一度は行ってみたい海

11月のダイビングはマレーシアのマブール。昨年11月に羽田←→コタキナバル便が始まったので行きやすくなりました。思い起こせば昨年はお隣のカパライからコタキナバル→羽田の初フライトで帰ってきたのですよね。Tシャツとか記念グッズをもらったなぁ。

マブールのオオモカエルアンコウ
マブールのオオモカエルアンコウ 昨年、マブールで撮ったオオモカエルアンコウ。 かさぶた(?)を剥がしてあげたいような…

さて、私にはマブールの他にもぜひ行ってみたい海がいくつかあります。その最たる場所がレンベ。インドネシアのスラウェシ島、メナドに隣接した地域です。

レンベは知る人ぞ知るといった感じのマクロ天国。一見南国っぽくない灰色の砂地の海でヘアリーフロッグフィッシュやミミックオクトパスが頻繁に見られ、バンガイ・カーディナルフィッシュなどもわんさかいるそうな。ギリシャ人カメラマンのペトリノス氏が言うには「レンベ海峡は間違いなく世界中のカエルアンコウのキャピタル」とのこと。ぜひそこで潜ってみたいものです。

でも、メナド/レンベには行きづらいのですよね。一般的なシンガポール乗り換えで片道二日かかります。デンパサール経由でも同様。行き帰りとも経由地で一泊することになるようです。

往路の日程を切り詰められる羽田空港深夜発シンガポール経由6日間のツアーでも、実質5日間のうち3日間を移動日に取られ、潜れるのは一日半の6ダイブだけ(1日目4ダイブ。2日目は飛行機の都合で2ダイブまで)。これでは寂しいので、せめて7日(実質6日間)の10ダイブコースで行きたいところ。そうなると週末と祝日を絡めても3日は休まないと。幸いなことに上司の理解がある私はともかく、仲間が休みを取れなさそう。

それに仲間はみな私ほどマクロ指向でもないので、どうせ3日休むならもっと他の海に行きたいと言い出すやも。かといって1人部屋追加料金(¥9.500/1泊とか)なんて払えないし…。

日本人にしてみればミンダナオ島(フィリピン)の真南のメナド空港に行くのに、わざわざシンガポールやバリを経由するのも冗長なので、コタキナバルやマニラとメナド間の便ができればマブール並にロスが少ないアクセスになるのですが。あるいはメナド発のシンガポール行きが朝9時ぐらいに飛ぶようになってくれれば。でも、やっぱ無理かな…。

悲願のレンベ行きは来年も適わないかもしれません。

Nauticam NA-D7000Vには驚いた

DEMA Show 2011にてNauticamが水中ハウジングの新製品NA-D7000Vを展示していたようです。よもやNikon D7000用のハウジングを新たに投入してこようとは。これが予告されてた「三つの新製品」のうちの一つですかね。

Nauticam NA-D7000V(1)

Nauticam NA-D7000V(2)

Dive Photo Guideから転載

私も愛用している前作NA-D7000ハウジングとの違いは以下の通り。

  • 十時ボタンの真ん中とInfoボタンが黒→赤
  • 十時ボタンと録画開始ボタンの位置変更
  • ブラケットの搭載
  • メインコマンドダイヤルの位置
  • HDMIケーブル対応

まず、ボタンの色や位置はどうでもいいです。ブラケットの搭載も同様。そうまでしてハウジングとハンドルを固定しなくても撮影には差し支えなさそうなので。 でも、メインコマンドダイヤルの位置変更は羨ましいかな。NA-D7000は背面側についていたので右手親指は回転運動を強いられたのですが、D7000Vでは上面になったので親指を左右に動かすだけで操作できます。つまりカメラ本体のメインコマンドダイヤルと同じです。最初からこうしてくれてたら良かったのに。

そして何といってもHDMIケーブル対応が目玉。要するにより大型かつ高精細な外付けモニタを繋いでNikon D7000をフルHDの水中ビデオカメラとして使おうという狙いですね。こんな感じ(↓)で外部モニタと接続するのでしょう。

Nauticam NA-D7000V(3)
モニタのハウジングとGH2用ハウジングの新製品。 「NA-GH2V」ではないの?

なるほど私のD7000用や他のNauticam製ハウジングにも謎のボルト箇所があるのですが、始めからこういう使い方を想定していたのですね。さすがだ。 確かに一眼レフでの動画撮影は昨今のトレンド。先日はCanonから「4K一眼レフビデオカメラ」とでも呼ぶべき新機軸の製品が発表されましたし。 もっとも私のD7000は105mmマイクロレンズ仕様にしてあるのでとても動画を撮る気にはならないのですが(三脚でも使わないと手ブレが増幅されるはずなので)、なるほどプロならそもそも撮影技術が高い上、海中に三脚を立てるのもありでしょう。もちろんワイド系のビデオ撮影にも十分使えそうです。

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DEMA Showのリポートへのリンクを以下に張っておきます。

DEMA Coverage- Day 1

DEMA Coverage- Day 2

DEMA Coverage- Day 3

DEMA Coverage- Day 4

バックアップ用ダイビングコンピュータ

イントラクラスになるとダイコンを複数個持って潜る人もいますよね。予備のダイコンをBCDに引っかけるなどして。そんな用途に最適なダイコンをDEMA show 2011のレポートを物色していて見つけました。Oceanic(オーシャニック)のB.U.Dです。

Ocianic Diving Computer B.U.D

形状からしてもうBCDのフックにぶら下げることが前提で作られています。

実は私の今のダイコン(MARES NEMO SPORT)が4年前に買ったもので、そろそろ電池切れが近いのではないかと。ただし輸入品なので国内サポートが受けられるかは不明、しかもNEMO SPORTは海外では既に流通してないっぽいので、もはや安価に電池交換はできないかも。ならば次のダイコンを買うのが良さそうです。

また、ちょうど3mmのウエットスーツを着るようになり(愛用の2mmスーツが大破したので、しばらく昔の3mmでしのぐことにした)、手が回しづらくリストタイプのダイコンが見づらいと思っていたところです。

B.U.Dは定価で$329.95。今のレートだと約26,000円、送料込みでも3万円ぐらいに収まるかと。

しかもユーザ自身で電池交換ができるらしいので、メイン機にするにしろ予備機にするにしろ融通が利きそう。

まだ発表されたばかりなので香港あたりの販売店に流通し始めたら購入を考えてみようと思います。

谷津のカエルアンコウ

フロリダで開催中のDEMA Show 2011の現地リポートをネット上で探しているのですが、まだ海外のサイトでもちらほら。日本勢ではAQUROS池袋店のblogぐらい。香港の水中ハウジングメーカーNauticamも新製品を発表しているはずですが、オフィシャルページの更新もまだのようで。まあ、引き続き探してみることにします。

てなわけで谷津を振り返ってカエルアンコウの写真を。30cm級のサイズと顔つきからしてオオモンカエルアンコウでしょうか。オオモンってすべすべお肌の個体が多いのですが、この子は付着物(?)がこの通り。

オオモンカエルアンコウ1
正面。マイクロレンズなので、全体を写すべく引きで撮ると暗くなります
オオモンカエルアンコウ2
顔面アップ
オオモンカエルアンコウ3
アップをもう一枚