フィリピン航空だからしかたがないか

実は9月の連休にセブのマクタン島に潜りに行った際、ダイビングショップの干場にレギュレータを忘れてきてしまいました。気付いたのは帰国日の朝、スーツケースにパッケージングしている際に同室の連れに「それで20kgに収まるの?」と訊かれ、「いっつも収まんないからレギュを手荷物に入れとくんだよ」と答えたとき。

その日、電話して空港に届けてもらうにはもう時間がなかったものの、ずいぶん馴染みのショップなので、日本に送ってもらうなり次のゲストの帰国時に託してもらうなんてこともできたのですが、ちょうど2週間後にまた三連休があったので、じゃあもう一回行こうかと。セブ旅行は比較的安いですしね。おかげで先週の大瀬崎はレンタルレギュとレンタルBC(ショップにAir2対応の中圧ホースが置いてなかったので…)で潜る羽目に…。

というわけで今回はレギュレータ回収の旅。ただし3連休で、かつツアーの手配が2週間を切っていたので、第一希望だった10月8日(金)~11日(月)ではエアーが取れず、10月9日(土)~12日(火)の日程を余儀なくされました。この二つ、何が違うかというと飛行機の経路。土曜日と月曜日は成田←→セブ間の直行便がないためマニラ経由になってしまいます。

そして私見では、行きが直行便(成田14:30発)で帰りがマニラ経由(セブ11:35頃発の国内線)が理想です。どちらも早起きしなくてすみますので。逆に最悪なのは行きがマニラ経由(成田9:30発)で帰りが直行便(セブ8:15発)というパターン。どちらも朝5時前には起きなければならないので結構しんどかったりします。で、今回はその最悪の巡り合わせでした。

しかもそれらの時刻はすべて目安。ツアー案内には往路マニラ15:00発とあったところが実際には16:00に。もっともあの国で一時間の遅れなど可愛いものかもしれませんけど。でも、17時過ぎにはホテルへのチェックインを済ませ、ダイビングショップに顔を出す約束をしていたので、マニラ空港からメールを飛ばし(昼間はスタッフが海に出ているので)、遅れて着いたセブ空港からも電話を入れるなどの対処に迫られました。

詳しい人に訊くとマニラ空港経由の運行はけっこう怪しくて、ずいぶん出発を待たされるときもあるのだとか。そうして日本への帰国が深夜に及ぼうものならその日のうちには帰れません。そういや6月に行ったときも帰国日の空港へのバスの中でツアーガイドが「マニラ→成田は飛ぶけど関西への便はキャンセルになったので、関西方面の人はマニラで一泊してもらいます」と言っていました。

ま、フィリピンだから、それで納得するしかないか。

ちなみに今回の機内食はこれでした。

行きの機内食

帰りの機内食

上が行き。ライス&パン&茶そばと相変わらずの炭水化物攻め。帰りはパスタの代わりに菓子パンとマンゴー。そんなに不味くはないですけどね。

iPhoneの海外利用はおっかなくて

先のマクタン島での最終日の朝、現地を立つ前にお世話になったダイビングショップに連絡を入れる用事ができたのですが、どうにも躊躇してしまいました。料金がいくらかかるか解らないからです。電話でも良かったのですが、開店前の時間帯だったためメールにする必要がありました。

海外パケットし放題バナー私のケータイはiPhoneなので、もちろんフィリピンでも使えます。そして先頃始まったSoftbankの海外パケットし放題サービスを活用すれば一日あたり上限1,480円で収まることは知っていました。

ただし、旅先ではケータイ無し生活を送ろうと決めていたので提携の指定業者はうろ覚えでした。確かGlobe Telecomだったと思いましたが確信がありません。データローミングをオンにすれば調べることも出来ますが、その際に提携外の業者を介してしまうとかなりの通信量を請求されパケ死しかねません。iPhoneはインターネットに接続した途端、受信メールボックス内のすべてのe-mailを読みにいってしまいますので。どれくらいのメールを送受信すれば、どれほどの通信量がかかるのか皆目見当がつきませんし。

とは言え、要件を伝えないわけにもいかないので、iPhoneでメールを打ち終えてから覚悟を決めてデータローミングをONにして送信。そして返事を待つことなく、すぐさま通信を遮断。そのわずかな時間内にもかなりの数のメールを取得してしまっていました。

