錦風来魚

お正月シリーズで何となく賑やかな名前の魚を。ニシキフウライウオです。トゲウオ目なのでタツノオトシゴとは近い種ですね。

ニシキフウライウオ1

ニシキフウライウオ2

艶やかに

お正月ということでフリソデエビ。マクロダイビングではレギュラー感のあるスター生物です。

フリソデエビ1

青いのはゴムホースの切れ端、ではなくてアオヒトデ。エビ好きダイバーやアクアリストにはよく知られた話ですが、フリソデエビはアオヒトデが大好物。アカヒトデやオニヒトデも(!)食べるものの、アオヒトデが一番好きらしいと聞きます。グルメですね。

フリソデエビには青っぽい色の個体と赤っぽい色の個体がいて、アオヒトデを食べると青くなってアカヒトデを食べると赤くなるかと思いきや、単なる個体差で食性には関係ないそうな。

実はフリソデエビも今の私にとっては撮影が難しい被写体です。いや、全身をのっぺり撮るのなら簡単ですが、目にフォーカスを当てつつ他をぼかしながら全体をいい感じに納めるのができなくて。

フリソデエビ2

同じフリソデエビでもこちらの写真なんか素晴らしいですよね。ハワイの固有的なカラーリングかと思いますが。

今年は満足のいくクオリティの高い写真がコンスタントに撮れるようになりたいものです。まだまだ先は長いなぁ。

2012年の抱負

2012年はマヤ文明の暦でいくところの人類史の最終年ですね。ま、終末思想的な予言の類いが当たったためしはないのだけど。

さて、今年の私の抱負は「写真のスキルを向上させること」です。

スパインチークアネモネフィッシュ
『羽ばたけ!!』 スパインチークアネモネフィッシュ

昨年は遂にカメラをデジイチに持ち換え、単焦点のマクロレンズを使うようになったことで写真に迷いがなくなりました。コンデジだとついついズームの誘惑に駆られ、寄りが足らずに青かぶりしたり、不鮮明な写真が増えがちですが、単焦点マクロにはそれがありません。

早いうちからデジイチでスタートするのはお勧めしませんが、ある程度の本数を潜ってスタンスが決まり、コンデジに限界を感じたなら、ぜひステップアップするべきですね。

そうして私もデジイチを携えて数十本潜り、ファインダ撮影にも慣れ、今ではそこそこ見栄えのする写真を撮れるようになったものの、確かにまだ「そこそこ」という感じです。撮れるようになったらなったで向上の余地が大きいことを痛感します。

もちろんプロを目指しているわけではないけど、写真のスキル向上は本業の絵書きの方にも活きてくると思うので気合い入れて頑張らないと。

まあ、あまり根を詰めて勉強する気はないものの、それでも今年の終わり頃に「去年よりも進歩したよな」「自身の最高傑作が撮れた」と思えるようになっていたいものです。

プレフリからの年賀状

沖縄、那覇のダイビングショップ、プレフリから年賀状が届きました。数年前に利用して以来ご無沙汰なのに、ありがたいことです。昨年は店舗を移転したのでしたっけ。

ご存知の通り、プレフリは沖縄で最も逞しいショップ。いや、世界でかも。海が荒れようとも最後の最後まで諦めず、荒波の中でも果敢に船を出すことで有名です。そういうスタンスなので、一応「ビギナーお断り」の方針を取っていますが、まれに旅行社経由でライセンス取り立ての人が乗り込むことがあって、えらい目に遭うのだとか。

私が利用したときは、ゲストの誰かがダイビングボートの2階でボストンテリアのアリスと遊んであげるのが決まりでした。アリスがヒモ付きのトトロの縫いぐるみをくわえて近寄ってくるので、それを振り回すのが役目です。かなり強引にぶん回しても、アリスは食いついたままでした。

プレフリかぁ。懐かしいのですが今の私は完全なマクロ派ダイバー。海中を長距離移動するダイビングが大嫌い。季節限定の粟国島のギンガメアジのトルネードやら中層の景色にも関心はなく、逆に根っこ一ヶ所に1時間へばりついていたい方です。ちょっともうスタイルが合わないですね。

ああ、でもダイナミックでアグレッシブなダイビングが好きな人にはぜひともお勧めしたいダイビングショップです。

迎春

迎春

新年、明けましてどうも。

締まらない挨拶ですが何年も前から私はそう言うことにしています。「おめでとう」の言葉を受け入れづらい境遇、心境の人も少なからずおられるでしょうから。そい言う私の名前には「賀」の字(喜び祝うの意)が入っているのですが、まあ固有名詞なんで。

旧年は大震災や原発事故、台風など災いの多い年でした。それらの多くはまだ収束していませんが、ともかく今年が皆にとってよい年であるように願うばかりです。本当は私自身に最高にラッキーなことが起こって欲しいのですがね。

ちなみに上の写真はセブのオオウミウマです。

そしてこちらはマレーシア、シアミル島のピグミーシーホース(Denise)。

涙のピグミーシーホース
『Crying Seahorse』

一枚だけちょうど涙っぽいものが写っていました。砂粒でしょうか。0.1mm以下の。 本年は誰にとっても悲しくて泣くことが少ない年になりますように。