フィリピン航空の機内食

9/22~25の日程でいつものフィリピン、マクタン島に潜りに行ってきました。

今回、ツアーの予約が遅かったため直行便が取れず往復マニラ経由。それにしても毎回笑ってしまうのがフィリピン航空の機内食。

フィリピン航空の機内食

見ての通り、ライス&パン&パスタの炭水化物セット。しかも日本からの便ではパスタが蕎麦だったり素麺だったり。そして人形焼やもみじまんじゅうが付いてきます。

ちなみに日本への便では、パスタはサラダ風のものに、お菓子はドライマンゴーに変わります。また、マニラ→成田便にはデザートが一品追加されますね。

ウベアイス

それでも私の評価ではフィリピン航空の機内食はデルタ航空(成田-サイパン間のエコノミークラス)のものよりもずっと上出来です。

AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報

AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報が更新されました。

AQCUAPAZZA APSO-NEX5

撮影サンプルのマクロ写真は悪くない感じですが、Nauticam同様、レンズには苦心しているようで、パンケーキレンズの写真はなく、α用の50mm/100mmマクロを使えるようにしてあります。でも、現状マウントアダプタを介してαレンズをNEXで使う場合、オートフォーカスが利かないのですよね。

と思っていたら、フォトキナ2010でファームウェアアップデートの案内がなされ、近々、NEXでαレンズ使用時にオートフォーカスが利くようになるのだそうです。そういえば、以前から先々そうなるはずと言われていたような…。

だとすると、NEXの弱点だったレンズのバリエーションも増えます。水中で使って有効なものは限られますが、α用マクロレンズはポッカリ空いていたポジションを埋めるものです。それにαレンズでAFが使えるなら、シグマレンズでもOKなのではないかと。ならば選択肢はもっと広がります。水中で使うならレンズポートの問題はありますが…。

いや、でもなぁ。α55とLUMIX GH2の発売情報を見てしまうと、自身のニーズ(スキル不足を補ってくれそうな)にNEXシリーズは合致してないと思うのですよね…。

Lumix “世界最速” GH2

PanasonicからLumix GH2が発表されました。

Lumix GH2

「世界最速AF」とうたっている以上、先のSONY α55よりも速いのでしょうかね。なんだか西部劇の早撃ち比べみたい…。

基本的にミラーレス機はコンデジ同様コントラスト方式でAFを実現していて一眼レフ機が採用する位相方式よりもスピードで劣るはずなのですが、きっとその点は克服できたのしょうね。

ともかく私のようにこれから一眼レフに手を出そうという者にとっては、AFの速さ(もちろん的確さも)は重要な判断基準です。特に身動きが取りづらく被写体も逃げてしまいがちな水中では、「とりあえず被写体を液晶の真ん中に映して、おもむろにシャッターを押し込む」なんて撮り方が有効なら、見られる写真の歩留まりが上がりそうな気がします。もちろんライティングやら構図、寄りなど、向上させなければならないスキルは依然として存在するわけですが。

さて、GH2発売は10/29ですか。展示品が出たらさっそく試してみないと。プロカメラマンによるフィールドテストを踏まえた比較レビュー記事を読むのも楽しみです。

それから対応の水中ハウジングはSeatoolとINONが販売してくれるんじゃないかと期待してます。こちらは年明けかな。

動画に見るAppleとSONYの差

先日、ダイビング仲間の一人が月末からラパスに行くということで、長旅対策としてPSPに動画類を入れてくれるよう頼まれました。PSPのバッテリがどれだけ持つのかは別として、動画のリッピングは私も普段iPhone向けによくやっているので「連休中に終わらせるから」と気軽に承諾。PSP本体と地デジなどの録画DVDを預かりました。

まずはDVDの録画データをMacに落とすためにCPRM対応のDVDプレイヤーからHDDレコーダにダビング。実時間を費やしてのデジタル→アナログ→デジタルのデータ変換はナンセンスですが、他に方法を知らないのでしかたがありません。

次にHDDレコーダからDVD+RWにダビング。さらにDVD+RWをMacに挿入してHandbrakeで.M4Vファイルに変換。ちなみにこの作業、昨年iMacをCore 2 duo搭載機→Core i5機に買い替えた際、64bit化も手伝って所要時間が約1/5~1/10と劇的に短縮されました。快適、快適。

さて、ここからが苦労したところ。PSPの仕様を調べてみると解像度が480×272でMP4の視聴が可能だそうで。なんでも、メモリースティック下の「MP_ROOT/100MNV01」というフォルダに「M4V0****.MP4」といった命名規則に則ってファイルを格納せよとのこと。しかもサムネイル用の「M4V0****.THM」なるファイルも要るような要らないような。取り合えずaltShiivaというユーティリティを探してきて変換を掛けてみます。でき上がったファイル2個をメモリースティックの所定のフォルダに格納し、PSPに挿してみるものの「破損データ」との表示が。「.mp4」という小文字の拡張子が悪かったのかと「.MP4」に直して試みるも状況変わらず。

Mac環境での作業と相性が悪いのかと思い、滅多に使わない低速のPC(Celeron、Windows XP)に久々に電源を入れ、携帯動画変換君で変換。処理の進み具合の遅さに閉口しつつ、ああWindowsを買っておけば、iMacのCore i5環境でキビキビ動いたんだよなぁ。でもDSP版でも売価がSnowLeopardの5倍だし…」などと思いながら処理が終わるのを待ちました。変換が無事完了し、メモリースティックに移してPSPで見ると、やはり「破損データ」。何が違うのか、どこを直せば良いのか皆目見当がつきません。

