WiMAXからイー・モバイルに乗り換えようかな

来月は私のWiMAX契約の更新月。ほんでもって手持ちのWiMAXルーターが壊れてしまったため、7月1日には速効で解約してイー・モバイルに乗り換えるつもりです。

WiMAXを解約→再加入しても良かったのですが、知人から「イー・モバイルはとにかくどこでも入る」という話を聞いたので、だったら試してみようかと。ちょうどプラチナバンドも割り振られたところなので。

ただし、契約に際しては2年も縛られたくないので必然的に「GMOとくとくBB イー・モバイルLTEいちねんレンタルプラン」(下図の3番目)に絞られました。

価格.comのイー・モバイルプラン

2年契約よりも少々高くなりますが(2年契約なら乗り換えキャンペーンの5,000円QUOカードも貰えるし)、日進月歩のこの分野のことなので1年後にまた選択し直した方が良かろうと。

なお、このプランにはプロトコルの制約も付きますが、私はP2Pもやらないので特に不自由もしないはず。

使用感なんぞは追って書くつもりです。

GL02P

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Metroに思いを馳せる

Microsoft Surface先週、Microsoft Surfaceが発表されました。私のお仕事はソフトウェア製品のUI設計なので無視できません。というか遠からず本格的に取り組む必要性が出てきそう。そこでSurfaceやMetro UIにまつわる現時点での雑感でも。

私はSurfaceが成功するかどうかはOfficeの出来栄え次第だと見ています。この先iPadを差し置いてSurfaceを買うユーザーはOfficeが使えることを期待するのでしょうから。

でも、先行投入されるARM搭載の下位モデルでは既存の膨大な数のWinアプリは動かないはず。仮にエミュレーションで動かせたとしてもUIとの相性が悪ければペケ。斬新なUIを開発できたおかげで、アプリを起動したらいかにも旧来のWindowsアプリのままというのでは興ざめします。それに、ある程度まではタッチパネル操作が前提じゃないと。

ならばエミュレータを用意するのではなく、Microsoftは自社製およびサードーパーティ製アプリに審査を課すのが上策でしょう。Metro時代にふさわしい水準に達していないソフトウエアは排除するという。実はiPhonやiPadがこれほど成功した理由の一つがこれ。不適切なアプリの流出をブロックすることでユーザ体験が損なわれることを防止していて、その効果は絶大です。

よってMicrosoft自身もMetro時代にふさわしい振る舞いのOfficeをリリースする必要に迫られています。ファイルの互換性は保ちつつ、タッチ操作で使えるほど洗練されたOffice。難題ですね。iPad用のPagesにしてもお世辞にも使いやすいとはいえないし。

ああ、この先は私も忙しくなるかな。正直、旧来のWindowsは「できの悪い、Macのまがい物」的で、アプリもMac版のお下がり風で良かったのですが、この先は「Macと似て非なるiOS版」と「MacともiOSとも違う流儀のMetro版」の両方を操れる(人々がスムーズに使えるようにお膳立てできる)ようにならないと。

超・初心者向けデジイチ水中写真入門(5) 使えるレンズの見分けかた

私のダイビング仲間の一人がOlympus OM-Dの購入を検討中です。ゆくゆくは水中ハウジングも買って水中写真にも使いたいとのこと。どうやらお得なダブルズームレンズキットに魅かれているようです。でもこのレンズキットって存在は案外曲者だったりします。

OM-Dのダブルズームキットに付いているレンズは以下の2本。

  • Olympus M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II R
  • Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R

スペックを比べるとこの通り。ここでは水中撮影用で特に重視すべき点だけを抜き出してあります。

  M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II R M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R
最低撮影距離 25cm 90cm
最大撮影倍率 0.19倍 0.16 倍

まず、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R(上の表の右側)は水中ではまったく使い物になりません。なにしろ最低撮影距離が90cm、それ以内ではピントが合わないということです。そして90cmというと、よほど透明度が高い海でもなければストロボ光が減退して届きにくくなる距離。そもそも海の中では遠くはどうしても青く不鮮明になります。よってこのレンズでは何を撮っても楽しくないはずです。既製の対応レンズポートもないでしょう。

もう一方のM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II Rは使えなくはないものの、14-42mmを35mm判に換算すると28-82mm相当。そう、今どきのコンデジと同じような画角です。しかも25cm以内(レンズの先からは約20cm)はピントが合いません。よって小さなウミウシやカエルアンコウの幼魚、ダンゴウオなんかを撮るには微妙です。

もちろんコンパクトデジカメ(Canon PowerShot G1 Xを除く)よりはセンサーが大きいため画質面では有利だとしても、コンデジの水中セットの方が圧倒的にリーズナブル。しかもコンデジにはマクロモードもあります。

つまりこのダブルズームキットの2本のレンズは「まったく水中向きではないレンズ」と「ミラーレスにしたメリットがないレンズ」の組み合わせということです。

もっとも陸上で使うのが主目的で、水中では何となく撮れればいいってことなら構わないのですが、それにしては値が張りますよね。カメラ、レンズ、水中ハウジング、レンズポートの4点セットは20万円を超えちゃうわけで。だったら水中用には別途コンデジの上位機種を買い、OM-Dは陸上用に留める方が良いいかと。

