地球の海フォトコンテスト2012の受け付けが始まった

マリンダイビングフェアの事務局から来年の地球の海フォトコンテストの応募票が届きました。

今年は私も入賞して表彰式の抽選でFIXライト1500が当たったことだし(ちょうど欲しがっていた知人に譲ってあげた)、来年もチャレンジしないとね。

さて、来年は従来の環境部門とネイチャー部門を合わせた形で地球環境部門が新設されています。確かに環境部門にはシリアスなものが多かったり、あるいはもはや定番の「空き缶に住むミジンベニハゼ」のたぐいの写真が何点も入賞していたりと部門としては多少無理がある印象だったので、ネイチャー部門との一本化は妥当な変更かも。おかげで入賞の総数が50点ばかり減って競争率が上がってしまいますが。

ちなみに地球環境部門のテーマは…

環境への関心と、海の生きもののネイチャーシーンを撮影した水中写真

だそうな。よく解らんですが、生きものの特徴的な生態をとらえた写真でもいいってことでしょうかね。だったら私も面白い写真の新作があります。このblogにもまだ貼っていないやつです。

一度は行ってみたい海

11月のダイビングはマレーシアのマブール。昨年11月に羽田←→コタキナバル便が始まったので行きやすくなりました。思い起こせば昨年はお隣のカパライからコタキナバル→羽田の初フライトで帰ってきたのですよね。Tシャツとか記念グッズをもらったなぁ。

マブールのオオモカエルアンコウ
マブールのオオモカエルアンコウ 昨年、マブールで撮ったオオモカエルアンコウ。 かさぶた(?)を剥がしてあげたいような…

さて、私にはマブールの他にもぜひ行ってみたい海がいくつかあります。その最たる場所がレンベ。インドネシアのスラウェシ島、メナドに隣接した地域です。

レンベは知る人ぞ知るといった感じのマクロ天国。一見南国っぽくない灰色の砂地の海でヘアリーフロッグフィッシュやミミックオクトパスが頻繁に見られ、バンガイ・カーディナルフィッシュなどもわんさかいるそうな。ギリシャ人カメラマンのペトリノス氏が言うには「レンベ海峡は間違いなく世界中のカエルアンコウのキャピタル」とのこと。ぜひそこで潜ってみたいものです。

でも、メナド/レンベには行きづらいのですよね。一般的なシンガポール乗り換えで片道二日かかります。デンパサール経由でも同様。行き帰りとも経由地で一泊することになるようです。

往路の日程を切り詰められる羽田空港深夜発シンガポール経由6日間のツアーでも、実質5日間のうち3日間を移動日に取られ、潜れるのは一日半の6ダイブだけ(1日目4ダイブ。2日目は飛行機の都合で2ダイブまで)。これでは寂しいので、せめて7日(実質6日間)の10ダイブコースで行きたいところ。そうなると週末と祝日を絡めても3日は休まないと。幸いなことに上司の理解がある私はともかく、仲間が休みを取れなさそう。

それに仲間はみな私ほどマクロ指向でもないので、どうせ3日休むならもっと他の海に行きたいと言い出すやも。かといって1人部屋追加料金(¥9.500/1泊とか)なんて払えないし…。

日本人にしてみればミンダナオ島(フィリピン)の真南のメナド空港に行くのに、わざわざシンガポールやバリを経由するのも冗長なので、コタキナバルやマニラとメナド間の便ができればマブール並にロスが少ないアクセスになるのですが。あるいはメナド発のシンガポール行きが朝9時ぐらいに飛ぶようになってくれれば。でも、やっぱ無理かな…。

悲願のレンベ行きは来年も適わないかもしれません。

谷津

ふと思うところがあって南伊豆の谷津で潜ってきました。今日の天気は終始曇り、水温は22.5℃ぐらい。まあ暑がりの私には3mmウェットスーツ、ノーブーツ・フルフットフィンで快適に潜れる温度です。ちなみに私は今日も朝からTシャツ・短パン・サンダル履きでした。

さて今日の目的はアカホシ系のカクレエビ撮り。具体的には1枚ずつ絞りなどを変えながら撮り比べてみようと。

でも実際には水中がうねっていてそれどころではありませんでした。私のカメラは105mmマイクロレンズなので水流に大きく揺られながらではこの写真が精いっぱい。なにしろ手元がちょっとずれただけでも小さな被写体はファインダの視界からいなくなりますので。せっかく美人の現地ガイドさんが目ざとく見つけてくれたのですが…。

アカホシカクレエビの仲間
目が線で繋がっているタイプ

それからムチカラマツエビ。「ビシャモンエビ」と教わったものの、突起がないムチカラマツエビの方ですね。この通り、ハレーションを回避する余裕すらありませんでした。

ムチカラマツエビのペア
大きい方が卵を持っているので雌? 体の小さな雄(?)に覆いかぶさっているところ。なぜ?

そしてカエルアンコウ。30cm級のブルーグレー個体。私とバディを組んだ人は水中ではカイメンか何かだと思ってたようですが、私につられてシャッターを切ったことで思いがけずカエルアンコウが撮れてました。

カエルアンコウの顔面
さすがにこのサイズなら、うねっていても大丈夫

最後にもう一度ムチカラマツエビ。

ムチカラマツエビその2
白っぽいムチカラマツには白っぽいムチカラマツエビ。 よく見ると右はじにもう一匹が見切れています

初めて潜った谷津ですが、探せばマクロ生物もたくさんいそうな雰囲気なので、うねっていないときにまた行ってみたいと思いました。

美味しい座間味

座間味で遭遇した美味しそうな写真をいくつか。 まずはキビナゴの群れ。

キビナゴの群れ

キビナゴの食べ方というと私は断然鍋ですね。子供の頃、実家でよく食べていました。鍋の中でゆで上がり白くなったキビナゴをポン酢にくぐらせたら頭を箸で摘んで尻尾から口に入れ、エラあたりに歯を立てて引っ張ると身だけが口の中に残ります。でも、ぶきっちょにやると背骨が折れて、ちょっとごわごわとする骨付きで食べることになるのですよね。懐かしいなぁ…。

カマス三匹
これも美味そう。こちらはやっぱ塩焼きかなぁ

次にカマス。

ミミジャー(ヒメフエダイ)の煮付け1
先ずはマクロ写真。ちとピントが奥にいっちゃいました
ミミジャー(ヒメフエダイ)の煮付け2
ゴーヤーチャンプルーとオリオンビールも添えて…

そして最後はミミジャーの煮付け。標準和名でいうとヒメフエダイだそうです。 全体像はこんな感じ 今回利用した民宿やどかりで晩ご飯に出してくれました。とても美味しかったです。もちろん目玉は他の人に譲りません。もっとも、グロテスクに思うのか誰もあまり食べたがらないけど…。