気持ちんよか

久しぶりに愉快な写真が撮れました。スジモヨウフグをアカホシカクレエビがクリーニングしている場面です。

スジモヨウフグとアカホシカクレエビ
写真が暗いのはエビをくっきり撮りたくてF値を絞ったため

上の写真の直前のシーンがこれ。

スジモヨウフグとアカホシカクレエビ
スジモヨウフグとアカホシカクレエビ ピントがズレてるけどこちらの方がチョンマゲ感が強いですね

そしてこの後は歯磨き、耳(エラ)掃除と続きました。

スジモヨウフグとアカホシカクレエビ
フグの右目にイボができてます
スジモヨウフグとアカホシカクレエビ
耳掃除ならぬエラ掃除中

パラオのレジャーが値上がりか?

私もパラオには何度か行ったことがありますが、行く度にパーミットが値上がりしていたり、新しい税金が増えていたり。パーミットの有効期限も昔は1年とかだったのが次第に短くなり、今では10日間。客室税なんてものも昔はありませんでした。 そして首都のあるコロール州ではまたぞろ観光客向けのパーミットの値上げを検討しているとのこと。法案はこんな感じだそうで。

  • ロックアイランドパーミット(10日間有効): $25→$50
  • ジェリーフィッシュレイクパーミット(10日間有効):$35→$100

ロックアイランドパーミットはブルーコーナーやジャーマンチャネルといった定番ポイントで潜るダイバーは必ず払わなければならない費用です。まあそれでも4,000円弱。一般的なツアーが5泊6日、ダイビングも3日ないし4日なのでまだ許容範囲かと。

一方、ジェリーフィッシュレイクパーミットは10日間有効だとはいっても、よほどのクラゲ好きでもなければ行くのはせいぜい1日だけ。それも往復の山登りも含めて1時間かそこらに約8,000円ですか。ジェリーフィッシュレイクが組み込まれたツアーを申し込むとパーミットと合わせて2万円を超えちゃいそうです。

まあジェリーフィッシュレイクは世界的にも珍しく、希少な体験の参加費として文句は言えないのかもしれませんが、約3倍への値上げは高いなぁ。ひょっとしたら自然保護の観点から入域制限の目的も兼ねているのかもしれません。$100はリピーターの足が遠のきそうな額です。

でも、個人的にはブルーコーナーへの入域制限をした方がいいと思います。あるいはカレントフックの禁止とか。シパダンと違って外洋なので取り締まりは難しいかもしれませんが、行くたびにガッカリ度が上がっているので…。

サーモンヘッド

写真はセブ・マクタン島の馴染みの定食屋の一品、「サーモンヘッドの煮付け」。

サーモンヘッドの煮付け

試してみたところ、確かに美味いことは美味いのですが鮭をわざわざ甘辛く煮て食べる必然性が解りません。やっぱ鮭はしょっぱい味付けの方がもっと美味しいと思うのですがね。

7月に行ったとき、鮭の頭が品切れしてて代わりに出してもらった「ラプラプの頭」の方が煮付けには向いていたような気がします。次回はメニューに載っていないけど「ラプラプの頭を煮付けて」と頼んでみようかな。

ああ、でも鮭の目玉はとっても美味でした。

たかがお金じゃないですか

TBSラジオのDIGのPodCast(12/15日放送分)を聞いて、良い言葉だと思ったのがこれ。

たかがお金じゃないですか

この日のゲストで辺境作家の高野秀行さんが、平穏な国で過ごすときとはまったく違う生き方、希少な体験とお金を対比して言い放ったもの。

うん、確かにお金をたくさん持っていれば日々の生活に余裕が出るし、物質的な豊かさは享受できましょう。でもそれはお金を基準にした尺度。お金に替えられない経験の方がよほど価値がある気がします。お金は誰にとってもお金。何かを得るための手段や触媒に過ぎず、経験は自分だけだけ、あるいは時と場所を自分と共有した人たちだけの記憶、心の糧です。

私もお金にまつわる悩みを抱えていないわけではないけど、それに囚われすぎてもね。

来年もがんばって海に潜りに行くことにします。

代償

世の中、何かを得るために何かを差し出さなければならないときがあります。

先日のセブ・マクタンではINON S-2000ストロボを水没させてしまいました。初日早々にピグミーシーホースの団地やレイドシュリンプゴビーなんかを見たことで舞い上がっていたのか、翌朝の電池交換時にセッティングを失敗していたらしくて。まあ代償というより単なる不注意か…。

水没原因はOリングがレールを外れ、それをキャップが噛んでいため本来の防水効果が得られなかったこと。グリスが乾ききっていてキャップがOリングの表面を滑らずに巻き込んだのかもしれません。不具合に気づいたのは海に入った後だったのでもう手遅れ。電池ボックスのみならずストロボ前面まで海水が回っていたので修理して回復するレベルではなさそうです。

まあストロボは2灯にしてあったので、片方が生きていれば撮影に大きな支障は出ないものの、撮った写真を見るとやはり被写体の右側の影が消えてませんね。

ニシキテグリの幼魚
例のニシキテグリの幼魚。この時期はデメキンっぽくて目の動きで頭の形が変わります。 そしてこの通り右側にグリーンの影が出ちゃっています

さて、ストロボ1灯立てでは影がうまく消えてくれないので遠からず買い直さないと。バランスが悪くなるのと電池の消耗サイクルにズレが出るので他の機種にするわけにもいきません。S-2000ストロボはAmazonで33,700円ですか。ちょうど2〜3ヶ月間ダイビングをお休みする予定だし、春のmic21の決算期には大胆に値切れそうなのでそれまで待つかな。

それと私は永らく水没という事態に遭ってなかったものの、やっぱダイバーズ保険には入っとくべきですね。今年から高価なカメラセットに持ち替えたのだし。

訊けばあの保険はダイビング以外にも使えるらしく、だったら先日のiPhoneの紛失にも適用できたわけだ。もちろん頻繁に利用すればブラックリストに載って保険の更新や再加入を断られてしまうけど…。

ま、過去8年間ぐらいダイバーズ保険を適用したくなる機会はなかったから、その間の掛け金を払わなくてすんだことを考慮すれば今回のS-2000の買い直し代金は安く上がったと考えらなくもないです。