機内預け手荷物23kgルールの謎

昨年11月、フィリピン航空の機内預け手荷物の重量制限が23Kg × 2個に変更されました。それまでは20kg、有償(年々値上がりしていて今や年会費12,500円)のスポーツプラス会員になっていれば+20Kgの計40kgまでだったのですが、もはやスポーツプラスは要らない気がします。成田および名古屋発着便に限っての話ですけど。

でも総重量は緩和されたものの荷物一個当たり23Kg以内というルールは厳格に適用されています。超過料金は一万円です。合計46kgまでOKなら30Kgのプロテックスぐらい許されて良さそうなものですが、そうではないそうな。

でも理由を聞くと納得。一個あたりの重量が重いとバックヤードでコンテナに積む係の人が腰を痛めやすくなるとのこと。23Kgは「まあまあ無難な重さの上限」ということらしいです。なるほどね。

ってことは成田と名古屋には大型の飛行機が就航していて、積載するコンテナの背も高いのかな。荷物を高く積む機会が多いと。正確なところは解りませんが。

まあそういうことなので、ダイビング機材一式を持ってフィリピンに出向くときは預け荷物は二つに別けられるようにして行きましょう。ホテルの敷地内にあるようなダイビングサービスを利用するときはメッシュバッグは要らなかったりしますが、持って行くと最後の最後に役に立ってくれます。

流氷ダイビング?

友人が知床の流氷ダイビングツアーから生還しました。この週末は例外的に暖かかったそうで意外にもノーダメージ。無類の寒がりな人なので、てっきり風邪ぐらい引いて帰ってくると思っていたのですが。運良く無風だったため海辺では伊豆の方がよほど寒く感じるぐらいだったとのこと。

で、「海の中では何が見られた?」と訊いたら、こんな感じの答え。

  • クリオネ
  • クラゲ
  • ウミウシ
  • バフンウニ

氷の下の風景を楽しむ、ある種の地形派向けダイブかな。私にはまったく楽しめなさそうな世界です。1本の潜水時間も15〜20分。まあそうですよね。それ用の装備とはいっても水温は氷点下なんだし。

いや、冷たい海にもマクロ向きな生き物はいるわけで、それこそクリオネなんぞは下から煽りながら流氷をバックに大写しに撮ってみい気がしなくもないですが、話を聞いたら分厚く腫れぼったいグローブ越しだとカメラはろくに操作できないそうな。シャッターボタン以外も押したければ右手だけ薄手のグローブで行く覚悟が必要ですね。コンデジではなく一眼のハウジングなら何とか操作できるかな。でもアイスダイブ用の重装備なので、満足に撮影体制を取れなさそう。

うん、やっぱ機会があっても私なら丁重にお断りすると思います。ぜひとも行ってみたい南国の海もたくさんあることだし。

そうそう、クリオネはたくさんいたそうな。ちっぽけに写ったクリオネ写真を何枚か見せてもらいました。操作部の小さなコンデジで頑張って撮ったようです。

クリオネを何となく希少な生き物っぽく思っている人もいるようですが、現地ではバケツでかんたんに捕獲できると聞いたことがあります。怪しい業者の通販でもこんな値段だし。冷蔵庫で飼うからって、これ台所用品か?