Mountain Lionは未完成品?

mountain-lion-hero先週発売されたOS X Mountain Lionを自宅のiMacとMacbook Airに入れてみました。そこで気づいた点をいくつか。

Facebook設定はどこ?

今回、TwitterやFacebookとの連携がOSレベルでサポートされたと聞いていたものの、Facebookの設定項目がどこにも見当たりません。Twitterの設定項目はメールアカウントと同じ場所にあったのですが。

どうやら秋ごろのアップデートまで待たされるようです。さほど重要ではないけど、ちょっと騙された感が…。

Safariのフォント

Mountain Lionと同時にリリースされたSafariの新バージョンでは表示フォントの設定項目がなくなりました。同じくフォントを選べないiPadと揃えたのかもしれませんが、iPadとは違って多くのページが明朝体で表示され、見慣れていないため気持ち悪いです。明朝体は字にカーブが多いので、Retinaディスプレイじゃないと厳しいのですが…。

ああ、そうやって新しいMacbookへの買い替えを促しているのかな。まあ、簡単なcssを書いて読み込ませればゴシックで統一も出来ますが。

Front Row

Front Row(MacをApple TVみたいにする、かつてのOS標準アプリ)がダメですね。Front Rowは一つ前のOS X Lionからの廃止されていたものの、LionではFront Row Enabler for Lionというフリーウェアで復活させることができました。でもMountain Lionではこのフリーウェアが動作しません。Enabler for Mountain Lionの登場を待たなければならないようです。

Front Row、DVDやMovieフォルダ内の動画、iTunesのミュージックライブラリを離れたところからリモコン操作で再生できて便利だったのですが…。

Apple Remote

Apple Remote(かつてMacに付属していた純正リモコン)によるQuickTime Playerの操作もMountain Lion上ではチグハグで使いものになりませんね。早送りボタンを押しているときだけ再生が行われたり、一時停止中に再生ボタンを押しても再生が再会されなかったり…。

ならばと手持ちのDVDを挿入してApple Remoteで操作してみたら、こちらはボタン操作が上手くいきます。信号自体は正しく捉えているようで。QuickTime Playerのボタンに割り振りそこなっているのでしょうか。

プリンタドライバ

私のプリンタはPIXUS iP3100。結構古い機種ですが、このプリンタのドライバが自動でインストールされません。チェックには行くのですが…。

現状、自力でCanonのサイトからドライバをダンロードしてインストールする必要があります。

ちょっと触って気づいた点は以上。何というか、良くなった点が見つからない一方で、肩透かしを喰らったり楽しみを減らされたりと、現時点では微妙なアップグレードになってしまいました。

iMacの方だけLionに戻そうかな…。

琉神マブヤー大忙し

先の週末にはよみうりランドで琉神マブヤーショーが開催されていました。2ステージ×2日間、珍しくヒメハブデービルまで参加するほぼオールキャストだったとか。

そして今週の土曜日、MX TVで放送されている琉神マブヤー3が最終回を迎えます。それに合わせてか、その翌日は府中の伊勢丹で琉神マブヤー&龍神ガナシーの握手会が開かれます。

さらにその日の夜には沖縄残波岬ロイヤルホテル プールサイドで琉神マブヤーショーがあるのだとか。強行スケジュールですが、琉神マブヤーは俳優さんがテレビドラマだけでなくショーのスーツアクターも兼任しているので、”本物”に活躍してもらわないことには。

府中での握手会の2回目が14:00 〜 14:30。沖縄のショーが21:00〜。だとすると羽田16:15は無理なので、17:45のJALで帰沖って感じでしょうか。ならば那覇到着が20:00頃。でも残波岬だと空港から車で1時間ぐらいかかりますよね。きっと間に合わないや。

まあそこはウチナータイム。少々開始が遅れたってハブクラーゲンが達者なトークでうまく時間を繋ぐんだとは思うけど。 でも、そもそもお子様向けのショーが21:00〜ってんだから、何だかダブルブッキングっぽい。琉神マブヤー大忙しだ。

人の好みは千差万別

週末、かつてのダイバー仲間との飲み会がありました。メンバーの大半とはご無沙汰だったものの、皆元気にダイビングも続けていて何よりです。

ただし、会うことのなかったここ2年ぐらいの内に私の立ち位置がマクロに定まったのとは裏腹に、彼らの多くは典型的なワイド指向。「粟国島でギンガメアジのトルネードが…」「ハンマーが…」「イソマグロの群れが」などと話していましたね。

一人なんかは私に対して「外国にまでマクロダイビングに行く気持ちが解らない」とも。彼には「南国リゾートは大物を見に行くべきところ」という認識のようです。

でも私にしてみれば、マクロ生物を見るため、写真に収めるためにフィリピン、マレーシア、インドネシアあたりに出向くのは至って当然のことなのですが。ギンガメなんかはどこで見ても代りばえしないと思うし。

私の代表作のカエルアンコウ
こんなにキュートなカエルアンコウの幼魚よりも…
バラクーダのトルネード
バラクーダのトルネード写真なんかに食いつかれては悲しいものがあります

もちろん誰が水中の何を好きだろうが構わないわけです。スキューバダイビングはそれだけ奥行きが広いレジャーということでもありましょう。

ただまあ、そうまで指向性が違ってくると、この先はもう彼らと一緒に潜る日は来ないかもしれません。私の1個の根で60分みたいなマクロフォトダイブにつき合わせれば彼らは退屈するだろうし、私は水中を長々と泳ぐダイビングが大嫌い。地形ダイブに至っては、何が面白いのかまったくもって理解できません。

