ONEPIECE 76巻の感想

発売から2週間ほどたったので久しぶりにONEPIECEの感想でも。例によって週刊少年ジャンプの連載は読んでいないので、すでに別の形で答えが出ているかもしれないけど、その場合はご容赦を。

76巻、最初に読んだときの感想は「やっぱ盛り上がんねぇ」でした。話がなかなか進まなくて。今に始まったことではないけど。

まあでも読み返せば盛り上がりの有無には関係なく、あれこれ気付く点も出てくるわけです。いくつか抜粋します。

◇◇◇

ウソップは見聞色の覇気が覚醒したの?

ウソップがシュガーを再度撃退したときの描写はそうなんでしょうかね。父親のヤソップはルフィが知る限り的を外したことがなかったそうだけど、その境地に近づきつつあると。

頭割り人形

「頭割り人形」は頭を食い割るって意味の他、8人分の頭割りってことなのでしょうね。

藤トラの賭け

藤トラの賭けとは「ドフラミンゴを麦わらに倒させる」か。不用意に七武海の称号を剥奪すればドフラミンコ一派の統制が利かなくなり、市民はもちろん藤トラ以外に手だれがいなさそうな海軍にも甚大な被害が出るけど、海賊どうしで潰し合ってくれれば御の字。ほんでもって比較的無害な麦わらが勝つと踏んだと。

「D」

76巻の最大の見せ場は最終ページのこれ。遂に次巻あたりでDの意味が明かされそうですね。名前なんだから勝手に命名しても良さそうなものですが、選ばれし者だけが名乗れる事情がありそうです。ドフラミンゴと一緒にいちゃいけない理由ってのも思わせぶりだし。

そこで想像だけど、覇王色の覇気の素養を持って生まれたものだけがDを名乗れて、それ以外が名のれば呪われるとか。そしてドフラミンゴの本名もD・フラミンゴで、Dの名前を持つ者どうしは両雄並び立たず、一緒にいるといずれどちらかが死にかねないなんて設定かと。ポートガス・D・エースとモンキー・D・ルフィが一緒に育ったときは覇王色の覇気の覚醒前だったから無事だったなんて。

まあ、あれこれ考えるのもアホらしいので、そんなところで。

10人目の巨漢船長はクザン?

今さらながら前々巻の話。闘技場のアナウンスでジーザス・バージェスが「黒ひげを支える10人の巨漢船長の一人」と紹介されていた件。既知の黒ひげ海賊団のオリジナルメンバーは船長マーシャル・D・ティーチの他にジーザス・バージェス、ヴァン・オーガー、ドクQ、ラフィット。これにインペルダウンでサンファン・ウルフ、アバロ・ピサロ、バスコ・ショット、カタリーナデボン、シリュウを補充して計9人。

ならば10人目は元青キジのクザンでしょうかね?もちろん潜入目的で。バージェスと黒ひげが「青キジなんか信用できねぇ」「シリュウも同じだろう」という会話があったし。

まあそう思わせて違うかもしれないけど。

ONE PIECE 74巻の感想

ONE-PIECE_74一週間経ったし、6月4日に発売されたONE PIECE 74巻の感想でも。

以下はネタバレが含まれているので、気にならない人だけお読みください。


まずは全体の印象から。正直なところ「地味」「並」「期待してたほど盛り上がりはなかった」かな。ドフラミンゴの側近の能力がたくさん披露されたけど、どうにも総花的で見どころに欠けたような。

でも、最後の3ページは最高でしたね。あれで75巻が楽しみになりました。

トンタッタの一行がシュガーをどうやって気絶させるか興味深かったのだけど、タタババスコ入り偽グレープを食べさせられたウソップのあまりに無防備かつ凄まじいリアクションに度肝を抜かれての失神ですか。ああ、かつてスリラーバークでペローナのネガティブホロウが効かなかったとき以来の「弱さの勝利」だ。尾田っち、やるなぁ。

うん、このシーンがなかったら私はもう単行本買うのやめてたかもしれません。ONE PIECE、1年分ぐらい未読が貯まってから誰かに借りるなりして読めばいいだろうと。

近年、ダウンタウンがテレビで視聴率を取れなくなったのと同様、ONE PIECEにも「いまだに面白さは健在だだけど、ご馳走は飽きる」って感じがしてたのでよね。

でもこれで国中のおもちゃがいっせいに人間に戻ってドレスローザ革命に雪崩れ込むのでしょうね。ちょうどアラバスタ内戦と反対の構図。あのときは乗っ取りをたくらむ七武海から国を守る戦いだったけど、今回は七武海から国を取り戻す戦い。かねてから支配者層への反旗がONE PIECEの裏テーマだったけど、ついに王政が転覆する革命が描かれるのか。

ならば、75巻も発売日に買って読まないと。9月?10月?

