タイフェスティバル&VISIT THAILAND YEAR 2023

タイフェスティバルは代々木公園で開催された後に福岡でも「タイフェスティバル&VISIT THAILAND YEAR 2023」として開催されたようです。なるほど福岡⇄バンコクの飛行機も飛んでるもんな。

タイフェスティバル&VISIT THAILAND YEAR 2023

天神中央公園か。私もよく知ってる場所です。すぐそばのアクロスではよく天ぷらを食べてました。

そうか、ここでもグルメイベントが開催されるのか。もし、タイの他にも各国のイベントが週替わりに開催されるようなら楽しみが増えるのでIターンを早めてもいいかも。

というのも私はあと2、3年したら九州に帰ろうと思っています。何しろこの先、東京圏での暮らしは今ほど快適でも便利でもなくなりそうだから。

例えば来春から運送業にも残業規制が適用されるので長距離輸送の食料は届きにくくなるか値上がりします。これまではスケールメリットでもって「東京の物価は不動産以外は高くないし、むしろ安いぐらい」と言われていたけど、長距離ドライバーの人数が不足したり賃金が高騰すれば、一転して人口の多さが仇になるわけです。

しかも、輸送力が減って「作っても全量出荷できないから」と農家が作物の生産量を減らすようだと尚更遠隔地からの食料が届きにくくなります。

加えて東京で懸念されるのが超高齢化。進学や就職で上京して居着いたかつての若者が続々と後期高齢者の仲間入りをするけど、東京には介護士が絶望的に足りてないし、効率化しようにも大型介護施設を建てるための土地が残っていないので、深刻な社会問題化するのは確実です。介護離職者、介護待機高齢者、そして介護放置される高齢者も増えて、さぞ閉塞感が漂うことでしょう。

よって、長距離輸送力と介護キャパの不足に解決策が見出されなければ「巨大都市の黄昏を迎えた東京よりも、地方の大都市の方が暮らしやすい」と言われる日がきます。

島じまん2023

5月13日(土)、5年ぶりの開催となった島じまん2023(竹芝)に行ってきました。

一番のお目当てはウツボ。そしてもしサビ(クロシビカマス)があれば食べたかったけど、サビの出店は見当たりませんでした。

まずは伊勢海老。かつてはサザエを出していた伊豆大島のブースで小ぶりなやつを焼いて提供していました。

島じまん2023の「伊勢海老(酒と塩で味付け)」
伊豆大島ブースの伊勢海老。美味いけど殻が小さいので食べにくいよなぁ。

それからメカジキのバーガーとフリッター(ヤンニョムチーズ味)。メカジキも美味い魚ですよね。普段もスーパーで見つけた時はちょいちょい買ってます。

島じまん2023の「めかじきバーガー」と「ヤンニョムチーズメカジキ」

そして待望のウツボ。フライは良かったけど、旨揚げ(丸いカップの方)は味付きでカリカリの衣を食べた感じでした。

島じまん2023の「ウツボフライ」と「ウツボの旨揚げ」

ステージではフラダンスなどが。小笠原チームはイベントのために来ると次の小笠原丸の出向まで一週間滞在になるそうで。

島じまん2023のフラダンス

今回、物販は少し離れたビルで展開されていました。

島じまん2023の第二会場の入り口

五輪の野球で日本が金メダルを獲ったけど

東京オリンピック2020の野球で日本がアメリカに2-0で勝利し、金メダルを獲得しました。野球が公式競技になってから初めての金メダルですね。素晴らしい。

オリンピック 野球 日本が金メダル アメリカに2-0で勝利
NHKのWebサイトより

ただし、素直に喜べないところも。

まず、米国からはMLBプレイヤーが参加していないこと。MLBは五輪期間中もリーグ優先なので選手を出しません。だから大谷の試合が見られるのだけど。

対して日本はNPBオールスターの布陣で挑んだのだから優勝して当然です。もちろん自国開催のアドバンテージもあるし、日本の日本による日本のための競技だったなと。

そして何より絶望的なのは参加国が少ないこと。全6カ国だから参加国の半分がメダル獲得ってどうなのだか。あのキューバも出てなかったし(予選ってあったんだ…)。同じく大人数団体競技のサッカーは16カ国が参加しているというのに。

