お安いフロートアーム

マリンダイビングフェア2015のFisheyeブースでフロートアームの新製品が展示されていました。

XBフロートアーム
XBフロートアーム

以前から同様のフロートアームがNauticamから発売されていたけど高価だったのですよね。浮力約685g(陸上重量275g)の製品が¥14,400もしてたので。他にINONの製品もあるけど浮力は不十分だし。

新製品は最大浮力(930g/陸上重量205g)の『XBフロートアーム930G』が6,500円。浮力が3割増しで、より軽く半値以下になりました。

比較してみます。

浮力 重量 長さ 直径 価格
▽ XBフロートアーム
XBフロートアーム930G 約930g 205g 210mm 98mm ¥6,500
XBフロートアーム660G 約660g 154g 170mm 98mm ¥5,500
XBフロートアーム400G 約400g 135g 280mm 55mm ¥5,500
XBフロートアーム250G 約250g 118g 280mm 45mm ¥4,500
▽ Nauticam製品
カーボンフロートアーム200mm685 約685g 275g 200mm 90mm ¥14,400
カーボンフロートアーム150mm400 約400g  225g 150mm 90mm ¥10,800
カーボンフロートアーム300mm460 約460g  260g 300mm 60mm ¥13,800
カーボンフロートアーム250mm350 約350g 230g 250mm 60mm ¥12,000
カーボンフロートアーム200mm235 約235g  200g 200mm 60mm ¥9,800
▽ INON製品
メガフロートアームMボディ 650g 295g 224mm 97mm ¥6,800
メガフロートアームSボディ 390g 219g 174mm 97mm ¥6,000
フロートアームMLボディ 210g 235g 284mm 52mm ¥6,500
フロートアームMボディ 135g 181g 224mm 52mm ¥6,500
フロートアームSボディ 75g 142g 174mm 52mm ¥5,500

また、フロートアームの他にもフロートチューブなる製品も登場しました。上の写真の中央、2個重なっているのがそうです。輪っか状になっていて既存のアームに被せるようして使います。製品には両端を止めるゴムのストッパーが付属します。

これで微妙な浮力の付加が可能になりますね。近年、水中撮影の課題の一つが浮力。特にNauticamのアルミ削り出しハウジングは重たいのですよね。私のカメラセット(下写真)も陸上重量が8kgあまり。

私のNikon D7000水中カメラセット
私のNikon D7000水中カメラセット

コンデジ時代から使っているフロートアームMボディ2本では不十分。よってオレンジ色のブイ2個でほぼ中性浮力を確保したものの、その後にNA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1(陸上重量463g)を追加したことで、また重くなってしまいました。そろそろ再検討の必要性を感じていたのですよね。差し当たり私のカメラセットは1,600g以上の浮力が必要なので、XBフロートアーム930Gを2本買うのがよさそう。

浮力 重量 長さ 直径 価格
▽ XBフロートチューブ
XBフロートチューブ500G 約500g 68g 70mm 98mm ¥3,600
XBフロートチューブ340G 約340g 50g 50mm 98mm ¥3,000
XBフロートチューブ125G 約125g 17g 70mm 55mm ¥2,800
XBフロートチューブ90G 約90g 12g 50mm 55mm ¥2,400

FIX NEO Mini 1000

マリンダイビングフェア2015のFisheyeブースで見かけた新製品がこちら。『FIX NEO Mini 1000WR FS(¥32,800)/1000WR(¥29,800)』です。従来品の『FIX NEO Mini 500 FS』の後継機になります。

FIX NEO Mini 1000WR FS/1000WR
FIX NEO Mini 1000WR FS/1000WR

最大光量は1,000ルーメンのワイド光。姉妹製品の『FIX NEO Mini 1000SW FS(¥32,800)/1000SW(¥29,800)』との違いはスポット光の代わりに100ルーメンの赤色光を灯せること。甲殻類を撮ることが多い私にはありがたい機能です。