後日、My Softbankにアクセスし、おそるおそる9月分の明細を確認すると以下の記載が。

パラオ行きの新しい方法

この12日からデルタ航空が成田-パラオの直行便を定期運行するそうですね。8月には発表されていたらしいのですが、最近旅行会社のWebサイトを眺めていて遅ればせながら見つけました。

当面の運行予定は以下の通り。

  • DL607(月、水、金、日)成田15:50→パラオ21:10
  • DL608(月、火、木、土)パラオ04:05→成田09:15

これまでよりもパラオに行きやすくなりますね。私の場合、出発日の午後と帰国日の午前を調整すれば、休暇を1日節約することも可能です。欲を言うと、羽田から夜中の1時過ぎに出発して朝方に到着するようなスケジュールに進化してくれると、もっとあり難いのですが。

まあ、これまで成田からパラオに行くとなると、JALが飛ぶときに日程を合わせるか、もしくはコンチネンタル航空でグアム経由、もしくはグアム・ヤップ経由で行く必要がありました(他にも仁川経由なんて裏技もあったりしますが、不便も多いのでここでは選択肢に入れていません)。

しかもチャーターのJAL便はどうしても6日間コースになってしまいますが、定期運行のデルタ便だと7日以上の設定も可能。帰国便が夜半発となるパラオの旅では基本的に3日間が潜れない日になるので、この自由度はありがたいところです。

デルタ航空にはあまり良い印象はないのですが、これで一転して好きになってしまうかも知れません。ちょうどどこかの航空会社提携のクレジットカードを1枚持ちたいと思っていたのですが、私が最もよく使うフィリピン航空にはその手段がないので、この際パラオに焦点を当ててデルタ系のカードにするのも良いように思えてきました。

マクタンの海 Sep ’10

9/24、25は両日とも晴れ。しかもこの通りのべた凪。まるで空と海が溶け合っているような幻想的な風景…。

べた凪の海

水中は少々流れと濁りが入っていましたが、結局6ダイブ中4ダイブまでが60min超というのんびりコースで水中を堪能しました。

で、写真はというと残念ながら今回は特に目ぼしい成果は無し。というか反省点が多々。例えばこのカエルアンコウのアップ。

カエルアンコウのアップ

カメラの液晶モニタを見て撮る分には上手くいっていたのですが、後刻iPadで見てみるとクローズアップレンズによる遠近感がもろに出てしまっています。両目が微妙にボケていて鼻先(?)にピントが合ってしまっています。さすがに大画面はシビアですね。この場合、単純に顔の真ん中を撮るのではなく、左目にピントを合わせたままカメラをこの通りの画角に移動させてシャッターを切るべきでした。

それから私が苦手としているツバメガイの仲間。

ツバメガイ

精いっぱい頑張ってもこの程度。白い砂地に黒い個体の撮り方を私はまだマスターできていません。チームで潜っていると一箇所に長居できず、あれこれ試せないため、陸上でシミュレーションしておくべきですね。

さらに難しいのがオランウータンクラブ。かなり頻繁に見ているのですが、私はまだ満足がいく写真を一枚も撮ったことがありません。どうにもボケた写真か、色が飛んだ写真ばかり。まだまだ修業が足りないと実感した次第です。

オランウータンクラブ

フィリピン航空機のUSB端子は使えるのか?

フィリピン航空の大型機には、エコノミークラスでもタッチパネル式の液晶モニタが装備されていて、映画や音楽、ゲームなどを楽しめます。

シートの液晶モニタ

なお、液晶パネルの左下、リモコンの左隣にはUSB端子がついていて、これが使えるものか以前から気になっていたので、今回はiPhone用のUSBケーブルを鞄から出しておきました。

で、おもむろにiPhoneと接続。おう、ちゃんと充電できますね。と言うか、このUSB端子は他の使い道もないはずなので、そもそも携帯デバイスの充電用ということなのでしょうかね。

ちなみにUSB端子の傍らにはLAN端子もあるのですが、パソコンは持参していなかったので、こちらは試しませんでした。もっとも機内(それもエコノミークラスの全席)からネットが通じるなんてことも考えにくい話です。

それと下の写真は液晶モニタに映るフライトマップのワンシーン。日本の南方はフィリピン海なのだそうです。確かに地質学的にはフィリピン海プレートと言われていますが…。ま、いいけど。

フライトマップ