機材軽量化計画(2)

機材軽量化計画の第二段。フィン編です。

フィリピン航空、全線で機材の重量制限は20kgだと思いきや、マニラ←→タクロバン間の国内線は15kgなのだそうで。もっとも近距離なので5kg程度の重量オーバーなら超過料金は1,200円~2,000円のようですけど。

私はスポーツプラスに入っているので預ける荷物は+20kgが許容されますが、フィリピンにしか行かないわけではないので機材は軽くするに越したたことはありません。ちなみにマレーシア航空は30kg、コンチネンタル航空は23kg、デルタ航空は20kgx2だったかと。微妙なのはパラオから帰るときのコンチですね。

そこで前回のゲージに続き目をつけたのはフィン。現在はJetFin Revo、これはこれで気に入っているものの重さが両足で約2.7kg。これにブーツを足すと約3.3kg。

そして私の行動範囲では、たまに行くサイパン以外、ビーチダイブの機会はないので、フルフットタイプに替えても問題なかろうと。

ならば候補は以下の通り。

  • GULL ミュー
  • GULL スーパーミュー
  • GULL ワープ

本当はフルフットタイプのJetFinがあるといいと思うのですが、無理があるのでしょうね。

で、今回は軽さ優先でミューかな。安めだし。

私の足だとMSかMサイズなので両足で1.5kg。JetFin Revo比で2kg弱の軽量化が実現します。良さそうです。

パワーは落ちるにしても、すぐに慣れるでしょう。 かつて頑ななJetFin信者だったイントラ連中が、加齢もあって次々にフルフットに転んでるという話も聞きますし。

Nikon D7000カメラセットの使用リポート

サウスレイテの旅にはNikon D7000とNauticam(ノーティカム)のハウジングを持参しました。

Nauticam D7000ハウジング

ただし、ハウジングの入手は出発直前の日曜日だったため事前に海はもちろんプールでも試すこともできず、現地でのぶっつけ本番。しかも私にとって初めてのデジイチ。案の定、最初から上手くはいかないものですね。

レンズは105mmマイクロ。レンズポート端からのワーキングディスタンスが約18cm必用なのですが、ついついコンデジ&マクロレンズのときの癖で、カエルアンコウやウミウシなどには数センチまで寄りたくなってしまいます。でもそれをやっちゃうと当然写真はピンボケ…(一応シャッターは切れますが)。

蛍光色なウミウシのピンボケ写真

次に、解ってはいたものの105mmマイクロレンズは視界が狭いのなんの。ピグミーシーホースのように数mmの被写体を狙おうとするとファインダー越しではなかなか探せなかったりします。まあ、この点には次第に慣れてきましたが。

そして一番困ったのはストロボが思うように発光しなかったこと。光ケーブルで繋いだのS-2000が反応するときもあれば、しないときも。これには参りました。度々ストロボの上げ下げを調整してみるのですが状態変わらず。結果、マクロでありながら単色調の寂しい写真が何枚も残ることに。

で、その原因はおそらく撮影モードを「オート」にしていたから。ストロボを上げてさえ入れば常時発光するのかと思いきや、フォーカス先が明るければカメラが気を利かせて光らないようなのです。なるほど、それが「オート」の仕様ですか(※追記)。確かに理屈は通っていますが気付きませんでした。慣れるまで手始めにとオートにセットし、かつターゲットライトとしてLED-250を使っていたのが裏目に出た形です。

結局、その後はマニュアルモード、シャッタースピード1/125秒にセットして撮ることにしました。そうすると毎回フラッシュが焚かれますね。

そうして撮ったのがこの写真。10mm未満の被写体お大写しにできたのは良いのですが、よく見ると顔の後ろあたりにピントが合っていて肝心の顔はボケてしまってます(そもそもそっぽ向いちゃっているという のは別として…)。

ピグミーシーホース1

さらに、こっちは少し引いて同じ個体を撮ったのですが、やっぱり胴体にピントが合っちゃってます。

ピグミーシーホース2

ほんの1mmかそこらの違いでこうなるのはコンデジでは考えられなかったシビアな世界です。さすがにこのサイズだとファインダーで見極めきれないので、もうちょっと絞って撮らないといけないんでしょうね。いやぁ奥が深い。

