LUMIX LX7が面白そうだ

先週、Panasonic LUMIX LX7が発売されました。LX5から2年ぶりのモデルチェンジになります。

このカメラの最大の特徴はF1.4〜2.3と飛び抜けて明るいレンズを搭載していること。ワイド側の1.4も凄いけど望遠側でもF2.3とは脱帽です。しかもF値はレンズ周りの「絞りリング」で調整できます。

加えて、シャッタースピードは「後ダイヤル」で、マニュアルフォーカスはND/FOCUSレバーでそれぞれ操作可能です。Canon PowerShot S100はコントローラーリングに調整機能のどれかを割り振れますが、LX7では絞り・シャッタースピード・フォーカスがそれぞれ別の操作部に別れています。

ならば水中撮影時も、絞りを目一杯開放して魚や甲殻類の目やウミウシの触角以外をぼかしたり、中層の被写体を青抜き/黒抜きにして撮り比べたり、オートフォーカスでは甘かったピントを微調整したり。これらを複合的に実践できます。何とも使いでがありそうです。

難点を上げるとすれば、マニュアルフォーカスの調整は液晶モニタのすぐ上にあるND/FOCUSレバーを左右に傾ける方式なので、右手親指でレバーにテンションをかけるとカメラが微妙にズレやすいこと。ダイヤル方式だったらもっと良かったのですが。

ちなみにLX7には純正の水中ハウジングが用意されていないので、サードパーティ製の登場を待つことになります。香港のNauticamはきっと発売してくれるでしょう。

いずれにせよ私は買えないのですが、無事対応水中ハウジングが発売された暁には、私のお勧めカメラはCanon PowerShot S100からPanasonic LUMIX LX7に代替わりしそうです。

ニジギンポとニラミギンポ

ニジギンポ。

ニジギンポの横顔

ニジギンポの顔

よく穴ぼっこにすっぽり身を隠し、顔だけ出してこちらの様子を窺っていますよね。

近寄っても完全には引っ込まないので被写体として狙いやすいものの、前後にひょこひょこ動くので被写体ぶれして意外に撮りづらかったりします。

そしてニラミギンポ。

ニラミギンポ(横顔)

ニラミギンポ(頭)

こちらも同様。撮りやすそうなのに、なかなか上手くいきません。正面顔を狙ってもすぐそっぽを向いちゃうんですよね。

クマノミ写真の共通点

先日、仲間のダイバーと話をしていて、彼女は「クマノミを横から撮りたい」と言っていました。確かに私のストックを見返してみても、クマノミ写真はたいてい顔ばっかり。先日のセブの写真もそう。

ハマクマノミ
ハマクマノミ
クマノミ
クマノミ

なるほどクマノミ類はダイバーが寄ってきても逃げ回ることはせず、イソギンチャクの中からこちらの様子をうかがっているため、どうしても顔の写真が多くなります。彼女、いいところに気がついたなぁ。

スパインチークアネモネフィッシュ
このスパインチークアネモネフィッシュは全身っぽいけど、やっぱり顔がこちらに向いています。

でも幼魚なら横から撮れますね。警戒は大人の役目なのかな。

クマノミの幼魚
1cmぐらいの幼魚

マンダリンフィッシュ

20mmに満たないのマンダリンフィッシュ(ニシキテグリ)の幼魚。

マンダリンフィッシュ(ニシキテグリ)の幼魚
ヒルトゥガンにて撮影

ニシキテグリは夕方の時間帯にしか姿を見せない地方も多い中、セブでは午前中から見られたりします。