注意が必要なのは、FIX NEO Mini 1000WR FSとFIX NEO Mini 1000WRの違い。名前に「FS」が付いている方だけがストロボ光を検知して自動的に消灯する機能を持っています。この機能、従来機のNEO Mini 500 FSには標準搭載だったけど、NEO Mini 1000シリーズではオプションになりました。といってもハードウエアは同じで3,000円高いFSでは機能制限が外れているのだそうな。要するにFS機能が要らない人は少し安く買えるってことですね。

このライトに私が注目したのは、最近水中撮影のライティングに悩んでいて、フォーカスライトの置き換えが必須なため。現在使っているINON LE550-Wは発売開始から何年も経っていて力不足を感じるので。

その点、FIX NEO Mini 1000WR FSは4段階調整で最大1,000ルーメンの光量で陸上165g、水中60gと軽量で、ナノマクロ撮影には最適です。こんな感じに使うのがよさそう。

FIX NEO Miniライトを使ったライティング
FIX NEO Miniライトを使ったライティング

参考までに比較を。

最大光量 赤色光 自動消灯 連続点灯 陸上重量 水中重量
FIX NEO Mini 1000WR FS 1000 あり あり 100分 165g 60g
FIX NEO Mini 500 FS 600強 なし あり 130分 165g 60g
INON INON LE550-W 550 なし なし 70分 220g 132g
INON INON LE700-W 700 なし  なし 125分 217g 131g

こうしてみるとFIX NEO Mini 1000WR FSがもっとも魅力的かと。マイクロUSBケーブルで充電できる点も有利です。充電器を持ち運ぶ必要がないので。

なお、大型機の新製品『FIX NEO 3000 DX』『FIX NEO 1500 DX SWR』『FIX NEO 1000 DX SW』も発表されてたけど、こちらは今の私には冗長です。

FIX NEO 1000 DX SW
FIX NEO 1000 DX SW

川奈のダンゴウオ

先日撮ったダンゴウオの幼魚の写真をトリミングしてみました。撮影地は川奈です。

川奈のダンゴウオ(Lumpsucker)
川奈のダンゴウオ(Lumpsucker)

拡大すると口の形も確認できます。

この日一緒に潜ったT氏は背景青抜きの写真を撮っていました。

私は黒抜きしたかったけど難しいですね。川奈のダンゴウオは総じて低いところにいるので、なかなかあおって撮れません。

フィリピン生活の便利グッズ

近年、フィリピンへの英語留学が流行ってますよね。円安が進んで昔ほど格安感はないとも言うけど、それはどの外国に行っても同じだし、欧米への留学と比べれば依然として割安です。

ただし留学となるとホテルに泊まる4〜5日の観光旅行とは違って住環境への慣れが重要です。フィリピンは途上国なので快適に暮らすには工夫が必要になります。

フィリピンで生活する際に便利だと思うのがこちら。フィリピンのトイレ事情を知っていた私も先日の旅に持って行きました。

加圧式 シャワーウォッシュ F8240
加圧式 シャワーウォッシュ F8240

フィリピンではトイレットペーパーをトイレに流さず備え付けのゴミ箱に捨てるのが基本です。これは下水のインフラが脆弱でトイレットペーパーをトイレに流すと配管が詰まりやすくなるから。また現地で調達できるトイレットペーパーが水に溶けにくいという理由もあるようです。

さすがに主な留学生が日本人の語学学校ではこのルールは適用されていないようだけど、それでも配管が弱いのだからトイレットペーパーはあまり流さない方が無難でしょう。また、ホテルとは違って学生寮ではトイレットペーパーが切れても補充されないので、留学のように長く滞在するならあまり使わない方が得策です。

よってフィリピンでは上の写真のようなポータブルタイプのお尻洗浄器があると重宝します。

ちなみに私は安価かつ電池要らずで十分な水圧が得られるという理由でこの製品を選びました。

検索すると他にもさまざまな製品が出てきますね。