九段下駅前でセブ留学?

先日、九段下の某所でZumbaに参加してきました。Zumba、他人がやっているのを見たことはあったけど参加するのは初めて。私も毎日ジムには通っているものの、筋トレとエアロバイクとヨガだけでダンス系はまったくやっていないので、なかなか思うように動けないものですね。

CebwayのZumba


順を追って説明すると、6月30日、九段下駅前に『Cebway』がオープンしました。サンドイッチ屋さんでも立ち乗りの電動二輪車でもなく、フィリピンのセブに縁のある英会話学校です。近年、セブ島への英語留学が流行ってるので、あれのエッセンスを東京でやろうというコンセプトの。

Cebwayのバナー

かくなる私も2年前に2か月間、Bayside English Cebu RPC校という英語学校に宿泊して英語の勉強をするふりをしつつ、休みの度にダイビングに出向くという生活をしていました。あれは楽しかったなぁ。フォトジェニックな被写体が多い海に集中的に潜ったことで写真の腕前はずいぶん上達したし、それが今年のフォトコン準グランプリとして実を結んだとも言えましょう。英語の方の上達はというと…。

で、Cebwayが開校するに当たってBaysideに在籍していた顔見知りの先生4人が移籍してきました。皆、日本人の癖をよく知っている教え上手な先生ばかり。もちろんフィリピン人特有の陽気な人たちです。ここでの勉強は笑いが絶えず、きっと楽しいと思いますよ。

とはいえ正直なところ、この学校が末永く運営できるかは不明です。なにしろ東京にも英語・英会話学校はたくさんあるわけで。最近ではRIZAPなども参入してきているし。RIZAP ENGLISHは高い料金に見合うだけの徹底的な指導をしてくれるんだろうなぁ。

それにセブ島留学が流行っているのはフィリピンという国やフィリピン人に惹かれてというよりも「日本から近くて行きやすく、お値段的にも手ごろだから」というのが一番の理由かと。よって留学先としてのセブは魅力的でも、日本で通うなら英語を母国語とするアメリカ人、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人などから教わりたいと考える人も多そうな気がします。

加えてBayside English Cebuは英語の学校。最低でも一週間は滞在して1日あたり4〜10時間、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、グラマー、発音といったカリキュラムを組んで毎日多角的に勉強するのだけど、Cebwayではどうしても日を空けて1〜2時間単位で断続的に参加する英会話訓練に終始しがちです。

もっとも、それだけでも需要はあるかもしれないけど。例えば五輪までに観光客相手の英会話が成り立つぐらいになれれば十分な人とか。幸い東京にはウンザリするほどの人がいます。他との差別化や優位性のアピールが難しくても経営していかれるだけの客が得られればいいわけだし。

さしあたり今は夏休み。8月いっぱいまでの日中は小中学生なんかが相手の教室運営で賑わうかもしれません。

夜は当面、Baysideの経験者が続きをやるために利用する感じになるのかな。先生も交えて同窓会っぽくなるのも楽しそうです。実際は在学期間が重なっておらず面識のない人と会う方が多いのだけど、在学経験という共通の話題があります。

でも、四人の先生が来日してしまったので、今後はBaysideで彼ら彼女らに教わる人はいないんだよな…。

Cebwayの挿絵

ともかく、フィリピン好きでかつBayside経験者でもある私としては、この学校がいつまでも続いて欲しいと願っています。コナミスポーツのダイビング部門が潰れて以来、久々に面白い立ち寄り場所を見つけた感じなので。

まあ、そう言われても、英会話に興味はあるけどフィリピン留学は未経験だったりで何となく足が向かないって人も多いかと。そんな人はまずZumbaに参加してみてください。毎週木曜日の18:30から実施していて参加費は初回無料(2回目以降500円)です。エクササイズを通じて社交的なフィリピン人先生たちと触れ合ってみれば「ここに通うのは面白そうだ」と思えるでしょう。

ちなみにZumbaはコロンビア発祥のダンス系エクササイズ。フィリピンでも親しまれていて、ショッピングセンター内外の広場などで集団で踊ってたりします。

ガイサノグランモールのZumbaの光景
ガイサノグランモールにて