函谷関攻防戦

キングダムのアニメ放映バナー

キングダムのアニメ第三シーズン第15話「函谷関の裏」を見ました。

この回では楚軍の媧燐が密かに放った別働隊が山越えして函谷関の裏を攻め、あわや門を開くかというところまで行きます。結局、王翦軍がさらに背後から襲いかかって秦は最悪の事態を免れるのだけど、援軍が窮地を救うのはキングダムのいつものパターンですね。

まあ、それはいいとして、ふと思ったのが

「魏軍が巨大な弩(ど)を函谷関の門に打ち込めば落とせたのでは?」

です。呉鳳明が設計した巨大弩の威力は凄まじく、外壁に刺さった矢は大勢の兵士が梯子をかけて攀じ登れるほどの強度を誇ります。ならば、正面から門に水平打ちをし続ければ、いくら硬い門でもいずれ破れるだろうと。そうして大岩を手前に引き出せば、あとは門を挟んだ混戦に持ち込めます。兵の数は合掌軍の方が圧倒しているわけだし。

もっともそういうのは野暮な話。史実では陥落していないのだし、話を盛り上げるには難攻不落が前提の攻防を続けないといけないから。