ダイビングとお金にまつわるぶっちゃけ話

ocean αのロゴocean+αに『ダイビングとお金にまつわるぶっちゃけ話』という記事が載っています。

冒頭はアンケートの結果。

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なるほど私も29%に入ります。一眼レフの水中カメラセットを買った一昨年だけは100をかなり超えたけど、だいたいは50万円〜ってところです。

結局、行き先はフィリピンが多くなります。より近い沖縄、サイパン、グアム、パラオなどでは満足できないけど、直行便では行かれないマブールやレンベだと時間とお金が余計にかかるので。

このblogを訪れた皆さんが、ついでに広告をクリックして見まくってくれたら、私も「150万円以下」にランクアップして、もっとたくさん新作写真を紹介できるかも知れません。

それにしても結構な出費です。これを10年も積み立てればざっとン百万の貯金ってことにもなります。まあ、それが趣味、道楽というものですが。本来、お金は自身や家族の人生を豊かにするために使うべきものだろうし。

さて、私には20年来のダイビング仲間が一人いて、彼の鉄板トークネタがこれ。

昔、ダイビングの旅先で、仕事を引退して悠々自適のリッチなシニアダイバーに会った際、「いいご身分ですね。羨ましい」と言ったら、「馬鹿なことを言うな。こんなに素晴らしい世界を若いうちから楽しんでいる君らの方がよほど羨ましい」と怒られた。

なるほど。年を重ねると体力も衰え、持病を抱える可能性も上がります。老眼が進めば小さなものは見えづらいでしょう。スキューバダイビングには競争要素もなく老若男女が楽しめるレジャーですが、若い内の方が体力的に自由が利くのは間違いありません。でも、若いときはお金がなく、歳を取ると体力がなくなるわけです。

いや、今の現役世代以下は残念ながら歳を重ねても財力がつくことはなさそう。優秀で職業にも恵まれた一握りの人たちはともかく大多数はそうです。

悲しいことに資産家や高所得ではない多くの人にとっては「安寧な老後のために楽しみも我慢して貯める」と「厳しい老後は覚悟の上で楽しめる内に楽しむ」のどちらか、もしくはその中間でバランスを取るしかないのですよね。

「60、70まで生きたらポックリ逝く」などとうそぶいてみたところで、人ってそうそう簡単に死ねたりはしないわけだから。家族もあるならなおさら選択肢は狭まります。

ま、何かを得るためには何かしらを諦めなくてはならないってのが大方の人の人生なのでしょう。

それに、仮に高所得者になれたとしても、まともに休みが取れない献身的なハードワークの結果なら、やっぱりダイビングなんかに多くの時間を割けないわけだし。