空飛ぶイルカ

こちらは先週海ノ中道マリンワールドのショーで撮った一枚。

空飛ぶカマイルカ
空を飛ぶカマイルカ

水族館とはいえイルカを大きく撮るのはけっこう難しいものです。なるべく人工物を排除したかったので、プールを見下ろすすり鉢状のスタンドのベンチではなく、スタンド脇の通路に陣取りました。天候の状態を確認し、iPhoneにズームをかけ、狙った構図にジャンプしたイルカが入るのを待ってシャッターを切ります。ただしイルカを追ってカメラを振ろうものなら絵が流れるので、どこを飛ぶかを予想する勘の勝負と言えるかもしれません。

本当は垂直に飛び上がったところを撮りたくてiPhoneを構えていたものの、微妙なタイムラグでもってこんな写真になってしまいました。逆光だしiPhone 3GSのデジタルズームクオリティだけど、これはこれで面白いかな。

バンドウイルカのハイジャンプ
昔の写真。こんな写真が撮りたかったのだけど…

2回目のショーでも狙ってみたものの、晴れ間がなくなり雪が吹雪いてきた中で撮れたのはこれ。

雪のイルカ
雪が舞う空のバンドウイルカ

マリンワールド海ノ中道

先日、八景島シーパラダイスに続き水族館の話。福岡のマリンワールド海ノ中道の写真です。今年の春、帰省のついでにちょっくら寄ってみました。

イルカジャンプ in 福岡

カメラはCanon PowerShot G9。私にとっての先代機です。

この時は観客席ではなく通路に陣取り、イルカがボールめがけてジャンプしたところを見上げるようにして狙いました。ステージ奥にビル壁がそびえ立っている八景島とは違って、こちらは大空バックなので解放感もありますね。プールが深いのか、こちらの方がジャンプも高いです。

そして下の写真はマリンワールド名物「アシカのおんぶ」。

アシカのおんぶ

去年だったか、マリンワールドでは飼育員さんが仔アシカを負ぶって練り歩くと聞いていたものの、さすがに成長したら無理だろうと思っていたら、今春にもまだやっていました。

八景島シーパラダイスでカメラ練習

知り合いの女子大生(海洋哺乳類の獣医志望)が体験実習に臨むということで、お義理の挨拶がてらカメラ練習を兼ねて八景島シーパラダイスに行ってきました。

水槽のボロカサゴ

で、改めて実感したのは水族館はたいして水中写真の練習にはならないということ。例えば海では考えられないほど近くに寄れるガーデンイールなんぞを撮ろうと思っても、アクリル水槽の反射やら不自然なライティングが邪魔をしてくれます。フラッシュも原則禁止ですし、何と言うか海の中とは条件が違いすぎて、HX5Vの設定をどういじってもいかにも「水族館の水槽の写真」にしかなりません。まあ、わかってはいたのですが。

ならば、練習の場は海の動物ショー。動きがある被写体を狙う場合の練習ですね。シーパラダイスのステージ用プールは4Fにあるため水深が浅いのか、イルカのジャンプも低いので初心者向けかも知れません。

とは言え今年の春モデルのCyber-shot HX5Vでもやっぱりシャッターが切れるまでに微妙な間があるので、イルカがボールをはたく瞬間を撮りたいときなどは少し早めにシャッターボタンを押す必要があります(あ、連射機能を試してみれば良かった。水中ではまともに使えませんが…)。クマノミなど落ち着かない魚を撮る時に必要なテクニックでしょうか。まあ、まずまずです。

イルカジャンプ

また、イルカショーは動画撮影の練習にもうってつけですね。液晶画面を睨みながらジャンプするイルカを画面の中心に収めようとするなら、泳ぎからコースやジャンプ地点を予想して、その頂点が上に見切れない程度のズーム倍率と画角で待ちかまえることになります。こちらも、まずまずといった感じに撮れたかと(上のムービー)。

ああ、ぜひとも海中か海上でカメラを持っているときに遊び好きのイルカに遇ってみたいものです。