Mac vs. Widnows(5):ファイル操作

スマホ全盛の昨今、今さら感があるけどMacとWindows、どっちが優れているかのお話。事務処理はともかくクリエイティブワークではMacの方が断然有利です。

※ Mac = パソコンの名称、macOS = OSです。PCとWindowsと同じですね。

05. ファイル操作の手間が少ない

ExcelやWordによる事務的な作業では一個のファイルで完結しますが、DTPのようなクリエイティブワークでは多数のファイルを取り扱うため、その効率の差が生産性に大きく影響します。

複数のファイルを開く

macOSのファインダで複数のファイルのアイコンを選択してダブルクリックすると、制作したアプリが立ち上がり、すべてのファイルが一気に開かれます。

Windowsでは一つずつ開く必要があります。

ファイルを複製する

macOSにはファイル複製のショートカットがあるので1回の操作で複製できます。 Windowsでは「コピー」「ペースト」の2段階操作が必要です。

一手間増えても大差ないと思うのは間違いです。なぜならコピーしたテキストを保持した状態でフォルダを複製したいこともあるから。

ファイルを入れるフォルダの内容確認がしやすい

macOSではファイルをフォルダにドラッグすると、そのフォルダが自動的にウインドウ表示されるので、中のファイルを確認した上でコピー/移動を実行できます。ちなみにドラッグをやめる とウインドウは自動的に閉じられます。

Winsdowsでは、あらかじめファイルのコピー先/移動先を確認しておく必要があります。

複数ファイルをフォルダにまとめる

macOSでは複数のファイルを選択してメニューから「選択項目から新規フォルダ」を選ぶとファイルを 新規フォルダに収集できます。

選択項目から新規フォルダ

Windowsでは「新規フォルダ作成」と「ファイルの移動」の二段階で行う必要があります。

目当てのファイルが見つけやすい

macOSのファインダやファイルを扱うダイアログを表示してで「a」を押すと、ファイル名が「a」 で始まるファイルをハイライトしてくれます。「abc」といった指定もでき、漢字やかなも有効です。

Windowsにこの機能はありません。

Velvet ghost pipefish

Velvet ghost pipefishのペア。

Velvet ghost pipefish

どっちが雄かわからないけど推測するに手前の赤い方かな。腹ビレが大きいので。多分、雌が雄の腹びれの間に卵を産み付けるはずなので。

Mac vs. Widnows(4):アプリの切り替え

スマホ全盛の昨今、今さら感があるけどMacとWindows、どっちが優れているかのお話。事務処理はともかくクリエイティブワークではMacの方が断然有利です。

※ Mac = パソコンの名称、macOS = OSです。PCとWindowsと同じですね。

04. アプリの切り替えが楽

ExcelやWordによる事務的な作業とは違い、DTPのようなクリエイティブワークでは複数のアプリ を随時切り替えながら作業を進めるため、目当てのアプリやドキュメントに素早く移動できるかどう かで効率が大きく変わってきます。

ウインドウ一覧から選ぶ

macOSでF3キーを押すと現在開いているすべてのウインドウがタイル状に一覧表示されます。その際、ドキュメントの内容も表示されるので、目当てのウインドウがすぐに見つかります。再度F3を押すと元の状態に戻ります。

macOSでF3を押した時の画面

Windowsでもタスクバーで右クリックしてメニューから「ウインドウを上下に並べて表示」また は「ウインドウを左右に並べて表示」を選べば現在開いているウインドウをタイル表示できますが、 その際にすべてのウインドウの位置とサイズが変更されてしまうので、必要に応じて各ウインド ウのサイズを変えたり、並べ直す必要があります。

あるいは、Altキー +Tabを押せばすべてのウインドウをタイル表示できるものの、サイズが小さく表示内容を見極めるのが困難です。

他にも、Windowsキー +Tabを押せばすべてのウインドウをスタック表示できますが、奥行き が付いた斜めに表示されるので、タイル表示ほど視認性がよくありません。その上、 Windowsキー +Tabを何度も押して目当てのウインドウを最全面に持ってくる必要があります。

Adobe製アプリのウインドウ構成が簡潔

InDesignの配置画像をIllustratorで加工してInDesignに戻ることは多々あります。

macOSの場合、Illustratorで画像ファイルを閉じれば元のInDesignのウインドウが見えるので クリックして直感的に復帰できます(「ウインドウメニュー」内の「アプリケーションフレーム」を消した場合)。

Windows版の場合、Illustratorで画像ファイルを閉じてもIllustratorのアプリウインドウ(アプリケーションフレーム)がある ため元のInDesignのウインドウは見えず、Illustratorを最小化するなどの操作が必要になります。

アプリを素早く起動を起動できる

macOSの場合、よく使うアプリを画面下のDockに登録できます。登録の個数制限はなく、普段 はアイコンを表示を小さくしておきマウスオーバー時だけ拡大表示させることもできます。

Windowsのタスクバーは狭く、アイコンのサイズも一定なので、「小さなアイコンを使う」に設 定しても僅かなアプリしか表示できません。そのためタスクバーに表示されていないアプリを起動するには別途操作が必要になります。

Mac vs. Widnows(3):テンキー入力

スマホ全盛の昨今、今さら感があるけどMacとWindows、どっちが優れているかのお話。事務処理はともかくクリエイティブワークではMacの方が断然有利です。

※ Mac = パソコンの名称、macOS = OSです。PCとWindowsと同じですね。

03. テンキー入力が常に半角数字で確定する

macOSではテンキー入力が常に半角数字として確定入力されるので、Illustratorでのオブジェク ト移動量の入力値として有効です。

Illustratorの移動ダイアログ
テンキーの数字入力で確実に数値を指定できます

Windowの場合、日本語入力モードではテンキー入力の数字が変換候補になるため、その都度確定させる必要があり、うっかりスペースバーを押せば「1」が「一」や「①」などに変換されてしまいます。

Mac vs. Widnows(2):プレビュー表示

スマホ全盛の昨今、今さら感があるけどMacとWindows、どっちが優れているかのお話。事務処理はともかくクリエイティブワークではMacの方が断然有利です。

※ Mac = パソコンの名称、macOS = OSです。PCとWindowsと同じですね。

02. プレビュー表示機能が雲泥の差

ドキュメント制作では目当ての画像ファイルを素早く見つけたいことが多々あります。

macOSでは、デスクトップやファインダ(Windowsのエクスプローラに相当)でファイルのア イコンを選択してスペースキーを押せば、ほぼすべての画像ファイルをアプリを起動することなく瞬時にプレビュー表示できます。

macOSのプレビュー機能
プレビューの表示例。アイコンを選択してスペースバーを押すだけでIllustratorだろうがPhotoshopだろうがネイティファイルがプレビュー表示されます

WindowsのエクスプローラでもPDFやPNGならプレビュー表示できるものの、.aiや.psdはでき ないので内容確認のためにいちいちアプリで開かなければなりません。