まあでも思い切って高いカメラセットを買っちゃったわけで、10年は使い込むつもりで修業するしかないでしょう。バッテリにしてもコンデジでは考えられないほど長時間持つありがたいところもありますし。

次回の海は5月ごろを考えてるので、それまでに陸上でもあれこれ試すことにします。

リゾートホテル評(SOGOD BAY SCUBA RESORT編)

今回利用したダイビングショップは宿泊施設を持つSOGOD BAY SCUBA RESORT(ソゴッドベイ・スクーバリゾート)。ロゴマークがカエルアンコウの正面イラストとは何とも大胆な。私もときおりイラストを描くので大いにに刺激されました。

SOGOD BAY SCUBA RESORT LOGO

で、まずはダイビングサービスの評価から。今回ジンベエを二回(ジンベエスイムで1回、スクーバ中1回)、ピグミーシーホース(2色個体)も2箇所のポイントで見せてくれたので非常に満足です。ちなみに帰国日にタクロバン空港で会った関西からの団体さんは2月にオープンした別のショップを利用したもののジンベエもピグミーも見られなかったそうなので、老舗の力量を発揮してくれたと思います。SOGOD BAY SCUBA RESORT、ペドロ君を筆頭にスキルの高いガイド陣を擁するダイビングサービスでした。

そして合計5室しかないお部屋の方ですが、こちらは実にシンプル。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの客室内

冷蔵庫やテレビはないものの、エアコン・サーキュレータ・便座・お湯シャワーはあります。まあ、ダイバーにとっては十分でしょう。

ただ食事の方は日本人にとっては単調。朝食はこんな感じです。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの朝食

お昼のメニューもハンバーガーだったりファーストフード的なものが多かったような。さすがに夕食は日替わりのメニューが2種類から選べ、スープ&メインディッシュ&デザートが楽しめましたが。

なお、SOGOD BAY SCUBA RESORTには日本人スタッフはいませんし、サービス全般で日本語はまったく通じません。ゲストブックを見ると稀に日本語の記入を見かけますが、客の大半はいわゆる西洋系の方々のようです。

東京を捨てる日

震災による福島原発の事故は最悪の事態を免れそうな感じですが、電力不足は解消されません。夏には少々の計画停電では立ち行かないしょう。

それでも一般家庭なら停電には慣れていかれそうですが、企業は活動が制限されてしまいます。

てなわけで、動ける企業は今後続々と東京および関東圏を脱出していくでしょう。1~2年辛抱すれば回復するとう保証もない以上、社員とPC&スマートフォン、高速ネットワークがあれば業務が事足りて、必ずしも首都圏に最大拠点を構えている必要のない企業なら電力を365日24時間見込める地域に移るのは必然です。

そうして首都圏から人口が2割ぐらい東日本以外に分散、移転すれば電力もそこそこ行き渡りそうな気もします。近年「東京圏だけが繁栄して、地方は…」という印象もありましたので、人口分布が変わるのも長い目で見れば良いことなのかもしれません。

JTBの糞みたいな対応

3月17日の成田空港行きリムジンバスを予約していたものの震災の影響で運休になってしまいした。まあ、そこはしょうがないです。

でも運賃の払い戻し(カード引き落としの差し止め)手続きをしようとしたところ、これがまたどうにも要領を得ない感じで…。

今回、ローソンのLoppiで予約していたので予約チケットの裏を見ると、関連システムの主幹はJTBとありました。そこでJTBに電話したところ「チケットの現物を郵送してくれ」とのこと。何だよそれ。

今回は災害による運休。そしてクレジットカード払いならチケットの予約番号とカード情報だけで処理できてよさそうなものです。

これが自己都合のキャンセルならそれでも良いでしょう。また、チケットを現金で買っていた場合も何らかの手続きが発生するのは解ります。でも、運休が決まった時点でチケットは無効なわけで、「手間ひまと切手代を払って郵送してこなければ代金を受け取ったままにしてしまおう」的なずるさを感じてしまいます。

私の中のJTB不信、アンチJTB感情が芽生えてしまいました。