復興増税より期限付き減税じゃないかな

震災から2週間あまりが経過し、復興支援の財源として「国債の増発」と「増税」の2案が聞かれるようになってきました。確かに今なら支援名目の増税も国民に受け入れられやすいでしょう。大前研一氏なんかは一年限定の消費税増税を提案しています。でも、それをやっちゃうと巷では買い控えが起きるのではないかと。「車なり何なり、大型の支出は増税期間が終わってからの方が。復興支援とは言え余計に税金を払うのはどうも…」と。

先週、ホリエモンが寄付金の手数料にうるさい人たちに対して「慈善活動にだって経費はかかる」と一括していましたが、まったくもってその通りで、仮に寄付金が100万円集まったとして、そっくり100万円分の救援物資を届けられるわけがありません。単純に考えてトラックのレンタル代やガソリン代などの必用経費、それから活動員の生活もある程度保証されなければ支援もままならないのですから。その観点で言うと、増税ではNPO、NGO、ボランティア団体なんかよりもはるかに高額な手数料(利権)を官僚が抜くことになってしまいます。

ならば増税よりもむしろ期間限定の消費税減税の方が望ましいのではないかと。今年度後半から半年間だけ消費税率を3%にするとか。駆け込み需要喚起ですね。こんなときだからこそ、お金を回すこと、消費をもり立てることが重要なはず。逆に経済が停滞すれば、それこそ復興支援も頼りないものになってしまいます。

世間では過剰な自粛ムードが高まっり、その煽りを受けたレジャー産業やエンタメ、イベント関連の人たちの悲鳴が聞こえてきます。「不謹慎」という美徳も度が過ぎれば不遇な人を増やす感染症のようです。何が被災者のためになって、何がならないのかを考えて発言や行動をしないと。

Nikon D7000カメラセットの重量

自宅にてNauticam(ノーティカム) NA-D7000ハウジングのセットを組み立ててみました。

D7000のハウジングセット(フル装備)

このセット(D7000カメラ&105mmマイクロレンズ含む)で総重量7.4kg。

ターゲットライトおよびビデオライト用途のLEDライト2本を外しても6.9kg。

水中では二本のフロートアームが多少の浮力を発揮してくれますが、陸上の運搬時は単に重たいパーツに過ぎません。そりゃ荷物も重くなるわ。

でも、一眼カメラのフォーカスのキビキビ感と写真のクオリティを実感すると、もうマクロ撮影でコンデジには戻れません。

旅の荷物のパッキングと重量分散をよくよく考えないと。

機材軽量化計画(2)

機材軽量化計画の第二段。フィン編です。

フィリピン航空、全線で機材の重量制限は20kgだと思いきや、マニラ←→タクロバン間の国内線は15kgなのだそうで。もっとも近距離なので5kg程度の重量オーバーなら超過料金は1,200円~2,000円のようですけど。

私はスポーツプラスに入っているので預ける荷物は+20kgが許容されますが、フィリピンにしか行かないわけではないので機材は軽くするに越したたことはありません。ちなみにマレーシア航空は30kg、コンチネンタル航空は23kg、デルタ航空は20kgx2だったかと。微妙なのはパラオから帰るときのコンチですね。

そこで前回のゲージに続き目をつけたのはフィン。現在はJetFin Revo、これはこれで気に入っているものの重さが両足で約2.7kg。これにブーツを足すと約3.3kg。

そして私の行動範囲では、たまに行くサイパン以外、ビーチダイブの機会はないので、フルフットタイプに替えても問題なかろうと。

ならば候補は以下の通り。

  • GULL ミュー
  • GULL スーパーミュー
  • GULL ワープ

本当はフルフットタイプのJetFinがあるといいと思うのですが、無理があるのでしょうね。

で、今回は軽さ優先でミューかな。安めだし。

私の足だとMSかMサイズなので両足で1.5kg。JetFin Revo比で2kg弱の軽量化が実現します。良さそうです。

パワーは落ちるにしても、すぐに慣れるでしょう。 かつて頑ななJetFin信者だったイントラ連中が、加齢もあって次々にフルフットに転んでるという話も聞きますし。

Nikon D7000カメラセットの使用リポート

サウスレイテの旅にはNikon D7000とNauticam(ノーティカム)のハウジングを持参しました。

Nauticam D7000ハウジング

ただし、ハウジングの入手は出発直前の日曜日だったため事前に海はもちろんプールでも試すこともできず、現地でのぶっつけ本番。しかも私にとって初めてのデジイチ。案の定、最初から上手くはいかないものですね。

