PowerShot G1 X Mark IIは究極の水中コンデジ

カメラ業界の国内最大のイベントCP+が今年もパシフィコ横浜で開催中です。私が行くとすれば土曜日ですが、あいにく雪かも。確か3年ぐらい前にもそんな日がありましたね。去年も行きそびれたけど、降り積もり具合によっては今年もパスかな。

さて、毎年各社がこのタイミングに合わせて新製品を投入してくるわけですが、CanonはCP+開催の直前の一昨日になってコンパクトデジカメの新製品を発表してきました。スマホに押されてコンデジ市場が縮小する中、今年は見送るのかと思ってたけど、まだその気があって一安心です。

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で、私の注目はPowerShot G1 X Mark II。1.5インチの大型センサーを搭載した同社コンデジ最上位機種の2代目ですね。

1.5インチというと、SONYのCybershot RX1(フルサイズセンサー搭載。売価20万円弱)には負けるものの、PanasonicやOlympusがミラーレスで採用しているものよりも大きなセンサーです。コンデジ特有の枕胴式レンズが多少足を引っ張るかもしれないけど、巨大センサーのポテンシャルの恩恵を受けて、それなりに高画質を得られるのではないかと期待します。

前モデルも同じサイズのセンサーを積んでいたけど最短撮影距離が20cmもあってマクロ撮影には向きませんでしたが、Mark IIでは5cmに短縮されました。これならマクロ撮影も十分にいけます。もちろんクローズアップレンズを付ければもっと寄れるでしょう。 ワイド端の画角も24mm〜(35mm判換算)とコンデジとしては広目です。

気になるのは水中ハウジング(ウォータープルーフケース)の有無ですが、ちゃんと純正品が用意されています。例によってレンズポートの先にネジ径が切られていない半端な仕様だけど、INONがこの製品用にもアタッチメントを発売してくれるものと期待します。

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また、Mark IIの特徴であるレンズ周りの2個のコントロールリングも水中ハウジング越しに操作できそうすね。このリングにマニュアルフォーカス機能を割り当てれば、カメラ任せではないフォーカス合わせができて作品作りの幅が広がります。

他にも特徴はあるのですが今回は割愛。スペックを見る限り、現時点で最高の水中撮影用コンパクトデジカメと言えそうです。まあ、カメラの重量や大きさと価格さえ気にならなければ。