改めてネットを検索してみると「VIDEOフォルダに入れるだけ」なる記述を発見。なんのことはない、新しいファームウェアをPSPに適用すれば、100MNV01だのM4V0****.MP4だのといったファイル管理のルールが緩和され、再生可能な形式も増えるのだそうで。なるほど、こちらの方法は楽です。Macでお馴染みの.movファイルや480×272を超えるものは無理でしたが、.m4vなどPSPに適用する動画ファイルであればファイル名に配慮する必要もなく普通に再生できるようになりますね。

でもまあ、この最新ファームウェアが提供されるまで、動画を見たいユーザはデリケートなファイル管理を強いられていたってことですよね。なんだかなぁ。調べてみるとPSPが発売されたのは2004年。既にiPod & iTunesが隆盛を誇っていた時です。音楽でも動画でもとにかくiTunesに放り込んで同期させるだけというiPodの快適さは認識していたはずなのに…。

もちろんiPodとは違ってPSPは単体でも使えるように設計されたデバイスなわけですが、もともとメディアプレイヤーの用途も想定されていたのですし、ユーザがどうやって音楽や動画を用意するかを考えれば自ずと答えは出たはずです。実際、出来の善し悪しはともかく近年のWalkmanにはSonicGateなりx-アプリが付属していたのですし。結局SONYも事業縦割りで、かつソフトウエアの真価、重要性、緊急性、重点投入箇所を理解できていなかったのでしょうかね。

何と言うか、「この後もSONYはAppleの後塵を拝しつづけるんだろうなあ…」と思う一件でした。

たばこ税増税が民主党政権唯一の成果

民主党政権が発足してから約1年が経過しました。振り返ってみると、この一年間はいったい何だったのかという思いです。鳩山総理の任期は評判の悪かった前任者三人よりも短いものでしたし、山積する諸問題に何一つ道筋を付けられずに時ばかりが過ぎ去っています。好評を博した事業仕分けにしても、成果を上げたというよりは「あれだけやっても無駄金はあれっぽっちしか出なかったじゃないか」という消費税増税論の正当化の理由に使われる始末です。

そんな民主党政権の唯一の成果、成し遂げた改革が「たばこ税の増税」。これだけは高く評価されるべきでしょう。自民党政権時代は数年置きに10~20円といったペースだったのが、一気に110円以上という値上げ幅で増税を決めたわけですから。

まだ禁煙する気のない喫煙者にすれば承服し難い話かもしれませんが、まあ時代の流れには抗えようはずもありません。JT調べで現在の日本の喫煙率は23.9%。実に国民の3/4までがたばこが吸えなくても一向に困らない人なのですから、その方向に進むのは当然とは言わないまでも必然でしょう。

よく聞かれる「取りやすいところから安易に…」という反対意見も的外れで、実際のところ多数派の声がそれを求めたからそうなったということだと思います。誰しも心無い他者の喫煙で嫌な思いをした経験を持っていますし、政治家諸氏は多数派の意向を具現化すべく動かざるを得ませんので。増税が必ずしも税収増に結びつかないわけですし。

もっとも世の中には、ちゃんと場所をわきまえて吸っている喫煙者も大勢いて、彼ら彼女らは基本的には無害な存在ですが、一方で相変わらず街中で歩きたばこをしてしまうバカどもも少なからずいたりします。でも、歩きたばこは「さあ、増税してくれ」と言っているに等しい行為です。なにしろ増税が最もローコストかつ直接的な抑制策なのですから。そいつらのせいで良識的な喫煙者も締めつけを食らう点が気の毒と言えばそうですね。とかくこの問題は「嫌煙者vs喫煙者」の利害対立ととられがちですが、実際のところは「非喫煙者&良識的な喫煙者vs悪質な喫煙者」だったりします。

他の事象に例えるなら、 歩きたばこはゴミ屋敷問題と酷似しています。主が「自宅の敷地に自分のものを積み上げて何が悪い」「法律に違反していない」と言い張ったところで、地域住民が承服しなければ、いずれ公的な制裁手段が執行されてしまうわけです。ゴミ屋敷の「美観を損なう」「臭い」「病原菌の温床になり兼ねない」「さらなるゴミの投棄を呼び込んでしまう」「自然発火して火事に発展し兼ねない」「子供の教育に悪い」といった問題点は、そっくり無法な喫煙者にも当てはまります。

さて、いよいよ10月から増税です。一日当り一箱300円を費やしていた人は、そのままのペースなら年間40,000円ほどの出費増になりますね。4万円と言えば東京~沖縄を往復したり、グアムやサイパンのツアーにも参加できそうな額です。でかいよなぁ。端から吸わない者からすれば他人事ですがね。

しかも、諸外国の水準と照らし合わせれば、おそらくこの先一箱600円ぐらいまでは歯止め無く上がるものと思われます。いや、外国でも上がり続けるので600円が当面の到達点とも言いきれません。そして、たばこ増税に積極的な国会議員が一定数以上いる以上、毎年俎上に上がります。今回は参院選への影響を避けて10月からの増税となりましたが、次の国政選挙は2013年の衆参ダブル(民主党政権が持ちこたえれば任期ぎりぎりまで解散しない)の線が濃厚。ならば政権与党としては増税の施行から選挙までの期間は長い方が好ましいので、おそらく2012年の春に今回と同等かそれ以上の増税が既定路線と見ていいでしょう。いよいよ一箱500円の水準を突破することになります。一日一箱の人は年間19万円も費やすことになる計算です。

何というか、もはやたばこも高価な嗜好品ですね。