救世主

慶良間でのダイビング初日、一本目のアリガーケーブルは台風の後だったからか、とにかく見どころ無し。しかたなく深場でレギュラーのチンアナゴへの接近を試みるも、ここの連中は警戒心も強く、あまり近寄らせてくれませんね。

ガーデンイール
正面顔を狙ったけど、これが限界でした。僅かにフラッシュ光がとどく距離だから1m弱かな

で、エントリから40分が過ぎ。そろそろ終わりも近いかというタイミングに、ダイビングボートの下でジャノメナマコを発見。もちろんひっくり返してみたところ、いました。ウミウシカクレエビが。もう、このダイブの救世主です。

でも、ジャノメナマコが少々奥まっているところにいたので指示棒を駆使して引っ張り出したら、こうなっちゃいました。

ウミウシカクレエビ
右の白い触手は肛門から吐き出されたキュビエ器官。触るとベタベタして始末に悪いやつですね

キュビエ器官は指示棒で巻き取り、岩の角に引っかければすっきり取れます。これで準備が完了。そうしてこちらの写真を撮りました。

ウミウシカクレエビ

ヤシャハゼ

慶良間のヤシャハゼ。

ヤシャハゼ
ペア

いやぁ、ハゼ撮りって楽しいですよね。砂地に伏せたらカメラを構えてほふく前進。じりじり近寄っては撮り、近寄っては撮りの繰り返し。最終的にはピントが合わない距離まで迫ってしまうこともしばしば。レンズ前15cm以内とかですね。今回はそこまでは寄らせてくれなかったけど。

ヤシャハゼ
共生エビとのコンビ

今回、一番良く撮れたのはこちら。

ヤシャハゼ

あ〜

台風ラッシュですね。22号は今日関東をかすめて行くけど、今週末には23号が猛烈な勢力を得て沖縄本島を直撃しそうな気配です。先週行っといた良かった。 ちなみにグアム沖には24号の卵かもしれない低気圧も控えています。


慶良間のヒトスジギンポ。

ヒトスジギンポ
「あ〜」って言っているみたい
ヒトスジギンポ
こちらも口が空いています

いつも岩の上にちょこんと乗っていて、そこそこ近づけるので、久々の水中撮影の際には肩慣らしにちょうどいい被写体です。

アカネダルマハゼ

先週末、慶良間で潜ってきました。あいにく天気は「晴れのち曇りのち雨のち曇り」みたいな感じ。周辺に低気圧が点在していたし、途中の海も荒れてて何人も船酔いでダウンしてたなぁ。

まあ、知人に会う旅でもあったから贅沢は言いません。今週末だって沖縄は強烈な台風23号が襲う可能性もあるし。

で、アカネダルマハゼ。わざわざ慶良間まで出向いても私はこんなのを撮っています。

アカネダルマハゼ

アカネダルマハゼ

トゲサンゴの奥にいて近寄れなかったし、ふわっとした印象になってしまったけど、まあそれもいいかな。