PromoからLUMIX GH2用ハウジングが登場

Promo’s factoryからPanasonic LUMIX GH2用の水中ハウジングが登場しました

Promo GH2用ハウジング(前面)

例によってレンズポートはフロントパネルごと交換する仕様。Oリングによる接合部分が1ヶ所しかなく、その分水没の危険性とメンテナンスの手間が減るという仕組みです。

Promo GH2用ハウジング(パネルオープン)
私が知る限り、ビューファインダを内蔵したミラーレスデジイチカメラは今のところPanasonicのGH2とG3のみ。GH2はその二つの上位機の方です。ビューファインダは特に明るい水中で液晶が見づらいときに威力を発揮してくれます。

マイクロフォーサーズ規格なので出遅れ感のあるSONYのEマウントと違って対応レンズもそこそこ揃っています。45mmマクロは35mm判換算で90mmに相当しますし。

また、フラッシュ内蔵なので普通のデジイチと同じ感覚で使えます。ミラーレス機にはフラッシュ外付けの機種もいくつかありますが、うっかり家に置き忘れてきたりすると目も当てられませんので内蔵は嬉しいところです。

なお、同社のハウジングは樹脂製なのでアルミ削り出しのNauticam製ハウジングよりも軽く、安価になるはずです。

というわけでPromo’s factoryのPanasonic LUMIX GH2用の水中ハウジングは良い選択なんじゃないでしょうか。塗装次第でシャア専用水陸両用カメラにもできます。

惜しむらくは、そう遠くない時期に次のLUMIX GH3が出てしまうんじゃないかという憶測ができること。GF3はGF2の発売からわずか半年で出ちゃいましたし。多くの人は新設計のカメラを買いたいでしょうから。

それと、どうせならより小振りかつ安価で発売が新しいG3の方のハウジングを出して手軽さをアピールした方が良かったのではないかと思うのですが、プロカメラマンのこだわりでしょうかね。どうなの鎌田多津丸さん?

時代はブルーレイ?馬鹿言っちゃいけない

X-MenFirstClassMoviePoster

9/28日、X-MEN FIRST CLASS(X-MENファースト・ジェネレーション)のBlu-Ray/DVDが発売されます。私はX-MENシリーズが好きなので過去4作品のDVDは買っているのですが、本作からはどうしたものか…。

今回は以下のSKU(製品種別)があります。

  • 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • 2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • ブルーレイ コレクターズ・エディション(おまけ付き) ・・定価5,990円
  • ブルーレイBOX〔全5作セット)・・・・・・・・・・・・・定価9,990円
  • X-MEN コンプリートBOX(全5作セット+おまけ) ・・・・定価12,000円

でも私はプレイヤーを持っていないのでどんなにブルーレイで大盤振る舞いされても嬉しくないのですよね。

価格.comで見ると320GBHDD搭載のブルーレイレコーダ(すこぶる評判の悪い東芝製だけど…)でも約2.1万円とバカ安ですが、実は私はブルーレイ機器は買いたくないとも思っています。いや、ブルーレイに限らず、もはや物理メディアに縛られるのが嫌だなぁと。なにしろ20年ほど前、ミュージッククリップの類いをレーザーディスクで買い集めていたらいつしかDVDに取って代わられ、MD文化もiPod & iTunesで一気に塗り替えらるところを見てきたので。

それに、あとひと月かそこらでAppleのiCroudが始まります。注目はiTunesで買った楽曲を保持しなくてもてよくなる点です。iPhone等にダウンロードする際はApple管轄のマスターからコピーされる(おまけに米国ではCDからリッピングした曲も同じ扱いになる!)とのことで。楽曲の購入者が共同でマスターデータをクラウド上に預ける感じですね。

ならば、いずれ映画もそうなるでしょう。しかもiTunes Store、Apple TV、iCroudが有機的に連携、融合するようになると思います。例えば、既に持っている映画に新しいディレクターズカット版が出てそれが見たい場合、これまでならパッケージを買い直す必要があったところが、iCroudなら+300円といった追加料金だけでOKになるかもしれません。現状、iTunesの映画販売は「見られればいいだろう」的な未発達感がありますが、iCroud後は変っていくのではないでしょうか。

映画の版権を持つコンテンツホルダにとっても、発売したDVDが即座にリッピングされて中古市場に流通させられるよりも、視聴権を買ってもらった方がいいでしょうし。だとすると世界の趨勢は次第にインターネットによるコンテンツ視聴権(無償、期限付き、セットパック、無制限など)の販売にシフトするのではないかと。またぞろ日本は取り残されるかも知れませんが…。

ということでiCroudが本格稼働する前にTSUTAYAの映画レンタルの新作がブルーレイOnlyにでもならない限り、私はブルーレイプレイヤーを買わないと思います。果たしてブルーレイ全盛期が来るのかどうか、あるいは既に来ているのかは解りませんが、いずれにせよ私にとっては無視しても差し支えのないレベルです。

差し当たり、X-MEN FIRST CLASSのメイキング風景などのオマケが見たいので今回は「2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー」を買いましょうかね。おそらくレンタルだと本編しか見られませんし。

それでも「同梱されているブルーレイディスクは返すので、もちょっと安くして」と言いたいところですが…。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕

ダイビングの季節がやってきた

8月も終わり、今年もダイビングの季節がやってまいりました。

いや、もちろんちょっと気合いを入れさえすれば一年中潜れるわけで、三浦や伊豆の海なら週末に気楽に行かれるのですが、私はドライスーツを手放して久しく、夏場に潜ってガッカリした経験が少なくないので、冬・春・夏はどうにも近場の海には足が向かなくて。