レンズは105mmマイクロ。レンズポート端からのワーキングディスタンスが約18cm必用なのですが、ついついコンデジ&マクロレンズのときの癖で、カエルアンコウやウミウシなどには数センチまで寄りたくなってしまいます。でもそれをやっちゃうと当然写真はピンボケ…(一応シャッターは切れますが)。

蛍光色なウミウシのピンボケ写真

次に、解ってはいたものの105mmマイクロレンズは視界が狭いのなんの。ピグミーシーホースのように数mmの被写体を狙おうとするとファインダー越しではなかなか探せなかったりします。まあ、この点には次第に慣れてきましたが。

そして一番困ったのはストロボが思うように発光しなかったこと。光ケーブルで繋いだのS-2000が反応するときもあれば、しないときも。これには参りました。度々ストロボの上げ下げを調整してみるのですが状態変わらず。結果、マクロでありながら単色調の寂しい写真が何枚も残ることに。

で、その原因はおそらく撮影モードを「オート」にしていたから。ストロボを上げてさえ入れば常時発光するのかと思いきや、フォーカス先が明るければカメラが気を利かせて光らないようなのです。なるほど、それが「オート」の仕様ですか(※追記)。確かに理屈は通っていますが気付きませんでした。慣れるまで手始めにとオートにセットし、かつターゲットライトとしてLED-250を使っていたのが裏目に出た形です。

結局、その後はマニュアルモード、シャッタースピード1/125秒にセットして撮ることにしました。そうすると毎回フラッシュが焚かれますね。

そうして撮ったのがこの写真。10mm未満の被写体お大写しにできたのは良いのですが、よく見ると顔の後ろあたりにピントが合っていて肝心の顔はボケてしまってます(そもそもそっぽ向いちゃっているという のは別として…)。

ピグミーシーホース1

さらに、こっちは少し引いて同じ個体を撮ったのですが、やっぱり胴体にピントが合っちゃってます。

ピグミーシーホース2

ほんの1mmかそこらの違いでこうなるのはコンデジでは考えられなかったシビアな世界です。さすがにこのサイズだとファインダーで見極めきれないので、もうちょっと絞って撮らないといけないんでしょうね。いやぁ奥が深い。

まあでも思い切って高いカメラセットを買っちゃったわけで、10年は使い込むつもりで修業するしかないでしょう。バッテリにしてもコンデジでは考えられないほど長時間持つありがたいところもありますし。

次回の海は5月ごろを考えてるので、それまでに陸上でもあれこれ試すことにします。

リゾートホテル評(SOGOD BAY SCUBA RESORT編)

今回利用したダイビングショップは宿泊施設を持つSOGOD BAY SCUBA RESORT(ソゴッドベイ・スクーバリゾート)。ロゴマークがカエルアンコウの正面イラストとは何とも大胆な。私もときおりイラストを描くので大いにに刺激されました。

SOGOD BAY SCUBA RESORT LOGO

で、まずはダイビングサービスの評価から。今回ジンベエを二回(ジンベエスイムで1回、スクーバ中1回)、ピグミーシーホース(2色個体)も2箇所のポイントで見せてくれたので非常に満足です。ちなみに帰国日にタクロバン空港で会った関西からの団体さんは2月にオープンした別のショップを利用したもののジンベエもピグミーも見られなかったそうなので、老舗の力量を発揮してくれたと思います。SOGOD BAY SCUBA RESORT、ペドロ君を筆頭にスキルの高いガイド陣を擁するダイビングサービスでした。

そして合計5室しかないお部屋の方ですが、こちらは実にシンプル。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの客室内

冷蔵庫やテレビはないものの、エアコン・サーキュレータ・便座・お湯シャワーはあります。まあ、ダイバーにとっては十分でしょう。

ただ食事の方は日本人にとっては単調。朝食はこんな感じです。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの朝食

お昼のメニューもハンバーガーだったりファーストフード的なものが多かったような。さすがに夕食は日替わりのメニューが2種類から選べ、スープ&メインディッシュ&デザートが楽しめましたが。

なお、SOGOD BAY SCUBA RESORTには日本人スタッフはいませんし、サービス全般で日本語はまったく通じません。ゲストブックを見ると稀に日本語の記入を見かけますが、客の大半はいわゆる西洋系の方々のようです。