成田→那覇が2,980円

今夜00:00からAirAsiaの成田→那覇間2,980円〜の航空券が発売されます。

ビッグセールのバナー

例によって最低価格は水曜日出発便とかだと思いますが安いのは確か。

この手のキャンペーンが今後もちょいちょい行われるなら、馴染みのダイビングショップに機材を預けっぱなしにしといて、折りを見て飛ぶってのもありな気がしています。

ああ、福岡便が2千円なら私は帰省もしやすくなるな。

Nikon 1という選択

Nikon 1というミラーレスカメラが密かな人気です。なぜこの機種がそんなに売れているのか私には解らないのですが。さほどコンパクトではないのに、イメージセンサーは他のミラーレスカメラよりも小さいし。これを買う人の動機はきっと画質優先ではないのでしょうね。

さて、そんなNikon 1シリーズにも水中ハウジングがあります。一つは上位機種Nikon 1 V1向けのNauticam V1 for Nikon V1。香港のNauticam製の全部入りの堅牢な製品ですね。高価な値段に見合うだけの作りをしています。

もう一つは東京の杉並に居を構えるZillionのNikon1J1専用水中ハウジング。下位機種のNikon 1 J1向けですね。今回はこちらに着目しましょう。なぜかというと、AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8D対応のレンズポートが用意されているから。

Nikon1J1用水中ハウジング

今まで私がNikon 1に注目していなかったのはイメージセンサーの小ささに加えて、対応レンズのラインナップが乏しかったため。現時点では以下の4本です。

レンズ 焦点距離 (35mm判換算) 最短撮影距離 撮影倍率
1 NIKKOR 10mm f/2.8 27mm 0.2m 0.16倍
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 27-81mm 0.2m
0.21倍
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM 27-270mm 0.3-0.85m
0.34倍
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6 81-297mm 1.0m 0.28倍

この内、水中でまともに使えそうなのは上の二本だけ。三番目の10-100mmを広角側だけ使うのではメリットと必然性が乏しいし、四番目の30-110mmはよほど透明度が良くなければまったく使い物にならないので。

残りの10mmと10-30mmにしても、言ってしまえば「コンデジの上位機種並」です。なにしろ今年に入ってミラーレスとコンデジのスペック的な境界は曖昧になったので。

でも、一眼レフ(Nikon Fマウント)用のAF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8Dが使えるとなると話は違ってきます。別途マウントアダプター FT1が必要になるものの、そこは目をつぶりましょう。なにしろ待望かつ唯一のマクロレンズなので。

ただし、60mmを35mm判で換算すると162mm相当。スイカに例えるなら中心の甘いところしか食べないような贅沢な使い方になります。周りの控えめな甘さの部分は捨ててしまうので、いかにも一眼風のボケ味には期待できないかも。あるいはぼかすには撮り方に工夫がいるとか。

逆に言うと、小さな被写体をどアップでぼかさずくっきり撮りたい用途には向いてそうです。

以下はのイメージセンサーのサイズ別(レンズが同じ絵を捉えたと仮定した場合)の撮影イメージ。このようにセンサーが小さくなるほど使う部分が狭まり、捨てる部分が増えます。

画角(フルサイズ)
↑フルサイズ(Nikon D800など)の画角(1.0倍)
APS-Cの画角
↑APS-C(Nikon D7000など)の画角(1.5倍)
1inchの画角
↑APS-C(Nikon 1 V1/J1)の画角(2.7倍)

ま、被写体への距離を調整すればもちろん広く写すことは可能です。

それにNikon1J1は同社製の一眼レフカメラよりは小振りだし、Zillion製の水中ハウジングは樹脂製なのでNauticam製のものよりも軽量で取り回しも楽だったりします。

一眼風のマクロ撮影を最小サイズのカメラセットで楽しみたい人にとってはこのセットは良い選択かもしれません。