あとは、まあ気になるところが少々。遠からず明かされるはずですが。

まず、サンジ・ナミ・ブルック・もものすけ・シーザーの様子が本巻では描かれませんでした。あちらもビッグマム船団と対峙して窮地に陥ってたはずです。もっとも私はビッグマムとは戦わないと踏んでるのだけど。ビッグマムは「求婚のローラ」の母じゃないかってことで。

そして藤トラが目論む七武海制度の撤廃の行方。トラファルガー・ローの称号は藤トラによって既に剥奪済み。ドフラミンゴも倒されれば、やはり称号剥奪は必至。世界政府公認である以上、無印の海賊より強くなきゃいかんですからね。国王の座を逐われればモリアのときみたいに隠し通せないし。

その七武海、いまだ明かされない新メンバーが加入したかも解らないうちに制度廃止の流れになっていくのかな。そうなってバギーがうろたえる姿は見たいような気もするけど。

ついでにディアマンテのモデルはスティーブン・タイラーですかね。エアロスミスの。74巻ではスタンドマイクを持ってるシーンもあったし。こちらもいずれSBS内で決着がつくでしょう。

ONE PIECE72巻の考察

ONEPIECE 72巻の表紙先日、ONE PIECEの72巻が発売されたので70巻のときに続いて1巻飛ばしで考察を少々。

以下、既刊の単行本だけを元に書いているので中には連載ではすでに答えが出ていて私の推測とは違ってたりするかもしれませんが、その辺りはご容赦くださいな。

まあ多分に作者のさじ加減一つだし、予想が外れて展開してくれた方が私は楽しめます。

■ ドフラミンゴの七武海脱退は誤報

てっきり脱退して朝刊が出た後に再加入したのかと思っていたら、もっとえげつないやり方でしたね。誤報を出させたとは。

そして本巻ではどうやらドフラミンゴが天竜人と通じていることが匂わされました。頂上戦争後のゲッコー・モリヤ討伐も海軍元帥よりも上からの勅命を受けていたので、やはり天竜人の血筋なのかな。ドフラミンゴとトンタッタ族の因縁も「約900年前の歴史の中にある」とのことだし。

■ 藤虎の能力は?

前巻で初登場した新海軍大将は世界徴兵にて特任されたスカウト組とのこと。「サカさん」はサカズキ元帥のことでしょうね。

さて彼の能力は、前巻ではカジノでチンピラを床に出現させた大穴に落とし、今度は隕石を降らせました。「地獄に落ちて貰いやすんで」と言ってたことから地獄を出現させる能力かな。「ほんの…腕試しで」だそうだから他にもレパートリーはあると。

もしそうだとしたらジゴジゴの実?ゴクゴクの実?いや、ヘルヘルの実だな。

■ 緑牛のモデルは誰になる?

藤虎の姿は座頭市そのものの勝新太郎でした。海軍大将は実在の俳優さんがモデルになっているので、まだ見ぬ新大将の緑牛も誰かに似せた外見になるものと思われます。さて誰だろう。牛だから大柄な俳優さんかな。ちょっと見当がつかないなぁ。

■ 忘れた者達と忘れられた者

オモチャ達はとある能力者によって姿を変えられた人間だと解りました。でも他者はオモチャになった身内を忘れています。ってことはオモチャに変える能力者の他にも忘却系の能力者もいるのでしょうかね。レテレテの実かな。

■ SMILの製造方法

SMIL工場の在り処は誰もが思ったであろうコロシアムの地下でした。上のバトル会場のルフィもいずれ工場破壊の現場に傾れ込むんでしょうね。

さて、小人族はグリーンビットであらゆる植物を育てていました。SMIL、つまり人造悪魔の実の製造には彼らの栽培育成技術が使われているのでしょう。なるほどなるほど。

以前、パンクハザードではスマイリーがシノクニになる過程でリンゴが悪魔の実に変化する様子が描かれていました。あの当時は唐突で不可解な印象だったけど、そういうことなのかな。つまり果実がSADガスの毒気に当てられると悪魔の実に変化するので、それに適した「悪魔の実の素の実がなる木」を姫を捕らわれた小人族が育てさせられていると。

■ クザンの身の振り方

黒ひげティーチとジーザス・バージェスとのでんでん虫での会話、「それを言うならシリュウもそうだろ?」「青キジなんざ信用できねぇ」ってことは、青キジも黒ひげ海賊団入り?

■ ゴムゴムの雷将象銃

ゴムゴムの雷将象銃(トールエレファントガン)なるパンチ技が出ました。どうにかして雷をまとわせた分、強烈って設定なのでしょうか。

ちなみに雷将トールってのはアベンジャーズにも出てくるマイティ・ソーのことですね。

■ チンジャオファミリーとバルトロメオ

頭を錐状に戻してもらったチンジャオはこの先の戦いでルフィの盾になってくれそう。

同じくバルトロメオは舎弟っぽく加担するのかな。かつてのデュバルみたいに。

■ 剣闘士リッキー

治療を拒み地下に消えていったリッキー。彼はたぶんキュロスですよね。裸の銅像のおっさんの。

昔の英雄である彼は、ドフラミンゴに国を奪われる前の歴史で印象的な役割を果たしているものと思われます。

■ 剣闘士レベッカ

レベッカは国中の恨みを買った先代国王の孫とのことでした。ならば祖父王がドフラミンゴに国を乗っ取られ、本当は善良だったのに汚名を着せられたっていう回想があるのでしょうね。

ほんでもって17歳で海に出てからのルフィの過去の冒険は、ほぼ例外なく人助けの連続なわけだから、今回も善き大人間と小人の国をドフラミンゴから奪い返し、ついでに強制労働の小人族とカンジューローも救い出すって展開になるはずです。

レベッカが第4試合に勝ち残るかは怪しいけど、 先々、彼女がルフィからメラメラの実を貰うんじゃないかと。いや、何となく。