SONY α7用の水中ハウジング

SONY α7 用の水中ハウジングが発売間近だそうな。Nauticam製です。

Nauticam_A7_3

α7はミラーレス機ながら3640万画素のフルサイズイメージセンサーを搭載するとう離れ業を成し遂げた機種ですね。

もっともSONYはコンデジのDSC-RX1でもフルサイズセンサーを載せていて、DSC-RX1の重量が約453g(本体のみ)、α7が407g。レンズ内蔵とはいえ、そもそもDSC-RX1がミラーレスカメラ並の筐体を持った機種だったわけです。まあ、そもそもミラーレスカメラがコンデジ並筐体のレンズ交換式カメラなわけですが。

スペック的には素晴らしいα7ですが、水中撮影用としては微妙です。目ぼしいレンズが揃わないので。

水中撮影向きのレンズは以下の通り。

・画角20mm未満(35mm判換算)のワイドレンズまたはフィッシュアイレンズ ・マクロレンズ ・レンズの仕様はインナーフォーカスタイプ

他のNEXが搭載しているAPS-C用のワイドレンズはぼちぼち増えてきたけど、このカメラでそれらを使うと口径が小さいためケラレが出るはず。つまりはマウントアダプタを咬ませて一眼レフ用のAマウントレンズを使えということなのでしょう。

だったら最初からAマウントのミラーレスにすれば良かったのに…。

 ならばAマウントのレンズを使えば万事解決かといえばそうでもありません。確かにミノルタ時代から続くαシリーズには歴史があり、ラインナップも揃っているけど、フォーカス時にレンズが伸びるのですよね。 よってNauticamのシステムチャートにもαレンズの構成は載っていません。

代わりにニコノスレンズが使えるようですが、もはや中古でも購入は難しいのではないかと。

というわけで、もしα7というカメラに魅かれても、水中でも使いたいならよくよく考えた方がいいですね。今のところそのポテンシャルを活かせる状況にはないんじゃないでしょうかね。

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