Ferry Trip 故郷への長い道(2)

東京九州フェリー はまゆう

新門司港行きの東京九州フェリーに乗るには横須賀港に行く必要があります。

船の到着遅れによりターミナルには1時に来いと言われたので、自宅近所のバス停から22:04発のバスで東急のあざみの駅に。普段なら寝る準備をしているような時間帯に外出するのは嫌なのだけど、まあ旅行だからしかたない。

あざみ野から横浜市営地下鉄に乗り、上大岡で乗り換えて横須賀中央に0時過ぎに到着。港までのんびり歩いてターミナルには0:30ごろに到着。

ターミナルには乗船予定のはまゆうが既に入港していました。館内放送によると2時間45分遅れで入港したそうな。

乗船時刻の案内はこの通り。

東京九州フェリーの運行遅延の案内

また、館内放送では「本日、船内レストランの深夜営業はないので何か食べるならターミナルで」とのこと。レギュラー時刻での運行時は深夜営業があるのでしょう。

東京九州フェリー横須賀ターミナルのメニュー
東京九州フェリー横須賀ターミナルのメニュー。まあリーズナブルかとは思うけど、夜中の0時過ぎには何も食べたくないなぁ

Ferry Trip 故郷への長い道(1)

10月の三週目の予定がぽっかり空いたもので、ふと思い立って帰省することにしました。私の実家は福岡との県境の佐賀県内。博多を新宿とするなら、ちょうど小田急線の新百合ヶ丘駅ぐらいの位置関係です。

よっていつもの帰省では福岡空港行きの飛行機を使うのだけど、今回は趣向を変えて東京九州フェリーを使うことにしました。風呂&サウナ付きの船旅を一度体験してみたかったので。

東京九州フェリー はまゆう

定刻だと横須賀港23:45発で新門司港が翌日の21:00時着、約21時間の旅なので竹芝→小笠原よりもちょっと短いくらいですね。料金は2畳ぐらいの個室が片道18,000円です。他にも12,000円の押し入れみたいな部屋もあるけど、私は狭いところが嫌いなのでパス。

さて、新門司港に21:00着なら実家まで電車でその日の内に十分辿り着けるのだけど、乗船日の昼間に電話がかかってきて「乗船予定の船が機材整備で到着と出発が3時間ずつ遅れる。横須賀のターミナルには1時に来てください」だと。ならば出発は3時頃か。まあ、乗ったら寝てればいいだけだけど。

でも、門司到着が夜の1:00だと電車の運行は当然終わってます。まあ、今回は特に何かをする予定もない旅だから遅れるのは構わないけど、どこかで朝までやり過ごさないと。

横浜市営地下鉄ブルーライン:あざみ野⇄新百合ヶ丘

以前、川崎市は川崎⇄新百合ヶ丘間の地下鉄を計画していたものの優先度が乏しく頓挫しました。

他方、横浜市営地下鉄ブルーラインがあざみ野から新百合ヶ丘まで延伸されるという計画があります。これ、楽しみです。横浜方面に劇的に行きやすくなるので。

横浜市営地下鉄の路線図

ただし、いまだ着工はおろかルートも決まっていなさそうなので、実現するとしても10年以上先でしょうね。その間には人口減少が顕著化して計画自体が消える可能性も…。

いい部屋ネットはいいね

入居中のアパートの更新が嫌で近々引っ越すことにしました。

物件探しの条件筆頭はこれ。

  • 家賃を手持ちのクレジットカードで払える

現在の物件は東建コーポレーションの管理なので入居時に同社指定のホームメイトカードなるクレジットカードを作らされてそれで家賃を払っていたのだけど、ポイント還元率が微々たるものでほとんど使い道がなかったのですよね。

ホームメイトカードでは家賃を年間合計100万円くらい払っても、約12年間で僅か792ポイントしか貯まりませんでした。
交換できる商品もJTB旅行券1000円分(1000ポイント)、図書カード500円分(500ポイント)、JTBナイスギフト1000円分(1000ポイント)の三種類しかありません。
要するにクレジットカード決算をうたってサービスが優れている風に見せているだけ。これでは銀行引き落としと変わりません。いや、年会費が1,312円が発生するだけタチが悪いです。東建コーポレーションは二度と使わないかも。

