私がBAYSIDE English Cebu RPCに2ヶ月間留学したときのカリキュラムは、マンツーマンレッスンが5時間、グループレッスンが1時間という組み合わせでした。グループレッスンはPronunciation(発音)です。
マンツーマンレッスンはさすがに有意義でした。フィリピン留学の醍醐味だし。どのクラスも基本的には教科書をベースに進めるものの、その時々の講師と自分どちらかの意向で雑談に終始することも多々。でも、それもまた英語の勉強には良かろうと。観光ガイドなどを教科書代わりに使うのも面白いものです。
他方、問題だと思ったのがグループレッスンのPronunciationクラス。いくつかの意味で2ヶ月間まったく安定しなかったので。
まず、講師が次々と変わりました。最初は若いフィリピーナだったけど、途中からはネイティブスピーカーの黒人男性に交代。でもその人も短期間で辞めたので、その後はまたフィリピン人講師数名の掛け持ちに。
どうやらBAYSIDE English Cebuではネイティブスピーカーの確保に力を入れているようでした。確かにアメリカ英語風の発音を身に付けられれば心強いことでしょう。でも留学生の大多数はそれ以前のレベルなのですよね。きれいな発音の前に、何とか伝わるようになることが先決って感じで。もちろんビギナー相手の教え方が上手なネイティブスピーカーが見つかれば理想的ですが。
それと、グループレッスンは留学生の入れ替わりが激しいので、多くの人は教科書の最初からは習えません。というより、そもそも教科書のページ順には進行されていませんでした。しかも講師が交代すると内容が重複することも多々。よって何度も習う発音がある一方で一度も習わない発音なんかも出てきます。
私としては最初に発音記号が何種類あり、それぞれどのように発音するかといった全体的な話から始まり、重要度や使用頻度の順に一つずつ解説や例示、訓練をして欲しかったのだけど、どうにも要領を得ない授業が繰り返されました。まあ私が編入されたのが「INTERMEDIATE」のクラスだったからかもしれないけど。基礎は身に付けているはずと見なされたとか。実際はそうではなかったのだけど…。
それに時にはThe BeatlesのLet it beの合唱なんて授業もあったなぁ。あれはあれで面白かったし、英語の勉強の題材としてはいいのだろうけど、Pronunciationというクラスとして考えると、どうにも一貫性や連続性が乏しいような。