でも秋は水温も高く海の中も澄んできます。私にとってのベストシーズンです。秋なら伊豆の海も楽しめます。ぜひ行かなきゃ。

と思いきや今週末は台風。当初の予想よりも西側を通りそうですが、それでも2日(金)の近畿〜関東の海はほとんどクローズでしょう。大瀬崎すら無理じゃないかな。台風のスピード次第では3日(土)も厳しいか、かき回された直後で濁っているところが多いかもしれません。

台風12号の進路予想図

せっかくの稼ぎ時というダイビングショップの人たちにとって週末の台風ほど疎ましいものもないはずですが、まあこればっかりは。台風が海の生態系保全に役立っている側面もあるので、夏の終わりの骨休みと思ってもらうしかないですね。

◆◆◆

追記。台風の速度はさらに遅くなったようで。

台風12号進路予想図

このペースだと3日(土)もクローズ、翌日曜日の海もにごにごかな…。

国家公務員宿舎は全廃しましょうよ

朝ズバッ!ロゴ

朝ズバッ!ロゴ

今朝TBSの『みのもんたの朝ズバッ!』を見ていたら、埼玉県朝霞市の米軍基地跡の緑地に国家公務員宿舎建設(建築費104億円)が明日にも着工されると報じられていました。かつて事業仕分けでストップがかかった案件のはずなのに…。

番組では「せっかくの自然を壊すな」的な地域住民のメッセージが強調されていたと印象ですが、その地に縁のない私が気になるのはいわゆる既得権益が拡充されようとしていること。高度成長期ならともかく、終わりのない不況、財政難の時代にありながらTAX EATERがまたぞろ税金で特権階級的な優遇を推し進めようとする姿は異様だと思います。

折しも増税を掲げて党首選を勝ち抜いた野田氏が総理に就任したわけですが、こういうことがほぼ水面下で行われているから国民は政管に不信感を抱いて消費税増税にも否定的になるのですよね。「増税を言い出す前に身ぎれいなってみせろ」と。

毎年一兆円規模で増えていく社会保障費からすれば小さい話に見えますが、全国に21万戸もある国家公務員宿舎相場相当の家賃を課せば、年間数十億円かそれ以上の規模の財源が捻出できます。財政再建には小さくても被災者支援の財源としては十分に有用な額です。

また、そうして国家公務員が民間の賃貸住宅を借りれば、お金が民間に流れます。言い換えるなら「国がが経済の足を引っ張っている」ということです。こんなことやってたら本当にこの国は沈んでいくだけですよね。国家公務員宿舎は即刻廃止した方がいいと思います。

遅くとも2年後には総選挙が行われます。それまでに小さな政府を標榜し「社会保障も削るけど公務員もどうにかして減らす」「徹底的な規制緩和、民業圧迫要因の撤廃」を掲げる政党、政治グループが現れることを望みたいものです。

7か5か、それが問題だ

先週、SONYのミラーレス一眼カメラNEX-7とNEX-5Nが発表になりました。

「7」はαのマジックナンバーなので11月発売予定のNEX-7にはこれでもかという意欲が込められています。例えば2,430万画素のセンサー。CanonやNikonではフルサイズ機にしか搭載されていないのに、それを載せてくるとは(しかもα65にも)。これはもうセンサーメーカーとしての強みですね。

もっとも写真の善し悪しは画素数だけでは語れないもの。果たしてAPS-Cに2430万画素が相応しいのかどうかはプロのレビューを待ちたいところです。

それに来週発売で比較的安価なNEX-5Nが必要十分ならNEX-7を待たずにこちらを選択しても良さそうにも思います。前モデルの1,420万画素→1,610万画素に上がっていますし、ISO感度も拡充されました。外寸もスペック表で見る限り約110.8×58.8×38.2mmと前モデルとまったく同じ。形も同じなら既に販売されているハウジングが使えます(要確認)。

ソニー デジタル一眼α NEX-5 ダブルレンズキット ブラック NEX-5D/B

NEX-5Nビューファインダしかも今回、NEX-5Nには外付けのビューファインダが用意されました。NEX-7の内蔵ビューファインダは筐体背面の左上にあるためレンズと目の位置がずれてしまいますが、NEX-5Nのビューファインダはレンズと一直線の位置に付きます。前モデル用のハウジングは使えないものの、こちらの方が水中でマスク越しに覗き込んだ際に被写体を探しやすいはず。

と思いきや落とし穴が。NEX-5Nはストロボ非内蔵。この外付けビューファインダをスマートアクセサリーターミナル(ホットシュー)に付けると外付けストロボが使えなくなってしまいます。これは水中撮影では致命的です。いや、ビデオライトを使うという手はありますが…。

結局、以下のようなトレードオフになるのかな。

  • 発売が遅く、ファインダがレンズと一直線上にないNEX-7
  • せっかくの外付けビューファインダが使えないNEX-5

オーダーメイドならビデオライト前提でビューファインダ構成のハウジングを作ってもらうのも可能ですが、順当に考えてストロボが優先されるでしょうね。レディーメイドのNEX-5N用ハウジングは現状のNEX-5用そのままか、微妙な改造に留まると思います。外付けビューファインダは無かったことにして。

欲を言うとNEX-7の内蔵ビューファインダがレンズの真後ろにあるか、ストロボ内蔵のNEX-7のスマートアクセサリーターミナルにもビューファインダが付けば文句なしだったのですが…。

ビューファインダ重視ならPanasonic LUMIX GH2という選択肢もありでしょう。既にNauticamからハウジングが発売されています。

Nauticam LUMIX GH2用ハウジング
GH2用ハウジングの背面

でも、そもそもファインダにこだわる人ならミラーレスよりCanonかNikonのデジイチの方が相応しい気も。そちらならNauticamの素晴らしいスーパービューファインダが使えますし。

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