動画はマニュアルには向かん

いよいよ明日の未明には新しいiPhoneが発表されているはず。私は買い替えタイミングではないので、目新しいギミック(NFCなど、生活を変えてくれそうな)が付いていれば買うおうかな。まあ望み薄ですが。

AdSecse
Google AdSenseの広告もいち早くフラットデザインに。 でも多用すれば、説明的でつまらない印象を与えがちです

docomoからも発売されるかなんてことにも興味なし。


最近、お仕事でとあるハードウェア機器メーカーと取引しています。評価用に受け取った機器のマニュアルはいかにも技術者が書いた仕様書風のPDFとYoutubeの動画。

で、この動画ってのが曲者。確かに全体の雰囲気を知るのには便利ですが、音楽と同じで時間経過で流れ去っていくものなので、要所を確認するには一時停止と再生位置のバックを繰り返すことになります。この作業ってペーパーの資料を読むよりも労力を使うのですよね。PDFのように検索もできないし。

iPhoneやiPadには取扱説明書が付属しておらず、簡素な紙っぺらが付いている以外は、オンラインで公開されているPDFや動画を参照することになります。よって、この流儀に倣いたい気は解らなくもないのですが、それが成立するのはiPhone・iPadの洗練さがあってのこと。動画で見た後、手順を詳しく覚えていなくても何となく使えてしまうぐらいでないと。

ついつい「動画で実演してみれば一発で伝わる」と思いがちですが、およそ相手方には馴染みのない手順を一個一個なぞらせるようにレクチャーするには、ペーパーの方がよほど適してます。

まあ、ペーパーの取扱説明書を的確かつ読みやすい体裁で書くには、これまた相当なスキルも必要になってくるのですが。

折衷案としては、HTMLでテキストと動画を適切な順番に置き、例えば前提の説明分→動画→補足分(動画で説明していることのおさらい文&補足事項)を1セットとする感じでしょうか。