そこで任意のクレジットカードで家賃を払える物件か管理会社を検索したところ、大東建託のいい部屋ネットがヒットしました。

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いい部屋ネット、いいですね。対象物件の場合、すべての支払いが一般的なクレジットカードでできます。もちろんANAマイレージカードでもOK。よって入居するだけで初期費用数十万円分のANAマイレージが貯まり、その後も毎月の家賃支払い分が加算されていきます。これまで私のANAマイルが貯まるペースは1年に1回マニラに行かれる程度(20,000マイル〜)だったけど、来年からはジャカルタ(35,000マイル〜)に行かれるかも。

なお、私が入居を決めた物件の契約は以下のような特徴でした。

  • 式金なし
  • 礼金(1ヶ月)
  • 仲介手数料(1ヶ月)
  • 退去時クリーニング代金(40,000円)
  • 2年ごとの更新なし
  • 連帯保証人不要

式金と更新料がないのも素晴らしいです。退去時に式金がどれほども戻ってこずトラブルになるケースは多いし、2年ごとの更新料に納得がいかない人は私だけではないはず。だったら更新料の1/24を毎月の家賃に上乗せして更新料自体はなくしてくれればいいものを。でもどちらの懸念ももうありません。

連帯保証人が要らないのもいいですね。ただし離職中などで定期収入がない人の場合は一定額以上の銀行預金の証明書が必要になるそうです。

さらには大東建託が提携する全国のリゾート割引が受けられたり、先々いい部屋ネットの物件に転居する際にも仲介手数料が発生しないとも聞きました。引っ越し業者(6社)の見積依頼の連絡もやってくれるし大東建託割引もあるようで、至れり尽くせりだ。業界最大手の成せる技かな。

あとは物件に問題がなければ万万歳です。こればっかりはしばらく住んでみないことには解らないけど。

武蔵小杉 vs. 新百合ヶ丘

住んでいる賃貸アパートの更新が迫ってきたので引っ越すことにしました。更新料を取られるのは嫌だから。

引っ越し先の条件として「両空港へのリムジンバスが出ている」や「大きなスポーツジムがある」などを考慮して絞った候補地が以下の二つ。

  • 武蔵小杉
  • 新百合ヶ丘

武蔵小杉はリムジンバスだけでなく成田エクスプレスも走っているし、新百合ヶ丘と同じくグレードIVのコナミスポーツもあります。

もちろん武蔵小杉は新百合ヶ丘よりも都心に近く電車の乗り入れも多いので家賃の水準が高いものの、その価値があると思えたならば、まあよかろうと。

そこで何回かに分けて武蔵小杉の近辺をぐるっと歩いてみたけど、その感想は「微妙」でした。近年これほどもてはやされているので何となく今風のかっこいい街かと思っていたものの、実際は古い街並みみの中にタワーマンションがいくつか建っている感じですね。

武蔵小杉のビル群。Wikipediaより
武蔵小杉のビル群。Wikipediaより

駅周りの商業ビルの規模やテナントも中途半端だし、再開発の建設ラッシュに街の新陳代謝が追いついていない印象です。昔からの住民も多いので無理もないけど。

そのためお値段が手ごろな賃貸物件は狭いか築年数が長いかあるいはその両方。古い物件は当然内装も昔風だけどもはや和室は不便だし、設計が古いキッチンや追い炊きできないお風呂、洗濯機置き場が室外とかだと残念ですよね。

よって個人的には武蔵小杉は高い家賃を払ってまで暮らしたい街には思えませんでした。タワーマンションに越してきた新しい住民や持ち家に住む昔からの住民には愛着のわく街なのだろうけど。

ならば武蔵小杉ではなく近隣駅の徒歩圏に住んで家賃を抑え、必要に応じて武蔵小杉に繰り出すのはどうかとも考えたけど、東急の両隣の新丸子と元住吉、そしてJR南武線の向河原と武蔵中原は小さな駅。しかも両沿線のエリアは古くから開発され切っているのでやはり街並みは古く、狭苦しい感じがします。そう、閉所が嫌いな私は細い路地の多い昔ながらの街が苦手なのですよね。

というわけで結局使い慣れた新百合ヶ丘に落ち着きました。武蔵小杉よりもローカルで街の規模がずっと小さいけど、その分家賃水準が安いし、それでいて必要な商業施設がミニマルに揃っていて一駅だけで生活が完結します。映画館もあるし。

新百合ヶ丘は遅れて開発されたため街並みが新しいのに高層タワーマンションなんて一棟もないので空が広くて解放感があります。多摩動物公園にも近いし。もう少し飲食店が増えてくれると嬉しいのだけど。

ただし新百合ヶ丘や多摩方面は起伏が多いのがちょっと難点。そこは土地がフラットな武蔵小杉近郊が羨ましいかな。