Nauticam αNEX-5 ハウジング 先行予約キャンペーン

たまに覗いてみるAQUA FORUMのサイトにNauticam αNEX-5 ハウジング 先行予約キャンペーンの案内が載りました。9月中旬発売予定とのことで、いよいよ来週ですね。Nauticam社が納期を守れればの話ですが…。

Nauticam αNEX-5 ハウジングのイメージ図

定価144,900円(税込)に対して9/15日までの予約ならキャンペーン価格127,000円(税込)。レンズポート、グリップ、そしてM67レンズアダプタはオプションですが、まあ妥当な価格でしょう。

ただし、相変わらず光ケーブル接続の機構が案内されません。見た感じ、光ケーブルコネクタを外付けするためのアタッチメント機構がなさそうなのですよね。コンデジ風と言えばそうなのですが、 まさかこのCAD画像通り内蔵ストロボの光をスルーさせる仕様でいくのでしょうか…。

スプリングフィンストラップの難点?

先日、Jet Fin REVOのストラップをスプリングタイプに交換し、ボートダイブではその使い勝手の良さに喜んでいたのですが、昨日宇佐見の大崎で潜ったときにちょっとした難点というか不向きな利用シーンを発見しました。足場が不安定なところでは履きづらいのです。

これが樹脂製の通常ストラップなら、あらかじめ底面側にめくっておくとフィンのブーツポケットが全面露出するため足を差し入れやすいのですが、スプリングフィンストラップはブーツポケットに封をするかのように接続されています。

Jet FIn with Spring Strap

しかもけっこう固いバネなので、まずはブーツポケットの穴を確保すべくストラップをずらし、足先を奥まで差し込めたらバネをアキレス腱のあたりにセットするという一連の動作が難しいと感じました。安易に足を差し込もうとしても阻まれてしまいます。

ひょっとすると使い込めばバネが多少柔らかくなって自由度が上がるのかもしれませんが、当然私のはまだその段階には達していません。

ちょっと握力がいりますが、バネも底面側にめくっておくことはできます。ただし、ポケット付近を握ることになるため、フィン先やサイドを持って履くときよりも近くまで足を引き寄せなければならなず、これはこれでバランスを欠きやすそうです。

よって足場が悪かったり波が打ち寄せているビーチエントリの場合は、一人で頑張ろうとはせずに大きめのカメラは他者に持っていてもらい、常に両手を空けてから履くようにした方が良いと思います。

大瀬崎&宇佐美バスツアー

先週末、mic21の大瀬崎&宇佐美バスツアー(一泊二日3ビーチダイブで29,800円)に参加してきました。

先に感想を言うと「楽しかったけど面白くはなかった」かな。仲間に恵まれて、土曜の夜の宴会や帰りのバスの中も笑いっぱなしだったのですが、なにぶん肝心の海の方が…。

21日の朝7時、30人弱を乗せたバスで新宿を出発、大瀬崎の到着が12:30。長旅でしたが朝が早かったので良い睡眠時間になりました。

昼食後、湾内で一本目の潜水。天候はいつもの通り快晴。ただし残念なことに透視度は3~5mぐらい。豊かな海もこうなってはお手上げです。視界不良のまま、とりわけ感激するような収穫はなし。

そして夕食後は同じく湾内でオプションのナイトダイブに挑むも透視度は改善しておらず。近辺を散策してはチームの居場所を確認し、写真を撮っては確認してを繰り返すのですが、なにしろ視界不良下のナイトダイブ。いつしかチームを見間違え…。後発エントリだったチームのライトの明かりを横目に、ついつい一人水中に長居してしまいました。まあ、勝手知ったる湾内。流れはないので上がってしまえばどうにでもなったのですが、本来のチームからはぐれたという意識がなかったもので…。後から考えるとちょっとおっかない話です。

エイ
寝ぼけるエイ
タコ
眠そうなタコ
コブシガニ
このとおり平謝りするしかないなぁ… (はぐれた後のロスタイム中に見つけたコブシガニ) 関係者の皆さん、お騒がせしました

その後は宿の山さくら(新規オープンとなったmic21大瀬崎店の活動拠点だそうです)のテラスにて大宴会。micの関東各店だけでなく名古屋や関西からも合流があってかなりの大所帯。見ず知らず、初めて会った名前も知らない人たちと飲むのも楽しいものです。数十人(その内、しっかり飲む人は限られていましたが…)で備え付けのビアサーバの樽をいくつも飲み干し、私が持参した瑞泉も空け、同じく私の大好物「テングのビーフジャーキー(デスソース味)」に悶絶してもらい…。結局お開きは3時過ぎ。いやあ楽しい一時でした。

翌日、9時に大瀬崎を出発し、伊豆半島を横断して10:30頃宇佐美に到着。先ずはビーチのゴミ拾いに勤しみ、大崎で2ビーチダイブ。このポイントは初めてでした。エントリ場所は大小の丸石が敷き詰められた岩場なのですが、高目の波が打ち寄せるところでカメラセットを片手にフィンを履くのは難しいものです。うっかり片方のフィンを落としてしまったときは身動きが取れず「ここで死ぬんじゃないか?」と思ったくらい…。少なからずダイビングをやっきていながらガイドにフィンを履かせてもらうという情けないありさま。