で、私が思うに野球は五輪に向かないと思うのですよね。転用が難しい球場や専用の道具が必要なこともあって世界的には競技人口が少なく、今後の発展も期待薄なので。

3年後のパリ大会ではまた公式競技から外れるし、7年後のロスアンジェルス大会でも外れたままになるんじゃなかろうか。「ベースボールならMLBを見ろ」とばかりに。

よって五輪は男女ともソフトボールの方が五輪には相応しいと思います。

五輪は順送りにすべし

先週、TBSラジオ荻上チキSession-22を聴いていたら、荻上氏が「早く東京五輪は中止と言うべき」と言ってました。でも私は反対です。新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われたからこそ、東京五輪・パラリンピックは開催しなければならないと考えます。

荻上チキ Session 22

いや、私も五輪自体にはさほど関心がなく、猪瀬都知事(当時)らによる招致にも反対だったけど、せっかく獲得した権利は最大限に活かすべきだし、今ここで断念すれば過去の投資が無駄になるとともに五輪特需もなくなり、多くの日本人が「コロナに負けた」と意気消沈してしまいます。

とはいえ来年夏の開催はもはや絶望的。仮に効果的なワクチンや治療薬が年内に実用化できたとしても、全世界への展開には時間が足りないので。かといって2年後に再延期というプランにはIOCも否定的です。

よってポジティブな望みは「順送り」のみかと。すでに決まっている2024年のパリ大会、2028年のロサンゼルス大会をそれぞれ4年遅らせ、2024年には東京で開催させてもらうと。ほぼすべての代表が再選考にはなるものの、そこはしかたがありません。

昨年の大河ドラマ『いだてん』では、かつて嘉納治五郎がムッソリーニに五輪の開催権を譲ってもらう顛末が描かれていたけど、それよりは真っ当な交渉になろうかと。何しろフランスにしろアメリカにしろ新型コロナウイルスが日本以上に猛威を奮っていて、今後の見通しもなんとも言えない状況です。とりわけパリは+4年の猶予が欲しいところかもしれないので、実現の可能性はあるでしょう。

東京の時代の終わりの始まり

新型コロナウイルス拡大を受けての緊急事態宣言が延長されました。しかも5月31日に終了できるかは不明です。とりわけ東京では医療現場が逼迫しているので、順調に新規感染者が減っても個々の入院患者の治療が長引いたりすれば、東京だけ再延期となる可能性もあります。しかも、場合によっては都内の患者を他県にお願いせざるを得なくなると。他県が快く受け入れてくれるかは解らないけど。

そこで思い出したのが超高齢化。あれも東京に迫り来る不可避な社会問題です。

NHKスペシャル 2025年 "大介護時代" がやってくる!
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東京一人勝ちの要因である一極集中は、言い換えれば「後期高齢者予備軍を全国からかき集めた」に他なりません。そのため東京では地方に遅れて、かつ地方よりも大規模な高齢化が始まり医療機関・介護施設の不足が深刻になります。

今回のコロナ禍、そして近い将来の超高齢化に対して臨機応変に医療体制を拡充できればいいのだけど、そう簡単にはいきませんよね。現状、PCR検査すら増やせないのだし。

東京で医療・介護を始めとるす社会のあちこちに綻びが出始めて人々が地方に目を向けるようになるのは団塊の世代全員が後期高齢者になる2025年頃からと見ていたけど、それが早まるかもしれません。

とはいえ、よほどの大災害でもない限り東京に取って代わる地方都市が現れるとか、400年以上ぶりに首都を関西に移せという気はないけど、コロナ感染者が飛び抜けて多いこと一つとっても東京一極集中を緩和させるべき時に来ているのだと思います。