いや、リロアンやシパダン方面など、マクロもワイドも両方が充実している海だったら折衷できなくはないかな。

ONE PIECEの電子書籍

今週の金曜日にはONE PIECE 67巻が発売されますよね。私はジャンプの連載は読んでないので待ち遠しい限りです。

ONE PIECE電子書籍のバナーさて、そのONE PIECEは電子書籍としても刊行されています。iPadだとBookLiveというビューワーアプリを使う仕様で、着色された単行本が1冊473円。50ポイントのバックがあるので、紙の単行本とほぼ同価ですね。

私がONE PIECEを買うようになったのは頂上戦争のちょっと前から。今さらそれ以前の50冊あまりを買うのも気が引けていたのですが、電子書籍版なら場所を食わないので買い揃えても良いかな。紙の単行本を買って裁断して自炊PDFに変換するよりも楽だし。

例えば、小笠原行きの船旅では往復50時間あまりを要します。そんなときONE PIECEの全巻がiPadに収まっていれば、さほど退屈せずに過ごせますよね。

うん、買っても良いのだけれど、肝心のBookLiveアプリの出来栄えが悪すぎて…。現状、私の環境では起動しても最初のページをめくると落ちることが多く、試し読み版が20回に1回ぐらいしか読めないのですよね。

それに現時点では12巻までしか敢行されてません。Yahoo! Bookストア(iPadアプリはない)では63巻までいっているわけで。このあたりは政治力などにも依存しそうなので、ひょっとしたらいつまでたっても続きの巻が発売されないなんて話にならないとも限りません。

そうこうしているうちにYahoo! Bookストアや他の同類のiPadアプリがリリースされようものなら、BookLiveで買うと悔しい思いをし兼ねないし。もう少し様子見しましょうかね。

 

空港リムジンバスはぼったくり

先日、飛行機好きの友人と話していて、「成田に行くときの空港バスはぼったくりだよな」という話題になりました。「LCCで成田→福岡が2,000円〜って時代に、東京や神奈川からの陸路が3,000円ではバカ高だ」と。確かに言われてみればそんな気がします。計30kgにもなるダイビング機材を持って空港に行く手段としては楽なので私は気にしたことがなかったのですが。

で、ここからは政治についての野暮な話。

その友人との会話は「同区間を2,000円で走らせるという業者が名乗り出ても許認可が下りないんだろうな…」と続きました。なにしろ国交省の役人がリムジンバスの東京空港交通だかに天下りしてて規制をこしらえているからと。まあ日本の縮図ですね。民主党政権になってからも八ッ場ダムに始まり、最近では危険度の高い原発まで利権に屈して再稼働しました。そりゃ国の借金が際限なく積み上がるのも当然でしょうよ。ベンチャーの芽もことごとく摘まれてしまいますしね。

こうなってしまう理由は明確で、お役人や政治家には建設的な方向にインセンティブが働かないから。多少の例外はあるにせよ、基本的にはどれだけ国の借金が増えようとも自分たちの懐は痛まないわけです。せいぜい期限付きで報酬の数%をカットして見せればいいだけなので。だったら組織ぐるみで利権の確保と維持に邁進した方が得ってことになります。「費用対効果が低くても公共事業で利益誘導ができればOK」「原発は危険性には目をつぶって無理にでも再稼働してしまえばどうにでもなる」とばかりに。

ならば処方せんは単純明快。財政の悪化が自身にも如実に跳ね返るように法改正をすればいいわけです。「国家公務員報酬バランスシート比例化法案」なんてものを通して。国の借金が増えたら国家公務員の給与、ボーナス、退職金、そしてOBの年金も応分に減らすという制度ですね。

野党だった頃の民主党、そして民主党からはじき出された小沢一郎は今でも「国家公務員の給与2割カット」などという絵空事を掲げていますが、そんな乱暴な案では多くの賛同が得られず実現しっこないわけです。そもそもなぜ2割なのかの根拠も怪しいわけで。

でも、「国の借金が増えているときは、国家公務員にも相応の報酬引き下げを飲んでもらう」なら、まともな人間は反対しないでしょう。仮に引き下げ率の上限を年3%としても、バランスシートが改善されないまま7年も経てばば80.7%、ほぼ2割減になります。しかもそれで終わりではありません。もし失われた10年なんてことになれば73.7%、15年だと63.3%の水準まで落ち込みます。

単年度のバランスシートだけを見れば税率を上げて税収を増やす手もありますが、いずれリバウンドすれば自身の将来展望が危うくなるわけです。

そいういう現実に直面すれば、さすがにお役人も目が覚めて、天下りや野放図な補助金行政にも自発的に歯止めをかけ、規制の緩和すら模索せざるをえなくなるでしょう。自分たちの利権を確保するどころか、国の産業をもり立てないと足下が揺らぎ兼ねないと。

そうやって優秀とされる持ち前の頭脳を、安易な増税などではなく、既存の産業を活性化させつつも新たな産業の勃興を促し、健全な形で税収を伸ばすことの側面支援に費やしてもらいましょうよ。バランスシートに改善が見られたなら、また報酬を引き上げてくれていいわけで。

早ければこの秋、遅くても向こう1年以内には総選挙が行われます。どこかの改革指向の政党に、この手の政策案を掲げて選挙に望んで欲しいものです。この法案一つ通せれば、日本の財政は劇的に回復すると思うのですがね。