざソフトバンクのiPhoneでテザリングが解禁されようものなら、ヘビーユーザー以外が離れ、遠からず商売が成り立たなくなるのは目に見えていたと。

ちなみに同じモバイルルーターでもau傘下のWiMAXの方はEMOBILEほどの打撃は受けないでしょう。帯域制限を行っていないため、フレッツひかりやauひかり等の置き換え需要が期待できるので。

モバイル三国志時代の到来

Softbank + emobileのロゴソフトバンクがイー・アクセスを買収と経営統合するそうです。3位4位連合ですね。契約総数ではそれでもまだ2位のauに追いつきませんが孫さんのプレゼンによれば業界2位に躍り出るそうだし、イーアクセスは700MHzや1.7GHz帯も持っているので、ソフトバンクとしては900MHzと合わせて帯域の拡充に寄与しそうです。とりわけLTE、テザリングのインフラが強化されるとのこと。

また、当面EMOBILEブランドと事業は存続されるそうなので、auが傘下のWiMAXと組んでいるように、遠からずソフトバンクケータイとEMOBILEルーターの組み合わせでお得な契約プランが用意されるのでしょう。スマホのテザリングだけで済むユーザーばかりではないわけで。さしあたりソフトバンクとEMOBILE両方のユーザーである私としては、がぜん今後が楽しみになってきました。

でも、現状のEMOBILEルーターは痛しかゆし。私は今年の7月にUQ WiMAXからEMOBILEに乗り換え、おかげで使えるエリアが広がり、自宅での通信速度も2〜3倍(7〜10MB/S)に向上したものの、帯域制限をくらうようになりました。

例えば先月、MacのOSのアップデータ(約500MB)をダウンロードしようとしたら「約15時間」と表示されました。いくらなんでもかかりすぎです。別に大きな動画を見てたわけでもないのに…と思いつつ振り返ってみると、その日は朝方にiPhoneとiPadでiOS6(共に600MB超)をダウンロードしていました。無意識にたっぷり使ってたわけだ…。

EMOBILEは1日あたりの通信量が320MBを超えるとその日の21:00〜02:00に極端な帯域制限を課せられるんでしたっけ。いや、月末までだったっけかな。まあ夜中の2時を過ぎれば回復するものの、一番使いたい時間帯(だからこそ制限がかかるのだけど)がそうなのは残念でならないのですよね。

その点、WiMAXは通信速度が遅かったものの帯域制限なし。ただし、なぜかJTWC(米軍の台風情報)にはアクセスできませんし(ユーザーサポートは原因を調べてくれなかった)、私の普段の行動範囲内でも繋がらないところがチラホラ。今さらWiMAXに戻るか?と訊かれたら迷ってしまいますね。

いずれにせよ、この先ははdocomo vs. au (& UQ WiMAX) vs. ソフトバンク(& EMOBILE)という三国志時代に突入します。さながら大国の魏=docomoにiPhoneで利害を一にする呉と蜀が挑む形でしょうか。どっちがどっちとは言いませんが。勢力的にはソフトバンクが蜀にあたりそうだけど、そのトップの名字は「孫」だし…。

WiMAX→イー・モバイルで快適になった!

スピードテスト(イー・モバイル)WiMAXを止めイー・モバイルに乗り換えました。

その結果、WiMAXでは概して下り2〜4Mbだった自宅での通信速度が8〜10Mbに改善。しかも私の自宅はまだLTEの適用範囲外なので、9月までにはもっと速度が上がるかも。

また、WiMAXの場合、私の普段の行動範囲では小田急新宿駅の5番ホームと成城学園前駅の町田側で接続が切れていましたが、イー・モバイルはそれがありません。およそどこでも繋がる印象です。

それからWiMAXではダメだったアメリカ海軍の台風情報にもイー・モバイルなら繋がります。これは私みたいな台風好きには大きなメリットです。

加えて今回導入した端末GL02PのACアダプタはIN 100v-240v・50-60Hz、OUT 5V・1Aのタイプ。そう、iPhoneと同じ仕様です。これもありがたい。なにしろI-0 DATA製のWiMAXルーターWMX-GWMRは許容範囲が狭く、ちょっと外れる電源に一瞬でも繋ぐと本体があっさり故障していたので。

というわけで今のところWiMAX→イー・モバイルの乗り換えは良いことずくめです。乗り換えて良かった。

WiMAXからイー・モバイルに乗り換えようかな

来月は私のWiMAX契約の更新月。ほんでもって手持ちのWiMAXルーターが壊れてしまったため、7月1日には速効で解約してイー・モバイルに乗り換えるつもりです。

WiMAXを解約→再加入しても良かったのですが、知人から「イー・モバイルはとにかくどこでも入る」という話を聞いたので、だったら試してみようかと。ちょうどプラチナバンドも割り振られたところなので。

ただし、契約に際しては2年も縛られたくないので必然的に「GMOとくとくBB イー・モバイルLTEいちねんレンタルプラン」(下図の3番目)に絞られました。

価格.comのイー・モバイルプラン

2年契約よりも少々高くなりますが(2年契約なら乗り換えキャンペーンの5,000円QUOカードも貰えるし)、日進月歩のこの分野のことなので1年後にまた選択し直した方が良かろうと。

なお、このプランにはプロトコルの制約も付きますが、私はP2Pもやらないので特に不自由もしないはず。

使用感なんぞは追って書くつもりです。

GL02P

GL02P