いよいよ来週はWWDC。現地時間の11日(月)の午前中には基調講演が行われます。
折しもiPhoneやMacのモデルチェンジが噂されていますが、それらはどうでしょうね。WWDCは開発者の祭典でありお勉強会ウィーク。順当に考えれば焦点を当てるのはソフトウエアだろうと。
よって発表がありそうなのは以下の二つ。
- OS X 10.8 Mountain Lionの主要機能と発売日
- iOS 6の搭載予定機能
前者は確実でしょう。後者は微妙ですが、ヒント、伏線もあります。先月下旬にAppleはiBooksでのEPUB3対応を表明しましたので。
EPUB3はルビや圏点など、主に日本語の表現力向上を目指したEPUBの次規格。よってメリットが少ない欧米勢はスルーするのでは?という見方もあったものの、それに対応するとのこと。
そしてEPUB3のもう一つの特徴はDAISYとの統合。つまりDAISYの特徴だったテキスト読み上げがEPUBで実現するわけです。Appleとしてはこちらの特性を重視しているのではないかと。
今でもiOSにはSiliSiriが搭載されています。Appleが音声UIに大きな関心を持っているのは間違いありません。音声によるコントロールに加えて音声によるフィードバックですね。
といこうことで、私の予想は「主要各国語向けのTTS(Text To Speach)音声合成エンジンを搭載したiOS 6が発表される」です。そのためのAPIが提供されると。ほんでもって今は訊ねたときに応える程度ですが、望めばiPhoneやiPadがアプリと強調してあれこれベラベラしゃべるようになるという…。