で、やはり透視度も3~7mくらい、案の定狙いだったネコザメも見当たらず。いたのはいつでも見かける魚ばかり。2本目はカメラを持たずに入ったぐらいです。

そして昼食はお馴染のサヤン(マリンスポーツオフィスと併設)のインドネシア料理ではなく民宿にて。エスニック食好きの私としてはちょっと残念。

17時、バスが宇佐美を出発。18時半、熱海で電車帰りの人を下ろし、ビールと摘みを買い込んで東京へ。わいわいやりながら21時過ぎに新宿に到着。予想より早く帰ってこられました。

で、総括するなら「足つきでリーズナブルな価格は良し。ツアーの内容もまずまず。ただし、いかにも夏の伊豆の海では不運」といったところでしょうか。10月ぐらいに開催してくれれば、もっと楽しめるかもしれません。

Nauticam NEX5 for SONY αNEX5

日本での販売元のFisheye社がお盆休みの間にNauticam社にSONY αNEX5向け水中ハウジングの発売時期を訊ねるメールを送っていたのですが、そのメールが転送され昨日Fisheyeから返事が来ました。ホームページの更新通り9月発売予定だそうです。

そして現段階で解っている情報をサイトにUPしたとの旨が書かれていたため、さっそく覗いてみました。断片的にですがほぼ全景が見て取れます。

Nauticam NEX5ハウジングのバナー

私が気掛かりだったのは以下の点。

  • 外部ストロボとの接続方法は?
  • ズームレンズポートの先に67mmレンズが付けられるか?
  • 具体的な発売日は?

前者に対してはまだ明確な回答がありません。でも、まさか光で連動させられないということはないはずなので、何らかのアダプタが付くようになるのでしょう。

そして後者に対してはレンズアダプタが用意されるとのこと。安心しました。

ちなみに私はまだCybershot HX5Vの高倍率ズーム&マクロレンズ(UCL-330)の組み合わせでクッキリ撮れたことがありません。でもNEX用のズームレンズ(SEL1855)はコンデジ風に言えば最大3倍相当なので、けっこう手軽に楽しめるのではないでしょうか。

M67レンズアダプタ

後は発売日。9/23日からいつものセブに行くことになったので、できればその前に評価して、購入すべきかどうかを決めたいのですが…。

150本ダイバー限定ツアー?

昨日、行きつけのスポーツクラブ内のダイビングショップに顔を出したところ、馴染みのメンバーの一人が来ていて、スタッフに「通算150本以上の人限定のダイビングツアーを作ってくれ」と頼んでいるところでした。ちなみに150という半端な数は彼がそのくらいだからという理由らしいです。200で区切られると自身も参加できなくなるそうで。

確かにそうリクエストしたい気持ちは解らなくもないです。スクール主体のその都市型ショップが開催するツアーはどうしてもビギナーとシニアに向けたものになりがちなので、私も何かしら理由(仲が良かったスタッフのお別れツアーとか…)がなければ参加しませんし。

そして彼曰く「ある程度の経験を積んだ人だけでツアーを組めばもっとダイナミックな海にも行かれるし、サポートも要らないので同行するスタッフも楽なはずでしょう?」とのこと。確かにその通りかもしれません。

加えて「ビギナー&シニアばかりにフォーカスするのではなく、経験者にもケアを振り向けた方がビジネスとして有益なのでは?」と。こちらはどうでしょうかね。こなれた経験者とこれから機材を買いそろえたりスペシャリティコースにも挑まんというルーキーとでは断然客単価が違いますし、その大手のショップは何よりも「より多くのダイバーを世に送り出すこと」を使命と考えているようにも見えます。業界を見渡すと、スリムな経営でリーズナブルなショップやスパルタ指向でマニアックなショップがある一方で、お高いなりの敷居の低さと手厚いサポートで差別化するショップにも意義があろうと。

で、何のことはない、条件付きツアーを頼むくらいなら、仲間内で誘いあって思い思いの海に行く方が早いですよね。ショップスタッフと一緒には行かれないにしても、それはツアーが組まれなかったときも同じことです。世の中には「一見さん大歓迎!」的なダイビングツアーはたくさんある(と言うか大半がそうなのでは?)わけですし、交通手段・宿・ダイビングサービスをバラで組み合わせれば少々割高でも選択肢は無限です。たとえ一人で申し込んでも、どこのダイビングサービスも良くしてくれます。わざわざ同行スタッフの費用を上乗せしてまでツアーを敢行しなくても。

と言うか、放っておいてもいいベテランに過大なリソースを割いていないからこそ、ビギナー&シニアに対して十分なケアが出来ているのだという考え方も成り立ちますよね。彼らにしてみれば「我々が提供する万人向けの定食に満足できないときは、どうぞお好みのレストランに行って食べてください」ってな感じではないでしょうか。食べ物の世界とは違って大手のチェーン店の方がお値段が張ったりしますが…。

古顔の彼が今現在どのような状況にあるのかはよく知りませんが、要は「その気(自分が行きたいところに行く)があるか?」、そして「誘いに乗ってくれる友人なり仲間がいるか?」「誰かから誘ってもらえているか?」ってことなんでしょう。まあ、時が経つにつれ、かつての仲間が家庭の事情やらで足が遠のき疎遠になるというのは世の常ですが…。

ちなみに私は最近は仲間と連れ立ってどこかに行くことが多いものの、ある特定の季節にだけは、なるべく一人で行きたいと思っている海とショップがあったりもします。