アプリ vs. 電子書籍

FROGFISH.JPではアプリと電子書籍(EPUB3.0固定レイアウト)の両方で写真集を制作できますが、どちらかといえばアプリをお勧めします。理由はアプリの方が利点が多いからです。

以下に両者の違いをまとめます。

ページの構造

FROGFISH.JPの写真集アプリでは、写真ページを縦にめくるとその写真の説明が表示されます。

FROGFISH.JP製の写真シュアプリのページめくり
FROGFISH.JP製の写真集アプリのページめくり方向

そのため読者はひたすら横方向にめくって写真集として閲覧することも、気になる写真を上にめくって解説を表示させ、図鑑風に読み進めることもできます。

ちなみに電子書籍版では写真ページと説明ページが交互に配置されます。

テキストの表示サイズ

アプリのテキストは各デバイスにおける標準的な文字サイズで表示されます。

電子書籍の表示例。iPhoneでも文字が小さくなりすぎることはありません
電子書籍の表示例。iPhoneでも文字が小さくなりすぎることはありません

一方、EPUB3.0固定レイアウトとして作られた電子書籍やPDFのページサイズは固定です。そのため大画面のタブレットでは十分な文字サイズであっても小さい画面のスマホでは小さすぎることがあります。

電子書籍の表示例。iPhoneだと文字が小さすぎます
電子書籍の表示例。iPhoneだと拡大なしでは読めません

テキストの表示フォント

アプリはそのデバイスのデフォルトフォントを使ってテキストを表示するので誤表示は起きません。

EPUB3.0固定レイアウトのファイルにはコンテンツ内で使用するフォントのサブセットが含まれているものの、それを使ってテキストを正確に表示できる環境は限られています。

例えばiOS版のGoogle Playブックスアプリでは正しく表示できてもAndroid版のGoogle Playブックスアプリではフォントの置き換えが起こってテキストの表示バランスが崩れる現象が見られます。Kindleアプリでも同様です。

多言語の仕組み

アプリの場合、OSの言語設定に合わせて表示言語を切り替えられます。これは写真集に限らず多くのアプリが普遍的に提供している機能です。各言語のテキストを用意すれば一個のアプリで何カ国語にも対応できます。

一方、電子書籍の場合、各言語ごとに別々の書籍として出版する必要があります。

電子書籍版のFROGFISH.JPは二言語を併記しました。でもこの方式はテキストの分量や対応言語が増えたときには使えません。
電子書籍版のFROGFISH.JPはページ内に日本語と英語をを併記しました。でもこの方式はテキストの分量や対応言語が増えたときには使えません。

アプリはいきなり読み始められる

アプリならアイコンをタップするだけで読み始められますが、電子書籍はビューワアプリを起動してコンテンツを選択する必要があります。

その他

アプリ 電子書籍
対応プラットホーム
  • iOSデバイス
  • Androidデバイス
  • Windows 10デバイス(※)

※ 将来的に対応予定

  • iBooksアプリ(iOS/Mac)
  • Google Play ブックスアプリ(Android/iOS)
  • Kindleアプリ(Android/iOS)
  • Kindle Fire
出版費用
  • iOSアプリ:$99/年
  • Androidアプリ:$25
  • iBooks:無料
  • Google Play ブックス:無料
  • Kindle:無料
出版までの所要期間
  • iOSアプリ:約1週間
  • Androidアプリ:即日
  • iBooks:約3日
  • Google Play ブックス:即日
  • Kindle:約1日

対応プラットホーム

アプリ
  • iOSデバイス
  • Androidデバイス
  • Windows 10デバイス
電子書籍
  • iBooksアプリ(iOS/Mac)
  • Google Play ブックスアプリ(Android/iOS)
  • Kindleアプリ(Android/iOS)
  • Kindle Fire

出版費用

アプリ
  • iOSアプリ:$99/年
  • Androidアプリ:$25
電子書籍
  • iBooks:無料
  • Google Play ブックス:無料
  • Kindle:無料

出版までの所要期間

アプリ
  • iOSアプリ:約1週間
  • Androidアプリ:即日
電子書籍
  • iBooks:約3日
  • Google Play ブックス:即日
  • Kindle:約1日

この通り、出版までの日数と費用は電子書籍の方が有利です。iBooks、Google Playブックス、amazonの三社とも出版費用は無料なので、FROGFISH.JPで制作代行したコンテンツをお客様ご自身で出版/販売することもできます。

一方、アプリをリリースするには費用がかかるので、FROGFISH.JPで制作代行した場合、配布/販売もお任せいただくのがいいかもしれません。