バンデッドトードフィッシュ

前回のセブで見た一番のレアものはこいつ。バンデッドトードフィッシュ(Banded toadfish)、直訳すると「帯模様のヒキガエルみたいな魚」でしょうか。

バンデッドトードフィッシュの正面顔

バンデッドトードフィッシュの横顔

分類はガマアンコウ目ですが、カエルアンコウと近縁ではないとのこと。

日本の海域にはおらず、セブあたりでも個体数は少ないそうなので、見られてラッキーでした。

てんてんてんまり

8月はダイビングの予定がないのでネタを小出しにしなきゃ…。 さて、この写真は先日のセブで撮ったもの。

フリソデエビと手毬
『てんてんてんまり』

艶やかな振り袖の前にたまたま球体があったもので手毬に見立ててみました。

こうして振り返ってみると、もっと正面から狙えば良かったですね。そしたら来年のフォトコンにも入賞できそうな作品になっていただろうに。惜しいことをしました。

幼魚特集

今回は先日のセブで撮った幼魚の写真を。 まずはイロブダイの幼魚。オレンジバンドのふちに黒が出かかっているので、もう少しすると白タイツ風のかわいさもなくなりますね。

イロブダイの幼魚
イロブダイの幼魚 ちょっとピントが甘いなぁ

次にチョウチョウコショウダイの幼魚。

チョウチョウコショウダイの幼魚
斜め下を向いてフリフリと激しく泳ぐあれ。1cmくらいの個体

それからミナミハコフグの幼魚。

ミナミハコフグの幼魚
フグの類いは意外に写真を撮るのが難しいのですよね。すぐにそっぽを向きがちなので

さらにはオビテンスモドキの幼魚。

オビテンスモドキの幼魚
こいつは常にくねっと体を曲げていて全身を撮らせてくれやしない

最後にツユベラの幼魚。

ツユベラの幼魚
こいつも常に動き回るので工夫のない写真になってしまった

他にもヘコアユの幼魚も撮ってみたものの1枚たりともまともに写っていませんでした。1〜2cmと小さい上に、ちっともじっとしていないもんでピント合わせが追いつかなくて。次回は置きピンで待って撮ってみるつもりです。

たまにはヨウジウオにも注目してみよう

そこら中にいて、しかも摘めるぐらい逃げないので、ついつい飽きて見過ごしがちなヨウジウオの写真を撮ってみました。

何となく「地味な象牙色のひょろ長いやつ」としか思っていなかったものの、こうしてまじまじと見てみると意外にカラフルで、ユーモラスな顔をしていたりします。

ヨウジウオ1
目つきがシニカルだ…
ヨウジウオ3
横顔はフレンドリーに見えなくもない
ヨウジウオ3
「血、吸うたろか?」

ヨウジウオもなかなかバカにできない被写体に思えてきました。

カビラオでパラスポの花ちゃんに会った

セブのダイビング二日目はカビラオ遠征。朝5:15にホテルからピックアップしてもらいバンカーボートで沖に2時間ほど走ってカビラオ島に到着。すると200mほど沖に見覚えのある巨大な船(フィリピンのダイビング海域では)が。パラオスポート号でした。

パラオスポート号

我々が2本目のダイブを終えてバンカーボートの上でBBQの準備をしていると20mほど先に浮上するダイバーの一団。数十秒後、これまた見慣れたボートが彼らの元に到着。フィリピンにはないタイプなのでパラスポのテンダーボートだとすぐに解ります。

それでもガイドらしき人物のウェットスーツがお決まりの真オレンジでなかったので声を掛けるのをためらっていたら、私を認識できたらしく向こうから手を振って挨拶してきました。花ちゃんです。ボート同士のすれ違いざま「次はパラオで会いましょう」と言い残して去っていきました。そういや私が最後にパラオに行ってから1年半が経っています。

パラスポ号は就航20年の老朽船のため定期的なドック入りが必要なこともあって毎年この時期はセブ近海に出没していることは知っていましたが、こんな風に会えるとはびっくりです。

さてダイビングの方ですが、1本目はライトハウスというポイントにエントリ。中層に浮かびつつストロボの位置などを調整しているとすぐ目の前にゴマモンガラ。カメラを盾にしながらアタックを避けつつ後ずさりしてコース変更。出ばなをくじかれてしまいました。

2本目はラ・インストリア。3本目はタリサイ。で、この日の成果はこんな感じです。

ニチリンダテハゼ

イソギンチャクモエビ

カクレクマノミ