もし、マクロ重視なら現時点ではCanon PowerShot S100がお勧めです。対応する水中ハウジングも知る限りで4社から発売されています。

ちなみに私がとりわけ水中撮影に向いていると思うマイクロフォーサーズ用レンズは以下の2本。

  • Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm
  • Panasonic LUMIX G FISHEYE 8mm F3.5
  LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm Panasonic LUMIX G FISHEYE 8mm F3.5
最低撮影距離 15cm 10cm
最大撮影倍率 1.0倍 0.2倍

どちらも最低撮影距離が近く(ストロボ光が十分に届く距離まで被写体に寄れる)、かつコンパクトデジカメでは撮れない絵を写し出してくれるので。

ああ、そうだ。ズームレンズの14-42mmとマクロの45mmでは似たような焦点距離の数字が付与されているので、初心者は何となく「どちらも同じように写せるんじゃないか」「42mm側にズームをかければマクロに近い絵が撮れるよね?」と思うかもしれません。私も最初はそうでした。でも違うのですよね。

この場合、重要なのが最大撮影倍率。MACRO-ELMARIT 45mmが1.0倍なのに対して14-42mm F3.5-5.6II Rは0.19倍。早い話がズームレンズだと被写体がマクロレンズのときの1/5以下の大きさにしか映らないわけです。クローズアップレンズを外付けすれば焦点距離を短くしつつ拡大率を上げられますが、それでもマクロレンズの拡大率と使い勝手の良さには追いつきません。よってマクロ写真が撮りたければマクロレンズを選ぶべきです。

それともう一つ。コンデジのマクロモードには範囲が設定されていて被写体から離れるとピントが合わなくなりますが、一眼のマクロレンズにはそれがありません。手前から無限遠までピントが合うので、接写だけでなく人物のスナップを撮る用途なんかにもけっこう有益です。

それでもズームレンズが好みなら以下の2本はまあ悪くはないかと。

  • Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH
  • Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
  Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
最低撮影距離 25cm 25cm
最大撮影倍率 0.08倍 0.10倍

どちらもコンデジにはない画角を持っているので。 あれこれ長くなりましたが、水中撮影ようにレンズを選ぶときは以下を目安にすると良いでしょう。

  • マクロ指向なら迷わずマクロレンズ
  • ワイド指向ならコンデジにはない画角のレンズ(35mm版換算で20mm未満が目安)

私の写真のFacebookページ:FROGFISH.JP

サイパンエアーが就航できないらしい…

サイパンエアーのロゴ7月1日から日本⇔サイパン間でチャーター便の就航を開始する予定だった期待のサイパンエアーが就航を無期延期するとのこと。機材を提供するはずだった米国のスウィフトエアーという会社が契約を履行しなかったのが原因だそうです。そんなのありかよ。

まあ別に利用する予定ではなかったし、7月のサイパンには良い思い出がない(魚が少なかった)ため、個人的には影響は受けないのですが、何となく残念です。

いや、これでサイパンに行きそびれた人が近場の海外ということでセブ方面に向かうようだと割を食いかねないなぁ。

早く計画を立て直して、就航を始めてもらいたいものです。

 

 

野田政権は日本を壊そうとしている

消費税増税法案が衆議院を通過しました。これで本決まりではないけど、まったく腹立たしい限りです。まるで「消費税増税ができれば国が潰れても構わん」と言わんばかりなので。野党が賛成して与党の数十人が反対って何なんだよ…。

そもそも「消費税は上げない」というマニフェストで獲得した議席をたのんで消費税増税にまい進するってのは恥知らずのデタラメもいいところ。国民を愚弄しています。

私とて「長引く不況下で増税してくれるな」なんて言う気はありません。昨今、かなりの国民は「将来の消費税増税はやむなし。筋道さえきっちり示してもらえば賛成」と考えているわけで、だったら増税の必要性を説いて解散総選挙に臨むのが筋。ちゃんと理を説いてそれに説得力があれば選挙にだって負けないはず。でもそれをしないってことは、社会保障改革も行政改革も規制緩和も一切決めないまま消費税だけ上げたがっているということ。増税が手段ではなく目的になっているわけです。

これって東電が資産を差し出さずに賠償金を電気代に転嫁する話と同じで、お手盛り政治を続けるための掴み金を確保したということ。「増税分は社会保障に使う」と言いながらも社会保障が充実する保証はどこにもありません。

百歩譲って消費税増税を受け入れようにも、増税で経済なり財政状況を好転させる方策がなければ何ら得ることもなく、ただただ国民生活を疲弊させるだけに終わります。だいたい財政赤字垂れ流しの原因は消費税率が低いからではないわけです。闇雲に増税して10兆円ほど税収を増やしても焼け石に水。このままだと野田佳彦は「日本を破壊した男」として後世に名を残すことになるでしょう。

自由民主党との出来レースによる増税なだれ込みは、どうにもあのブラックジョークを彷彿させます。北朝鮮が崩壊したら無理やり開発した核兵器が手土産となって韓国が核保有国になるという。野田氏は民主党を立ち直れないほどに壊した上で消費税増税を手土産に自民党入りするんじゅやないかと…。